湘南発、六畳一間の自転車生活

自転車とともにある小さな日常

回復ランのつもりのはずが。。。

2006年05月29日 | 自転車生活
朝起きても疲労はほとんど抜けていなかった。なので午前中はジロをフォローしながらずっと部屋でぐったりと休んでいた。ただだからと言って1日こんな感じで過ごすわけにはいかないぞと思い、お昼少し前にトマトソースのパスタをつくって食べた。それでようやく元気が少し戻ってきた。そうなればあとはもう一押しである。「疲れているときに軽い負荷で走ると回復が早まるらしいじゃん」といったように走る方向に自分を仕向けて、12時50分くらいに部屋を出た。

向かおうとしたのは三浦半島。けれども海岸線で信号待ちをしているときに気がかわる。三浦半島って何だかんだ言ってもアップダウンが多くてきついんだよな。それに今日は天気があまり良くないからシーサイド・ランには向かないんじゃないかなどと考えてしまった。で結局、

方面に向かってしまった。いったい、何やってんだか。まぁヤビツだってゆっくり走ればそんなにきつくないだろうし、それでも上りの練習にはなるだろうからまぁいいか。。。

2003年のツールを観て、元サイクリストから現役サイクリストへの復活を目指しはじめた頃から僕はヤビツ峠に通いだしたのだけれども、しばらくのあいだはずっと江ノ島~ヤビツ峠タイムトライアルという感じで走ってばかりいた。でも今年になってから「このままではヤビツ峠が嫌いになってしまいそうだ」そればかりかひいては「自転車に乗ることさえも嫌いになってしまいそうだ」と感じて、名古木までは少しペースを落として余裕をもって走るようにしている。おかげで名古木までの平均時速はかなり落ちた。今日はアベレージで25kmを切った。でもきっとこれで良いのだろう。僕はどちらかと言うと平地よりも上りで速くなりたいし、実際峠のほうが好きなのだから(それに今日は回復ランなのだし)。


金目川沿いで国道から離れてトイレタイム。で、今日はそのまま少しこの道を走ってみる。


すると(一瞬だけれども)こんな感じの良い風景があらわれた。すぐ右は道幅の狭い国道なんだけどね。

さて回復ランとは言え、レーサーで名古木までやって来たのだからやはりタイムは計ってみよう。こういう体調のときのタイムにも興味があるし、先日の自分にとってのベストタイムがどのような意味合いを持ったものなのかも正直知りたい。自分的には“たまたま”としか思えないので。

前回同様になるべく気持ちを落ち着けて走ることを心掛ける。けれども今回は前回より体に負荷がかかっている気がする。足も前回に比べて重い気がするし、おまけにしょっぱなから息を切らせながら走っているときのような鈍いお腹の痛みがある。でもあまり余計なことは考えないように上り続ける。とにかく気持ちを落ち着けて、一定のケイデンス、一定の心拍数で走ることが一番楽に、そして自分なりの好タイムで上るコツのような気がする。

こんなふうに感覚的には体調はあまり優れなかったのだけれども、蓑毛のバス停の通過時間は驚いたことに前回よりも1分半近く早い。これには正直本当に驚いた。よくプロの選手のコメントにあったりするけれども、自分では調子が悪いと思っていても実際には走れていることが本当にあるんだなと思った。でもそのかわり、ここまでのダメージも前回よりはあるような気がする。

蓑毛のバス停からも、調子が良いのか悪いのかはっきりしない体の様子を見ながら、そしてそれでも少しずつ負荷をかけながら走る。もしこのまま最後まで走りきれたなら更なるタイム更新もありうるのだ。ちょっときついからといって投げ出すわけにはいかない。

菜の花台手前で少し苦しめられたものの、なんとか同じようなペースでここまでやってくることができた。あと3分の1だ。しかし菜の花台からペースが少し落ちる。でもまだ諦めないぞ。なんとかうまくまとめることができれば、そこそこのタイムが出るかもしれない。こうなってくると、もう回復ランなんて言っていられないぞ。

菜の花台からの少しきついあたりをペースを落としてなんとかやり過ごし、勾配の緩くなったところから少しずつギアをあげはじめる。でも前回のような余裕はない。呼吸がかなり乱れているので、吸・吸・吐というペースをいまさらだけど意識するようにする。前回は最後の1kmくらいは結構良いスピードで走った気がするのだけれども、今日はそこまでスピードがあがらない。そのかわりにここまでのペースは落とさないように走り続ける。


で、心臓バクバクで峠着。肝心のタイムは


やった、嘘みたいだけどまたタイムが縮まった!前回よりもちょうど1分半くらいの短縮だから、蓑毛のバス停までの貯金をそのあとも守り続けて走ったということか。これまで今回を含めて22回もヤビツに来ていながら、前回まではかなりタイムにバラツキがあったから2回続けての自己ベスト更新は本当に驚きだ。

今回は補給食もウィンドブレーカーも鍵も持たなかったからそういうのも影響したのだろうか?それからいままで少し違和感のあった右のクリート位置を昨晩調整したのも良かったのかもしれない。それから名古木まで抑え気味で走っているのもタイムに反映しているのかもしれない。しかしはっきりした理由はわからないし、まだまだこれで“走れるようになってきている”という確たる自信を持つには至らない。本当に僕はこれまでヤビツにはずっと苦しめられてきたので。たとえば44分で走れたと思ったら、2ヵ月後に行ったら50分越えたとかそんな感じだったので。ヤビツに関しては、僕はかなり疑り深くなっているのです。

下界は蒸し暑かったのだけれども、峠は結構ひんやりしている。けれども今日はウィンドブレーカーは持ってきていない。なのでサドルバッグから折り畳んだスーパーの袋を取り出してお腹にあてた。先日ジロの解説で別府始が、下りでお腹を冷やさないように新聞紙をジャージの下に入れる選手の姿を見て、これはスーパーの袋でもいいんですよと言っていたのだ。

で今日僕も試してみたんだけれども、これはなかなか有効だと思った。実際お腹の冷えはほとんど感じられなかったから。まさに“何かと役立つエコ袋”だ。


お見苦しいものをスミマセン

帰りは菜の花台にだけ少し寄って、そのまま休むことなく、また湘南平にも寄ることはなくそのまま部屋まで走って帰ってきた。ヤビツで頑張ったにもかかわらず、結構足は快調で気持ち良く走って帰ってくることができた。で、部屋に戻ったときは出たときよりも元気になっていた。心拍数をあげて、体中に酸素を行き渡らせたのが良かったのかな?まぁとにかく、結果的には回復ランにはなったようです。とりあえず、めでたしである。


菜の花台よりけぶった海の方向を望む

走行距離 80.20km
走行時間 3時間11分57秒
平均時速 25km

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
すごいじゃない (自転車通勤チャリダー)
2006-05-30 00:57:48
40分切りはもうそこまで来ていますね。

私は今日も懲りず高カロリー食を食して

しまいました。

ちょっとでも消費しようと東京タワーまで行って帰ってきました。

でも今日のカロリーは消費しきれないと思います。明日の体重測定がこわい。
返信する
できすぎです (yuzito70)
2006-05-30 07:23:11
今回のタイムはあまりにできすぎのような気がします。いままでの平均は47分半くらいなので、こんなタイムが出たなんてちょっと自分でも信じられないのです。でもほんとに40分切れたら嬉しいです。年内に40分切りできるよう頑張りたいと思います。



今回は何を食べたんですか?東京タワーまで遠回りしても消費しきれない食べ物なんて、ひじょ~に興味があります。今日のエントリー楽しみにしています!
返信する

コメントを投稿