湘南発、六畳一間の自転車生活

自転車とともにある小さな日常

「ランドナーキャンプの集い」に参加してきました

2009年09月27日 | ランドナー


 この週末はあかさんワニガメさんが企画してくれたランドナーキャンプの集いに参加してきました。

 ランドナーキャンプに興味関心のある人なら、参加形態はまったく自由なこの企画。自走の方、車でキャンプにだけ参加の方、車に自転車を積んで参加の方などなどいろいろな方がいましたが、



 都合により僕は、往路は最寄駅まで輪行して、皆さんが集まっているキャンプ場に向かいました。キャンプ道具を持っての輪行は僕はかなり久し振り。当初は面倒臭さが先立ち、キャンプ場内のロッジに宿泊してロードで参加、あるいは車で参加する方のところにキャンプ道具を送らせてもらって、身軽にランドナーで参加といったことをかなり本気で考えていたのですが、今後再び以前のように輪行キャンプツーリングを楽しむためにはこういう機会に慣れておいたほうがいいと思い、やっぱりすべての装備を自分で持って、テントで参加することを決めたのでした。って、これって思い切り当然のことなのですが。。。

 ワニガメさん、その節はいろいろお手数おかけしましてすみませんでした。

 さて、上の写真は短期の輪行キャンプツーリング時の持ち物?ハンドルはフロントバッグの上にという格好になってしまいましたが、とりあえず大物のキャンプ道具と外したリアキャリアはしっかり輪行袋におさまりました。以前もこんな感じで輪行していたのですが、久し振りということもあって、出発前は輪行袋にうまく入らなかったらどうしよう?と結構ドキドキしていたのですが、短い時間でパッキングしたわりには一応しっかり入れることができました。良かった。



 最寄駅の横瀬駅からは丸山林道でキャンプ場に向かいます。いきなりのアップがかなりこたえます。キャンプ道具を積んだランドナーってこんなに重たかったっけ?



 キャンプ場までの距離が10km強と短かったため、閉門ギリギリに無事着きましたけど、これからまたキャンプツーリングを楽しむことができるだろうか?と不安になるくらいきつかったです。荷物をコンパクトにして、サイドバッグなどつけていないにもかかわらず。。。



 17時過ぎに皆さんが集まっているテントサイトに着くと、すでにほとんどの方が到着して、夕飯の支度をしながらくつろいでいました。暗くなる前にと僕も急いでテントを設営し、皆さんの輪に入れてもらって夕飯の支度を。今回の夕飯は、米飯、海苔、赤貝とイカの缶詰、それからインスタントの味噌汁というもの。それに安焼酎をコーラで割ったコークハイ?がつきます。あまりの質素さな食事にちょっぴりですが恥ずかしい気持ちもあったのですが、少なくとも僕のまわりにいらした方々は、同じようにやはり質素な夕飯だったので惨めな気持ちにならずにすみました。まぁ自転車乗ったあと、それもキャンプとなったら何食ってもうまいですもんんね~

 夕飯後はそのまま歓談。何を話したかあまり覚えていないのですが、とてもリラックスして、楽しく穏やかな時間を過ごすことができました。ランタンの灯かりを眺めながらのこういう時間もとても久し振りな気がしましたが、やっぱりこういうのっていいよなと思いました。 



 さて翌朝、というか今朝なのですが、6時少し前に目覚めました。かなり薄い、化繊のシュラフだったこともあって、明け方少し冷え込みを感じましたが、とりあえずぐっすり眠ることができました。

 そして爽やかな目覚めのあとは、とりあえず昨夜の冷や飯を味付け海苔で巻きながら朝食第一弾。山歩きをはじめてから、なんか朝食はこのパターンが多くなりました。ご飯と一緒のものは、ふりかけだったり、塩こんぶだったり、海苔の佃煮だったりとその時々によって違いますが、とりあえずそんな感じで冷や飯でお腹を落ち着け、そのあとにご飯でぬめったコッフェルを洗浄がてら即席ラーメンやうどんのようなものをつくる。そしてそのあと水でゆすいで持参したトイレットペーパーで拭き拭き。こんなことを書くとランドナーキャンプに幻滅してしまう人がいるかもわかりませんが、僕の場合はこんな感じが多いです。まぁ山とかキャンプのときは何食べてもおいしいですから。。。



 ちなみにテントサイトはこんな感じ。一帯はほぼ、というか完全に貸切状態でしたので、気兼ねなくキャンプを楽しむことができました。もっとも、オートキャンプみたいなキャンプではないので、賑やかではあっても、うるさくはなかったはずです。



 朝食をとりながら、そして朝食後はまたしばし歓談。このときテツ会長が飲んでた豆からひいたコーヒーがとてもおいしそうだったな~。やっぱりそういう贅沢も必要ですよね(^^;;



 さて朝食を終え、しばしのんびりしたあとは各々テントを撤収して9時少し過ぎに解散。 



 そして解散後はワニガメさんとあかさん、らんたさん、たぐーさんたちとグリーンラインへ。僕は丸山林道は走ったことがあったのですが、このグリーンラインははじめて。いやいや、走りやすくて楽しい道で感激してしまいまいた。もっともこれは下り基調だったから言えることばなんですけどね。でも2日目ということもあって、体もランドナーの乗り心地に慣れたみたいで前日よりは明らかに楽に走れました。



 皆さんのブログを見て憧れていた刈場坂峠にもはじめて立つことができました。



 それから昔からその名を聞いていた顔振峠にも。



 そうしてグリーンラインを楽しんだあとは、快適な下りをくだってこれまたよくブログで拝見していたうどん屋さんへ。いや~、当初は解散したら最短距離で鎌倉へと思っていましたが、皆さんのおかげでいろいろ案内してもらえてひじょうに楽しかったです。



