印象深い山行になった赤岳のあと、またどこかの山に行きましょうとakiraさんと話していた。そのどこかを考えながら、思い浮かんだのがMTBも楽しめるこのプランだった。
ときどき舗装の混じるダート道。その終点近くにある駐車場からMTBで少しだけ林道を走り、山道の入り口に到着した。そこからは押しと、ときどきの乗車とたまの担ぎで1000m近い標高差の稜線の峠を目指した。この道を、僕は20年以上前に一度下っている。ただダウンヒルの記憶はかろうじて残っているものの、雰囲気や景色についてはまったくといっていいくらいに覚えていなかった。だから、予想をこえた秋の山道の素晴らしい雰囲気に、いちいち感動することになった。ほとんど展望はないのに、様々な色合いの赤や黄に彩られた山道をのぼっていくのは本当に楽しかった。来て良かったと何度も思った。
駐車場から峠までずっと前後しながらのぼることになった2人のサイクリスト。そう、MTB乗りとかMTBerとか表現するより、サイクリストと表現するほうが似合うお2人との会話がまた楽しかった。少し景色が開けた場所での休憩では、ずいぶん会話が弾んだ。ランドナーも楽しまれている方。同じARAYAのマディ・フォックスに乗って、やはり同じ頃にこの道を走っていたらしい。もちろんお互いMTBで来ているわけだけれども、MTBを楽しむためというより、こういう場所や雰囲気のなかにいるのがただ心地よいという感じがとても良かった。嬉しい出会いだった。
日本の自然ってほんとうにいいなと思わざる得ないような雰囲気の山道をのぼり、ちょうど疲労感が濃くなりはじめた頃にようやく峠に到着。ここまではわれわれ以外ほとんど人の気配がなかったのに、峠は人でいっぱいだった。自転車はここにデポして、補給がてら少し休憩したあと、今度は歩いて少し離れたピークに向かった。
開放感のあるこのあたりの雰囲気もとても好きではあるのだけれども、人が多過ぎるのがちょっと残念だった。ここまでがずっと静かだっただけに、余計にそう感じたのだろうけれど。
山頂までの歩きは、疲れがでてちょっときつかった。なので展望のない山頂ではあったけれど、無事到着できたことはやはり嬉しかった。そして、ここまで来るとまた静かな雰囲気が戻ったので少しほっとした。
さて山頂から峠に戻ったあとは、いよいよ楽しみなダウンヒル。結構疲れも出ているので、楽に高度を下げられるのは嬉しいのだけれども、MTBをデポした峠が近づくにつれてなんだか緊張してきた。23年前に下ったときは、テン泊道具が入ったザックを背負っていたにもかかわらず、結構乗れた覚えがあるし、実際それなりには乗れたはずだ。でも、のぼってきた山道は、落ち葉の下に大きめの石がごろごろしてたり、転落したらまずい崖のような場所も結構あったのだ。果たして無事に下れるだろうか?いや、こうした山サイでは絶対に無事に下らなくてはならないのだけど。
というわけで、少しでも危ないと思ったらすぐに降りましょう、とにかく安全第一で下りましょうと、お互い声をかけあって峠から下りはじめた。
峠から高度にして100mくらいは、危ないところが多くて足をついたり、自転車から降りる回数が多かった。ただそこからは、落ち葉の下の石のおかげですっきりと快適と言えないまでも、楽しく下れた。そして慎重とはいえ、やはりMTBでの下りは楽だし速い。秋色の1000mのダウンヒル。贅沢過ぎると思いながら、何度か休憩をはさみながら山道を下った。
3週間前の赤岳に続き、どちらも好きな自転車と歩きで素晴らしい秋の山を楽しんだ今回も、充実感たっぷりの印象深い山行になった。ご一緒して頂いたakiraさん、またしてもありがとうございました。えっと、往復の運転もホント助かりました。またよろしくお願いします!
秋だ、としか言いようがない。
橋の上を走るakiraさん!・・・なわけないか(^^;
バンクをうまく利用してました。
素晴らしいバランスだ
暑くてジャージを脱ぐなんて思っていなかったので、赤のインナーなんて着てきてしまったのだ・・・
峠まであとちょい。
山頂にかかっていた雲がとれた。
下りもバランス良いですね~
が、こんなことも(^^;
淡い感じもまたいい。
ほんとうに楽しかった!