 かなりお腹がすいていたこともあって頂いたうどんはとても美味しかったです。ただ大盛はちょっときつかったですけど(汗)。本当に大汗かきました。
 


 さて、うどんのあとはまた少し皆さんと走り、帰り道のわかりやすいところまで案内してもらいました。そして皆さんとお別れしたあとは、R299~R16~藤沢長後街道を通って無事鎌倉まで帰ってきました。

 今回はあかさんとワニガメさんのおかげで、久々にキャンプツーリングを楽しむことができました。多分今回の企画がなかったら、まだしばらくはランドナーキャンプから遠ざかっていたままだったと思います。なかなか難しいかもわかりませんが、これを機会に今後は個人的にもランドナーでのキャンプツーリングを楽しめたらなぁと思います。ランドナーキャンプ、輪行の場合は少し手間がかかりますけど、自由で安くて楽しいと良いことづくめなので。

 というわけで、企画して頂いたあかさん、ワニガメさん、あらためてありがとうございました。それから参加された皆々様、楽しい時間をありがとうございました!

乗れるかな?ランドナー

2009年09月24日 | 自転車生活
 今夜は1年以上振りにランドナーを表に出し、滑川交差点までナイトポタ。と言っても、家から滑川交差点までは片道1.5kmくらいですので、ポタリングというのさえ気がひける距離なのですが。。。



 久し振りにランドナーを引っ張り出したのは、今週末に秩父のあたりで開催されるこちらのオフ会に備えて。本当は錆を落としたり、くすんだところを磨いたりしようと思ったのですが、あまりの汚さに諦めました。今更少しきれいにしたところで、目くそ鼻くそ程度の違いのような気がしてしまったのです。ランドナー派の人たちってちゃんと自転車を大事にしている人が多いので、そういう人たちに見せるにはあまりに恥ずかしい状態なわけですが、えっともう諦めます。開き直ります。

 と言いつつ、ダイソーで自転車カバーを買ってこようとわけのわからないことを考えたりもしているのですが。。。



 もっとも、そうは思ったものの、1年以上も放っておくと、そもそもきちんと走るのか、乗れるのかといった不安を感じたりも。そんなわけで、今日のうちに少しだけでも様子を見ておこうと往復3km弱のナイトポタに行った来たのでした。



 で、どうだったかというと、とりあえず乗れました。ブレーキの効きがものすごく悪かったり、段差などでどこから発しているのかわからない異音が聞こえてきたりもしましたが、久し振りのランドナーの乗り心地はなかなかでした。

 ただ、やっぱりランドナーのゆったりとした乗り心地は落ち着くなぁ、気持ちいいなぁと思って、メーターをちらっと見たら出ていたスピードは時速16km。若宮王路の歩道を走っていたとはいえ、一瞬ぎょっとしました。い、いくらなんでも気持ちよく感じるスピードが遅すぎる。。。



 ランドナーキャンプへは往路は輪行のつもりですが、帰路は自走のつもりです。キャンプ地から鎌倉までの距離は約110km。それで16km巡航が気持ちいい速度ってまずくないか?と思ったのです。キャンプ道具もろもろを積んだら気持ち良く感じる速度はもっと落ちるのだから。

 でも、すぐにその考えは打ち消されました。少し頑張って巡航15kmで走っても7時間強走れば110km走れるのです。休憩2時間とったとしても9時間ちょっとあればちゃんと帰って来れるわけです。だったら問題ないやと思いました。そのほうが久し振りのランドナーツーリングを楽しめる時間も長くなるわけだし(笑)

 なかなか乗る機会の少ないランドナーですが、やっぱりランドナーは僕の自転車の原点。今週末のランドナーキャンプをきっかけにもう少し乗る機会が増えるといいなぁと思っています。

セルフディスカバリーアドベンチャー・イン・王滝100kmの感想

2009年09月23日 | MTB
 報告遅くなりましたが、王滝100kmを走って来ました!

 まず結果から言うと、手元の時計で6時間41分で完走です(リザルト見ずに帰ったので順位などはわからず)。この王滝100kmは僕にとってのMTB初レース。そのMTB初レースで、聞きしに勝る、何が起きても不思議ではない(と実際に思えた)ハードコースを完走できたのは素直に嬉しいのですが、突きつけられた課題も多く、正直今は悔しい気持ちでいっぱいだったりします。ただその悔しさは決して後ろ向きな後悔ではなく、今回自分で感じたいくつかの課題や欠点を克服して、次はもっと良いタイムで走りきってやる~、もっとうまく走りきってやる~と思えるような悔しさだったりします。僕はもともとそんなにレース志向が強くないので、実は王滝も1回体験できればいいかなと思っていたのですが、今は「来年は春に100kmのリベンジを、そして秋には120kmも体験してみよう」なんて気持ちになっています。おいおい、そんなことを言ってしまっていいのかよ?とも思いますのが、言うのはただですし、言ったからといってそうしなきゃいけないというわけじゃないので言ってしまいますけど(と一応保険をかけておく)、今はそんな気持ちになっております。

 詳細なレポートは省かせてもらいますが、とにかく今回一番つらかったのは大きな上りを二つ越えた35km地点にある第一CPの少し手前からひどくなりはじめた腰の痛みでした。腰の痛みには6月に出場したMt.富士ヒルクライムのときも悩まされたのですが、そのときは苦手なダンシングの頻度を増やしてなんとかやり過ごしました。でも今回は、時間にしてMt.富士ヒルクライムの5倍以上の長丁場だったわけですし、さらにダンシングをすると後輪が空転することも多く、大きく姿勢をかえて腰の痛みを一時的に軽減させたりといったことができませんでした。そんなわけで途中からは、足や心臓には余裕がある場面でも、何度も足をついてストレッチをする機会をつくらなねばなりませんでした。MTBの場合、一度腰を痛めるとダウンヒルのフォームでもかなり腰に来てしまうようで、下りにおいても何度かストップしてストレッチをしないといけなかったですし、上りでも思うようなペダリングができなかったりして、とても悔しい気持ちになりました。そして集中力が途切れ、後半はかなり走りも気持ちもたれてしまいました。もちろんこういったことも含めたすべてが自分の実力の反映なのですが、正直ここまで腰が痛くなるなんて事前には予測できませんでした。
 フォームやポジション、走り方なんかは、自分で走りやすいようにあれこれ調整しながら今のところに落ち着いたわけですが、根本から見直しが必要なのかもしれません。たまに乗ると背筋が直立しているように感じるランドナーでは、あくまで若い頃の話ですが、長い時間負荷をしっかりかけて乗っても腰痛は発生しませんでしたので、もしかしたらランドナーのゆったりポジションにヒントがあるのかも?なんて思ったりも。この腰痛防止はかなり難しい課題だと思うんですが、本当に次回も出るのであれば、何とかしないとどうしようもないですね。正直あんな腰の痛みに耐えながら走るなんてもう2度としたくありません(と忘れないために書いておきます)。

 それから二番目にきつかったのは、スタート地点へのパレードラン?ですでにその兆候が見えはじめた足攣りというか痙攣というか、足攣り一歩手前の状況が70km地点くらいまで断続的に続いたことです。これは朝方かなり冷え込んだにもかかわらず、アップもせず、またオイルを塗ったりもせず、いきなり高い心拍で走ってしまったからではないかと素人ながらに推測しています。最初に両ふくらはぎがピクピクしはじめ、次に両すね、そして両前腿、そして両腿の後、それから最後には左だけですが腿の内側も攣りそうになりました。おかげで最初の頃は腰の痛みを感じても、足をついた時点で本当に足が攣ってしまうだろうなと思って、なかなかストレッチが出来ませんでした。この足攣り一歩手前の状態は腰の痛みほどは深刻ではありませんでしたが、もちろんペダリングは騙し騙しといった感じになってしまいますので、次回はこんなことが起こらないように対策を練らないといけないなと思いました。これまでの参加者の方のブログを読んで、オイルの使用は考えたりもしたのですが、どうも本格的過ぎる気がして結局購入しませんでした(お金がもったいない気がしたという理由も大きい)。でもやっぱり用意しておけば良かったです。あとはアップほとんどしてないのに、最初から頑張り過ぎたのがやっぱり一番良くなかったですね。ペース配分的にもかなり問題ありましたし、反省しきりです。

 さて3番目の課題は、下りのテクニックの向上です。えぇ、もうとにかくバンバン下りで抜かれました。今回はとくに第一CP後は上りも全然駄目でしたので、上りでもたくさん抜かれ、さらに下りでもかなりの人に抜かれていくといった非常に悲しい状況でした。抜かれはしたものの、「この人もそんなに下りは得意ではないかもしれないな」と思った人の背中が、カーブを曲がったあとの少し長い直線ですでに見えなくなっているときの悲しい気持ち。こういうのが何度も続くと、やっぱりちょっと凹みますよね。
 もっとも、これは基本的なテクニック以外にタイヤの空気圧の問題もあった気がします。空気圧は低めの方が良いとは頭ではわかっていたのですが、ガレガレの路面だったらある程度高めじゃないとリム打ちパンクのリスクが大きくなるような気がして、結局3気圧強で走ったのですが失敗でしたね。第3CPへの下りで腰のストレッチをしたときに、ようやく空気圧を少し下げて、それでそのあとはずいぶん楽に感じられるようになったので最初からもう少し低い空気圧で走るべきでした。まぁ、これは事前に王滝に似たような路面の場所で練習したりしなかった自分が明らかに悪いのですが。。。
 ただやはり基本的なテクニックも足りないので、近場の里山のようなところばかりでなく、荒れた地道での練習の必要性を強く感じました。決して得意ではありませんが、そういうところを走るのはロードで舗装路を走るより基本的に好きですから、ロードよりも楽しく練習はできると思います。近場になかなかそういう場所がないのが残念ですが、ダートの林道ツーリングの機会を少し増やして、荒れた地道を速く下れるようになりたいです。

 とまぁ、課題や反省の多い王滝100kmでしたが、これはもう本当に走りがいのあるすごい大会だと思いました。何がすごいって、まぁきつさがすごいのは当たり前なのですが、とにかくコースが魅力的なのです。今回は雲ひとつない快晴だったということもありますが、日本にこんなところがあったのか!と思うような圧倒的なスケールの風景のなかを走るのです。今回僕は、一応レースなわけだし、自分の力の全てを出し切ってみたいとも思っていたのでカメラは持っていかなかったのですが、足をついてストレッチをするたびに「こんなに足をついてとまるのであればカメラを持ってくれば良かった」と本当に後悔しました。どうせ圏外だろうと携帯すら宿に置いてきてしまっていたので、あのすごい景色の写真を1枚も撮れなかったのがとても悔しいです。じゃ、来年カメラを持って走るか?と訊かれたら、人がどうこうではなく、自分が納得できる走りができるまではカメラは持って行きませんとこたえますが、いやぁあの景色は本当に素晴らしかったです。レースではなく、ツーリングで走ったらどんなに楽しいだろうと思います。あ、レースもきつく苦しかったとはいえ、やっぱりものすごく楽しかったんですが。