以前使ったことのある写真。上の2枚がこのコースを下ったときのもの。左上の場所を通ったとき、懐かしさが込み上げてきた。
MTBは持っていたものの、近場でさえMTBらしい走りはまったくしていなくて、実は当時唯一の山サイだったりするのだ。
ときどき舗装の混じるダート道。その終点近くにある駐車場からMTBで少しだけ林道を走り、山道の入り口に到着した。そこからは押しと、ときどきの乗車とたまの担ぎで1000m近い標高差の稜線の峠を目指した。この道を、僕は20年以上前に一度下っている。ただダウンヒルの記憶はかろうじて残っているものの、雰囲気や景色についてはまったくといっていいくらいに覚えていなかった。だから、予想をこえた秋の山道の素晴らしい雰囲気に、いちいち感動することになった。ほとんど展望はないのに、様々な色合いの赤や黄に彩られた山道をのぼっていくのは本当に楽しかった。来て良かったと何度も思った。
駐車場から峠までずっと前後しながらのぼることになった2人のサイクリスト。そう、MTB乗りとかMTBerとか表現するより、サイクリストと表現するほうが似合うお2人との会話がまた楽しかった。少し景色が開けた場所での休憩では、ずいぶん会話が弾んだ。ランドナーも楽しまれている方。同じARAYAのマディ・フォックスに乗って、やはり同じ頃にこの道を走っていたらしい。もちろんお互いMTBで来ているわけだけれども、MTBを楽しむためというより、こういう場所や雰囲気のなかにいるのがただ心地よいという感じがとても良かった。嬉しい出会いだった。
日本の自然ってほんとうにいいなと思わざる得ないような雰囲気の山道をのぼり、ちょうど疲労感が濃くなりはじめた頃にようやく峠に到着。ここまではわれわれ以外ほとんど人の気配がなかったのに、峠は人でいっぱいだった。自転車はここにデポして、補給がてら少し休憩したあと、今度は歩いて少し離れたピークに向かった。
開放感のあるこのあたりの雰囲気もとても好きではあるのだけれども、人が多過ぎるのがちょっと残念だった。ここまでがずっと静かだっただけに、余計にそう感じたのだろうけれど。
山頂までの歩きは、疲れがでてちょっときつかった。なので展望のない山頂ではあったけれど、無事到着できたことはやはり嬉しかった。そして、ここまで来るとまた静かな雰囲気が戻ったので少しほっとした。
さて山頂から峠に戻ったあとは、いよいよ楽しみなダウンヒル。結構疲れも出ているので、楽に高度を下げられるのは嬉しいのだけれども、MTBをデポした峠が近づくにつれてなんだか緊張してきた。23年前に下ったときは、テン泊道具が入ったザックを背負っていたにもかかわらず、結構乗れた覚えがあるし、実際それなりには乗れたはずだ。でも、のぼってきた山道は、落ち葉の下に大きめの石がごろごろしてたり、転落したらまずい崖のような場所も結構あったのだ。果たして無事に下れるだろうか?いや、こうした山サイでは絶対に無事に下らなくてはならないのだけど。
というわけで、少しでも危ないと思ったらすぐに降りましょう、とにかく安全第一で下りましょうと、お互い声をかけあって峠から下りはじめた。
峠から高度にして100mくらいは、危ないところが多くて足をついたり、自転車から降りる回数が多かった。ただそこからは、落ち葉の下の石のおかげですっきりと快適と言えないまでも、楽しく下れた。そして慎重とはいえ、やはりMTBでの下りは楽だし速い。秋色の1000mのダウンヒル。贅沢過ぎると思いながら、何度か休憩をはさみながら山道を下った。
3週間前の赤岳に続き、どちらも好きな自転車と歩きで素晴らしい秋の山を楽しんだ今回も、充実感たっぷりの印象深い山行になった。ご一緒して頂いたakiraさん、またしてもありがとうございました。えっと、往復の運転もホント助かりました。またよろしくお願いします!
秋だ、としか言いようがない。
橋の上を走るakiraさん!・・・なわけないか(^^;
バンクをうまく利用してました。
素晴らしいバランスだ
暑くてジャージを脱ぐなんて思っていなかったので、赤のインナーなんて着てきてしまったのだ・・・
峠まであとちょい。
山頂にかかっていた雲がとれた。
下りもバランス良いですね~
が、こんなことも(^^;
淡い感じもまたいい。
ほんとうに楽しかった!
以前使ったことのある写真。上の2枚がこのコースを下ったときのもの。左上の場所を通ったとき、懐かしさが込み上げてきた。
MTBは持っていたものの、近場でさえMTBらしい走りはまったくしていなくて、実は当時唯一の山サイだったりするのだ。