 こんなことを書くと格好悪いですが、ゴールした時点でまだもう少し足は残っているなという感じでした(にかもわわらず、それが出し切れなかったのはもちろんそれが自分の実力だからです)。でもだからとても悔しかったです。僕は多分人との勝ち負けについては結構淡白なほうだと思います。一応自転車歴だけは結構長いですので、自分の体力的な資質についてはある程度わかちゃってる部分もあるので。だから6月に出たMt.富士ヒルクライムや3月と4月に走った修善寺でのレースでは、たいした結果が出たわけでもないにもかかわらず、全然悔しくありませんでしたし、むしろ自分にしては出来過ぎな気がして、結構満足してしまったりもしていました。でもそれが今回はとにかく走り終えた直後からふつふつと悔しさがこみあげてきました。そしてその悔しさが不思議なことに嬉しい悔しさというか、前向きな悔しさなのです。

 というわけで、冒頭で述べたとおり、今の時点では来年も王滝出るぞ!という気持ちでいっぱいです。過酷なレースではあるけれども、もう少しきちんと準備して、今回と同じような天候であれば来年は6時間15分くらいを目標に走りたいと思っています。 

 と、こんなふうに思えるということは、今回いろいろと苦しんだおかげですね。もしこういった課題を突きつけられることなく、6時間30分を切るくらいのタイムで走っていたら(一応今回の目標は7時間でしたが)、今回で満足してしまって「来年も走ろう!」という気はおきなかったかもしれません。そう考えると、今回はこれはこれで良かったのかもしれませんね。

 ところで、パンクや転倒続出といわれる王滝ですが、幸いにして僕はパンクはありませんでした。転倒は砂利の深い右カーブの場所で1回ありましたが、全然スピード出ていなかったので自転車も体もほぼ無傷でした。転んだときは左肘に石があたって「痛っ!」って思いましたけど、別にどうということはありませんでした。

 それから燃費の悪い僕にとって、補給は結構心配の種だったのですが、前日から当日の朝にかけてかなり必死に炭水化物を詰め込んだおかげで、下のほうの写真にあるものでは多いくらいでした。パワーバーは結局2本とも残り、ミニ羊羹も食べたのは1つだけ。1本満足バーも1本余ったし、焼き梅には結局手をつけず。それからCCDドリンクも1袋余りました。ただ自分的はやはりこれくらいの量は持っていないと心配なので、来年もこの程度は用意しようと思います。あ、あと今回はじめて僕はハイドレーションバッグを使ってみたのですが、使い方がよくわからなくて、いまいちうまく水分補給ができませんでした。エネルギージェル入りのボトルで水分は補給できたのですが、あまりに準備不足だったかなとこれはかなりの反省。当日ぶっつけで使うなんて駄目すぎますね。

 なんか気づいたらかなり文章が長くなっていますが、来年は本当にもっと頑張りたいものです。そして、自分なりに満足のできる走りをして、再来年はタイムとか関係なく、ゆっくり景色を見ながらツーリング気分で走れたらなぁなんてちょっぴり妄想しております。












週末の林道走行に向けて

2009年09月18日 | MTB


 アリオネはシングルトラックには不向きそう。試しに思い切りお尻を引くポジションをとると、予期していたことではありましたがサドルのお尻が下腹部にあたります。これは結構怖いですね。大きな段差を越えるショックで前方に揺り戻されたら、尖ったサドルのお尻が下腹部に食い込みそうです。



 でも、こんな感じの道なら問題なさそう。というか、普段のサドルより上りも下りも走りやすかったです。



 トレイルでは僕はフレームにボトルはつけない派なのですが、担ぎがまったくない場所を走るのであればボトルがあるとやっぱり便利ですね。週末の林道走行はこんな感じで走るつもり。ちなみにツール缶にはジャージの後ろポケットに入らない分の補給食を、工具やチューブはサドルバッグに入れるつもり。



 この場所は家から30分ほどのジープロード。そんなにたくさんは走れなかったけれど、苦手だった砂利の浮いた下りが少し楽しく感じられるようになったのは収穫です。スピードはともかく。

 さぁ、本番はどうなることやら・・・

僕はいい加減疲れてしまったのだ

2009年09月15日 | 自転車生活
 merlinを組み立ててからいったいもう何度バーテープを巻きなおしたことだろう・・・。多分だけれども30回くらいは巻き直したに違いない。バーテープそのものの巻き方が気に食わないという理由ももちろんあったけれども、左右のブレーキレバー、というかブラケット位置の微妙な違いが何度調整しても気になってしまうのだ。

 でも僕は気づいてしまった。いままで気にならなかったブリヂストン号もLemondも、あらためて見てみると、そして乗ってみても微妙にブラケットの位置が違うことに。

 前から見て、上から見て、そしてブラケットを握ってブレーキレバーをひいてその角度を確かめる。そして一番しっくりくる場所をさがす。もちろんそういった位置は簡単には決まらない。何度もやり直しているうちにだんだんと苛々してきて、あるとき集中力が「ボン!」と破裂する。そして「もうこれでいい、もう何があろうと絶対にここに決める!」と開き直り、バーテープを巻いてしまう。でも翌日、あるいは翌々日になると、やっぱり微妙な位置の違いが気になってバーテープを外す。。。

 でも僕はもう気にしない。そんな微妙な位置の違いなんか。しばらく乗ってれば、きっと気にならなくなるんだろうから。

 というか、僕はいい加減疲れてしまったのだ。ハンドルとステムを先日交換して、乗り心地もペダリングのしやすさも今までよりかなり改善されたのだから、しばらくはもうブラケットの位置のことは忘れよう。



 にしても、しっかり左右の位置を決めれる簡単な方法って何かないんですかね・・・?

 あ、忘れますけど。

SSRレーシング部門会長、トレイルを走る

2009年09月13日 | MTB
 今日はJoeさん企画のトレイルライドに参加させてもらって来ました。




 今回の目玉は、SSRレーシング部門会長であるとらさんの参加。身体のメンテのためにJoeさんの元を訪れるたびに「MTB楽しいですよ~」と耳元で甘くささやかれ、遂にその気になったというのはきっと本当の話なのではないかと思います。Joeさんの甘いささやき、効果絶大なので。

 こうやってMTBの仲間が増えていくのはとても嬉しいです。それにしても、新しい仲間のデビュー戦を、我が事のようにみんなワクワクするのはなぜでしょう。それは相手の「楽しい!」という反応だけを期待しているわけではないような気もします。そこにはきっと何らかのトラブルの期待もあったりするように思えるのは気のせいでしょうか?まぁ大事にならないずっこけへの期待は、デビュー戦の人にたいしてだけじゃないんでしょうね。皆のあの笑顔、そしてずっこけた人のこれまた笑顔を見ていると。

 実はMTBに乗る人たちってちょっと性格が悪かったりして。。。(笑)

 本日の他の参加者はseiyaさんsudobanさん藤之助さんvalさん、そして僕。参加予定だったmasaさん強烈なアリキックを喰らってDNS。残念。足が治ったらまたご一緒しましょう。

 それからお見送りにモリさんとKarzさんがロードで来てくれました。

 皆さんご存知の通り、モリさんもMTBに乗るのですが前々から痛めていた手首の調子が悪く残念ながら今回は参加できませんでした。ドロップハンドルならまだましなのだけれども、MTBのフラットハンドルだと相当手首に負担がかかってしまうらしいです。晩秋から冬にかけてはMTBが一番楽しい時期。その頃までに具合良くなるといいのですが。。。

 Karzさんは、今年の神奈川GFのときに秦野峠林道で落としてしまったワイヤー錠をわざわざ持ってきて下さいました。そのワイヤー錠、実はそのときまでまだ一度も使っていなかったものなので、たいした値段ではなかったものの、途中で失くしたことに気づいてちょっぴり落ち込みました。そうしたら秦野峠林道でKarzさんがGFの参加者の誰かのだろうと拾っておいてくれたのです。本当は僕が取りにいくのが当たり前なのに、わざわざ届けて頂いて申しわけありませんでした。それからありがとうございました。

 さてそんなこんなで朝早くから大勢集まってわいわいやっていたら、自転車をチェックしていた藤之助さんから「駄目だ~、DNSで~す」のことばが。どうしたのかと思ったら、



 チェーン回してたらプーリーが割れちゃったとのこと。うわぁプーリーの予備なんてさすがに誰も持ってないし(ノアポンさんがいたらわからなかったけどw)困ったなぁと思ったら、にこにこ顔のJoeさんから「大丈夫でしょ」とのことばが。で、結局なんとか最後まで持ちました。良かった。



 早朝のトレイルは靄がたちこめて幻想的な雰囲気。前回難儀したsudobanさんは無理せずさっそく押しですが、



 慎重だったのはここだけでした。そのあとは前回とは全然違うスムーズなライドで楽しんでいました。前回よりは若干コンディション悪かったのに。
 フォームも顔も全然余裕ですものね。



 トレイル2度目というvalさんも、「ホントに2度目?」と疑問符をつけたくなるくらいのスムーズな走り。さすがだなぁ~



 だんだんと陽が差し込んで来ました。



 僕は普段はひとりで走ることが多いですが、皆で走るトレイルはとても楽しく感じられます。



 これも名ガイド・Joeさんのおかげですね。実際Joeさんのガイドはうまいんです。体力や技術の違う様々な参加者が、皆「楽しかった」と思えるわけだから。この先ガイド役を引き受けることもあるだろうから、僕もしっかり見習いたいなと思いました。でも、これってなかなか難しいのですけどね(汗)

 ちなみに本日のJoeさんは、700×45Cのタイヤを履いた、ストレートフォーク!のかなり堅い乗り心地のフルリジッドのMTBで参加。にもかかわらず、かなり難しい場所をこなしちゃうんだからすごいです。もともと冬はMTB中心になるわけですが、この冬はテクニック的なことももっと練習しようと思わされる走りでした。



 さて、一行は切通しを越え、



 折り返し地点まで。そして折り返し地点で大休止後、来た道を引き返します。MTBだと同じコースのピストンでもコースの特性がまったく変わって、たくさん楽しめるのがいいですね。

 ところで本日トレイル初体験のとらさんですが、予想を越えたスムーズなライドでここまでまったく危なげがありません。う~ん、すごいなぁ、でもちょっと面白くないなぁと思っていたら、



 サービス精神旺盛なとらさん、ちゃんと帰りの下りで皆を喜ばせてくれました。シャッター少し遅れちゃいましたが。



 そして素晴らしいセンスで難しい下りもこなしていたvalさんも、惜しいところで背中からこてんと。それにしてもvalさん、楽しそう!

 さらにそのあとはsudobanさんが段差の乗り越しで失敗して股間を痛打。そしてJoeさんも猿も木からなちゃらで、なんでもないような場所で危うく前転しかけたり。。。

 なんか人のことばかりですが、僕もしっかり皆を楽しませました。



 ごつごつした岩の上りを自転車を担いで上ろうとしたところ、足を滑らせてがつんと脇腹を岩に打ち付けました。自転車も岩に投げ出して、傷つけちゃったし。嗚呼。。。

 藤之助さんはプーリーのトラブルがあったし、結局何もトラブルがなかったのはseiyaさんだけですね。seiyaさん、次回を楽しみにしてますね(にっこり)。



 さて楽しいライドのあとは、皆で近くのお蕎麦屋さんへ。下の写真はsudobanさんが頼んだ富士山盛り。ちなみに藤之助さんも富士山盛りを頼んでましたけど、藤之助さんのはsudobanさんのよりさらに盛りが良かったような・・・。結局お二人とも完食できずに、残りは皆のお腹のなかへ。ご馳走様でした。

 食後はJoeさんとvalさんともう少しMTBを楽しみました。


                                       Photo by valさん

 あまり走ることのない、草はらを走ってはしゃぐわたくし。
 そういや、昔真剣にモンゴルの草原のなかを走りたいと思っていた時期もあったなぁ。。。


                                                       Photo by valさん


 そしてなぜか境川へ。普段は走ることのない左岸の砂利道がとても新鮮で楽しかったです。のんびりした雰囲気が最高でした。こういうMTBサイクリングも楽しいですね。



 サイクリングロードに移ったら、前からSSRジャージを着たサイクリストが。声をかけたらイチさんでした。



 その後は僕のリクエストでJoeさんにまだ行ったことのなかった飯田牧場に連れて行ってもらいました。いままで場所がわからなかったのですが、CRからこんなに近い場所にあったんですね。先週の湯河原のカレー屋さんに続き、定番の場所にようやく来ることができてとても嬉しかったです。Joeさん、ご案内ありがとうございました!



 境川でJoeさんとvalさんと別れたあとは、そのまま境川沿いに腰越まで出て、R134で鎌倉まで。まさか海を見ながらR134を通って帰宅することになるとは思ってもみませんでしたが、先週に続き朝からたっぷりと楽しむことができました。遊んで頂いた皆さん、ありがとうございました。良い日曜日になりました! 

嬉しい勘違い

2009年09月08日 | MERLINチタン号
 今日はお休みだったので、先日に引き続きmerlinで裏ヤビツへ行ってきました。

 裏側からヤビツを上るのは本当に久し振りです。



 土曜日の疲れはまだ残っている。でも100km以上は走りたいなぁと思い、勾配の穏やかなこちら側から景色を眺めながらのんびり上ろうと思ったのでした。



 のんびりの割にはしっかり疲れて、護摩屋敷では水をがぶ飲み。早くちゃんとポジションを出さねばと思いました。  



 峠にはちょうど12時に到着しました。そして登山道の入口の階段に腰かけてジャージの背中ポケットからおにぎりを出して食べはじめところ、すでに到着していたライスピ乗りの方に「いつもブログ見てます!」と声をかけられました。今日僕が着ていたのはSSRジャージではありませんでしたし、このmerlinはブログに写真を載せてません。というか、そもそもずっとブログお休みしてたわけだし。

 そんなわけで「おかしいなぁ」と思いながらもお話を聞いているうちに、ふとあるブログが思いあたりました。「もしかして・・・」と思って、そのブログ名を伝えるとやっぱりそうでした。どうやらその方は、「週末2時間だけの自転車乗り」のdokaidokaiさんと僕とを勘違いされたようでした。

 dokaidokaiさんは僕がブログをはじめた早い時期からコメントをくれていた方で、僕が組んだmerlinは確かにdokaidokaiさんの影響をかなり受けているのです。そんなdokaidokaiさんと勘違いされたので、なんとも言えないような不思議な、そして同時にんまりした気持ちになりました。いずれにせよ、僕にとってそれはとても嬉しい勘違いでした。

 ちなみに僕自身はまだ僕のブログ見てますという方に声をかけられたことはありません。。。



 さて、そんなことがあった帰りは、茅ヶ崎の二郎系のラーメン屋さんへ。やはり自転車のお仲間からこのお店を教えてもらって以来、関内の二郎に足を運ぶ回数がめっきり減りました。関内より近く、関内のように長時間並ぶことはほとんどなく、さらに味もなかなかなのです。そしたらやっぱりこっち来ちゃいますよねぇ。

 最近はラーメン屋さんに入って大盛を頼むことは滅多にないのですが、今日は大盛を頼んで、苦しみながら帰宅。途中抜かされたバイクペーサー付で走っていた女性サイクリストとは倍くらいのスピードの違いがあったかも。まぁだからなんだということはないんですけど。

「どこへ行ってきたん?」と聞かれても説明できないオフ 

2009年09月07日 | MERLINチタン号
 順番でいったら「直江津集合2009」の大弛峠のエントリーをすべきなのですが、まだ写真の準備しかできていないので、大弛峠に匹敵するほど、いやもしかしたら大弛峠よりきつかったこちらのオフ会のエントリーを先にします。いやぁ、それにしてもほんとうににきつかった。。。



 仕掛人であるmasaさんの企みに気づかずに集まったこの日の面々は、モリさん、それからブログでの告知を見てやってきたyoshinagaさんご夫妻、そして僕と柳島で合流予定のTonyさん。上の写真の右端に写っているyukiさんは大変勘の鋭い方で、masaさんの企みを察知していたようでお見送りのみ・・・というのは冗談でして、時間の制約があったのですでに衣笠から湘南平まで走って帰りにお見送りに寄ってくれたのでした。でもyukiさんは実際どんな一日になるかを予感していたとのことでした。すごいなぁ。僕は全然気づかなかったです。

 走り出す前に決まったこの日のコースは、一碧湖~大室山往復。そして小田原のコンビニで休憩したときに変更になったコースが熱海峠~十国峠~箱根峠~大観山。



 がしかし、最初に上らされたのが5分で絶景のこの場所。いや~、確かに絶景でした。でも普通だったら熱海峠みたいなきつい峠を上る前って足をためておこうと思いますよね。体力温存しておくように努めますよね。にもかかわらず、どうして寄り道して前菜として20%近い坂を上らなくてならないんでしょう。まぁ最近の伊豆箱根方面のオフ会の傾向と対策から、正直言えばこの前菜は予想していなくもなかったので結構楽しく上れたのですが、まさか一日こんな感じの坂ばかり上らされるなんてこのときは思ってもいないわけで・・・

 そうそう、この日は6月中旬に組み上げたもののまだあまり乗ってないmerlinのチタンバイクで出動。この自転車、Lemondよりお金はかかっているのですが、ポジションが出せていなかったりでどうもLemondより乗り心地が悪いんですよね。それに他にも気になる点がいくつかあって、いままでは積極的には乗る気になれなかったのです。でもよくよく考えればLemondだって本当に乗りやすいと思えるまではある程度時間かかったわけだし、乗らなかったら改善すべき点だって見えてこないわけだからと思い、この日は良い機会だと思ってmerlinに乗って行ったのでした。


                                  アングルについて真剣に検討しあうmasaさんとモリさん

 さて、すでによく場所がよくわからなかった寄り道ポイントからは普通に平和に海岸線を走って熱海。実は僕はこのお宮の松の場所ははじめてです。

 熱海からはなぜかコースが変更、というか追加になって伊豆多賀まで足を伸ばし頼朝ライン経由で熱海峠を目指すことになりました。ここを通れば熱海峠までのあの勾配のきつい坂を回避できるのかと思ってmasaさんに訊ねたところ、上って下って来宮に出るとのこと。ってことは、あの激坂の前にもうひとつ余計な坂を上らなくちゃいけないってことですよね・・・。でも坂そんなにきつくないし、景色良いからというmasaさんのことばを信じて皆で頼朝ラインに向かいます。



 そしてゲットしたのがこの景色。熱海の街が一望です。そして青い空と青い海。確かに素晴らしい!!!

 のですが、僕も含めて何人かは確実に売り切れ状態。そして時間もすでにお昼近くとこれから熱海峠経由で大観山を目指すのはちょっと厳しい感じです。というわけで、このまま湯河原行ってカレーを食べようという提案をmasaさんがしたときは、心から賛成したのでした。

 でもそのまま湯河原へ直行という期待はまたしても裏切られます。急勾配の脇道を下ってなぜか「走り湯」というマイナーな観光スポットへ。よりカレーにスパイスを効かせるために急遽思いついたとのこと。おいおい。



 この上り返しはスパイス効き過ぎです。でもTonyさんは余裕そうですね。そして、後ろのモリさんはきつそうですね。



 こちらはyoshinagaご夫妻。自転車はじめて1年半ということなのに、お二人ともすごい走りっぷりでした。奥様は男がひぃひぃいいながらパワーで上るような激坂を、本当に軽そうなペダリングで、それも常に笑顔で上ってられて本当にびっくりでした。はじめて出場したレースで3位入賞というのも納得のきれいな走りでした。



 で、ようやく今度は本当にカレー屋さん。sudobanさん御用達のこのカレー屋さんには僕も行きたい行きたいとずっと思っていたので、ようやくこの日訪れることができてかなり嬉しかったです。様々なスパイスのせいかとても美味しく食べれたし、話も面白かったし、とても楽しく平和な時間を過ごすことができました。

 そしてお店を出てみると、そこには奥様と車でやってきたシルキーさんの姿が。普段着姿のシルキーさんを見て、「わかりにくいからいつもジャージとヘルメットでいてください」と無茶なことを言ったmasaさんに少し賛同してしまったのは内緒です(笑)

 さて、ここからはとても記憶が曖昧になります。冗談ではなく本当に断片しか覚えていないのです。ただ「きついのは最初だけだから」とか、「一夜城へのコースはここが一番距離長いんだよね。ってことは、それだけ楽だってことでしょ?」というmasaさんのことばに何度も騙されながら、湯河原あたりのみかん畑の中の、ものすごく勾配のきつい細い道を行ったり来たりしながら、だんだんと目が潤んできて、頭のなかが空っぽになっていったことだけはよく覚えています。



 ここ何処だろう?ゴリラポッドを使って撮ったせっかくの集合写真は、手前の草にピントが合ってしまってました。体調の悪いモリさんはこの場所はショートカット。



 下に見えるのは真鶴旧道。そうか真鶴旧道からどこかの脇道に入ったのか・・・



 上りがきつい分、束の間の海に向かっていくような下りはものすごく気持ち良いです。



 さらにそこから何回か寄り道。ほんと、ここ何処ですか?

 ボトルの水が空っぽになり、坂の途中にあった小さな町工場みたいな建物の外にあった手洗い場の水道で勝手に水を補給させてもらったこと(これがなかったら大変なことになっていたと思う)、自販機で一気にジュースを2本飲んだこと、激坂の下りで後輪がスリップしかけたことなどなど覚えていることは“きつさ”に関することばかり。「これが本当の最後」の一夜城に着いたときは心底ホッとしました。

 一夜城を下ってからは、masaさんに促されるままに先頭に出て帰路へ。一瞬「なぜに?」と思ったのですが、元気な人に前を走られたらそれこそ大変なことになってしまうということに気づき、前に出させて頂きました。

 yoshinagaさんご夫妻とは大磯でお別れ。楽しかったです。また一緒に走りましょう!



 そして残る4人は柳島までふらふら走って、しばし海辺で放心。いやぁ、きつかった。まさかこんな一日になるなんて思ってもいなかったですよ。でも、この疲れてボロボロな感覚がたまらなかったりもするんですよねぇ。おかげでひとりじゃ絶対に走らないような道をたくさん走れたし、新しい出会いもあったし、楽しく充実した一日を過ごすことができました。主催者のmasaさん、それから参加者の皆さん、ありがとうございました。きついきついと弱音を吐いてばかりでしたが、懲りずにまた遊んでくださいね。



 そうそう、この日は前日届いたばかりのFINAL LOWのNEWジャージを着て走りました。ちょうどこんな感じのジャージが欲しいと思っていたところに、お仲間のチームがこのデザインでNEWジャージをつくるということを聞きつけて購入させてもらったのです。手配頂いたワニガメさん、ありがとうございました。この日参加した皆さんの評判もとても良かったです。

「直江津集合!2009」 長い前置きと笹子峠

2009年09月02日 | MTB
 走り出す4日前、月曜日あたりまでは今年もロードで走るつもりでした。まだ一度も使っていなかったキャラダイスのサドルバッグとキャリアをとりつけ、少し重めの余計な荷物を入れて2往復自転車通勤して走り心地を確認してみたりと、珍しくそんなことをしてみたりもしていました。なのにどうしてMTBで走ることになったか。いろいろ理由はあるのですが、結局のところ一番の理由は魅力的と思えるコースがどうしても考えつかなかったからだと思います。

 渋峠は今年も越えるつもりでした。しかしそこまでのアプローチに頭を悩ませました。渋川あたりまでのあのうんざりするような関東平野の移動を今年は避けたかったのです。

 そんなわけで、地図を見ながら、あるいはいくつかのサイトを参考にしながら退屈にならないようないくつかのコースを検討したのですが、やはりどうしても気持ちが乗ってきません。交通量の少ない、走りごたえのありそうなコースにすることはできる。ただ、僕が検討したそうしたコースだと、「日本海を目指す!」というコンセプトを考えるとあちこちふらふらという感じでどうしても気分がすっきりしないのです。太平洋から日本海を目指すのであれば、やはりなるべくすっきりとシンプルなコースを走りたい。そんなことを考えながら思いついたのが、MTBで大弛峠を越えて日本海を目指すコースでした。

 大弛峠を自走で越えるなんて去年までは考えられなかったけれども、サポートカーに大きな荷物を運んでもらって身軽だったとはいえ、去年の轍屋の夏合宿で大弛峠まで走れることはわかりました。ひじょーに厳しかったけれども、なんとか走れることは一応わかりました。よし、ではそのあとのコースは?と考えてみると、川上村からまだ走ったことのない馬越峠を越えて、しばらく小海線に沿って北上すると小諸に出る。おぉ、小諸に出るなら車坂峠があるではないか!車坂峠の群馬側はまだダートだったはずだし、峠から湯ノ丸高峰林道を少し走れば大弛峠と渋峠同様に2000mを越える池の平までもやはりダートで行ける。せっかくMTBで日本海を目指すのにダートが大弛峠だけでは寂しいような気もしたけれども、ここも走ればMTBで走る価値は充分ありそうだ。さらに車坂峠を群馬側に下れば草津への上り口へもすぐだ!

 と地図を見ていたら、珍しくだんだん興奮してきました。日本海までのあいだに2000mを越える峠を3つも越えるというのもなんともチャレンジしがいがあって良さそうです。コースも僕的な感覚ではシンプルで申し分がありません。そしてこのコースであれば、この夏モチベーションがなかなかあがらずになかなか遠出できなかった、なかなか走れなかった分を帳消しに出来るんじゃないかと思いました。。。

 ただこんなきついコースを走れるだろうか、それもMTBで・・・とももちろん悩みました。もともと今年は一気に日本海を目指すつもりはなく、金土と2日使って走るつもりではあったのですが、それでも走りきれるかどうかはかなり不安でした。なにせ、ここしばらく全然長い距離走ってなかったですし、大きな峠も越えてませんでしたので。ただあれこれ悩みはしましたが、結局はMTBで出動することに決めました。完走できなかったとしても、チャレンジしなかったら後悔するだろうことは自分の性格的に目に見えていたので(と言うほどのたいそうなコースではない気もしますが)。それに久し振りにやる気になっているのです。最近はこんな風にコース考えながら興奮するなんてことなかったんだから、だったらやっぱりMTBで行くしかないだろうと思ったのです。 



 鎌倉の滑川交差点を出発したのは、21日金曜日の0時。今年はナイトランはするつもりはなかったのですが、遅い出発だと僕の足では明るいうちに大弛峠越えられませんから。

 鎌倉からは相模川までR134を走り、相模川を越えてからはR129で橋本まで。そして橋本からR413経由でR20(甲州街道)へというのが今年の塩山までのコース。去年は半原を通るコースで走って、かなりアップダウンに苦しめられたのでその教訓を生かしてイージーと思えるコースにしました。

 R134は追い風に助けられて快調に走ることができました。こんな感じならMTBでも問題ないなと勘違いをしながらペダルをまわしていたことにこのときはまだ気づいていません。 



 小腹がすいて橋本の手前の吉野家に入り、眠気に耐えかねて2度の短い仮眠をとって、4時少し前に相模湖を通過したところで夜が明けてきたこの頃は、MTBで走り出したことを思い切り後悔していました。なかなか思うように進まず、にもかかわらず体力だけはしっかり消耗していくので。そしてポジションをあまり変えられないせいで、しっかり身体にストレスがたまりはじめていたので。



 笹子越えは葛藤しつつ、笹子トンネルではなく笹子峠で。先を急いでおきたいところでしたが、去年のように道路の崩壊などで通行止めになっているならばともかく、そうでないのにツーリング派の自分があの長い、旅情の感じられないトンネルを通るわけにはいかないだろうなんて思ったり思わなかったり。峠への道路が補修されずに、通行止めのままだったら良かったのになんて思ったり思わなかったりしながら・・・

 でも結果的には峠のほうを選んで正解でした。やっぱり僕はこういう車の少ない道のほうが楽しく走れるので。そして楽しく走れれば、疲れも少しは忘れることができるので。それに実は僕は笹子峠を越えるのははじめてなのです。笹子峠はやっぱり一度は走ってみたいところでしたので葛藤に負けずに良かったと思いました(笑)

 笹子峠には7時40分着。ここまで122km。良いペースとは言いがたいですが、まだ先は長いですし焦るのはやめておきましょう・・・



 笹子峠からは塩山まで気持ちの良いダウンヒル。そして塩山からはいよいよ大弛峠越えです。