湘南発、六畳一間の自転車生活

自転車とともにある小さな日常

納まるのか?

2011年12月15日 | 日常生活




 今夜はJoeさん企画の二郎納めの会だった。僕が頼んだのは下の写真の小汁なし野菜にんにく。久々の二郎に前のめりになって食べはじめ、相変わらずの旨さに「これなら今夜は楽勝だな」と思ったのだけれども、残り4分の1くらいから急激につらくなった。それからは脂汗を額に浮かべながら、なんとか完食したのだった。うっぷ。

 二郎のあとはマックでコーヒーを飲みながら自転車談義を少々。なぜかトレイの上にはコーヒーだけでなくポテトLもあったりして、そのほとんど10割を僕が食べてしまったのであった。いったいどうすればカロリー収支の帳尻を合わせられるのだろうかと、月のきれいな夜道をのんびりとランドナーで走りながら自己嫌悪まじりに思ったりしたのだった。

 参加された皆さん、お疲れさまでした!!

冷え冷え

2011年12月13日 | ボルダリング


 蚊がいなくなり、岩が乾いているのはいいのだけれども、日当たりが悪いだけに岩の冷たさと寒さが厳しい今日この頃。冬のあいだは自転車で体温まっているうちに基本的な課題を何本かやって、冷える前に撤収というパターンになりそうです。これまでも同じような感じだったけれど、寒さゆえに「短い時間だけれども穏やかでのんびり」なんて雰囲気はあまりありませんね。


青く高い空、広がる海と山、下って海の高さの温泉と金目のオフ!!

2011年12月04日 | LeMond

photo by コミュさん

 Fさん主催の西伊豆スカイライン金目オフに参加してきました。西伊豆スカイラインを走るのは2度目。以前走ったときは沼津から内浦湾沿いに走り()、真城峠経由で戸田峠まで上りましたが、今回は狩野川サイクリングコースを通り、修善寺側から戸田峠に上ります。仲間のブログを見ながらずっと走ってみたいと思っていた道でした。

 当日の天気予報は快晴。ただ気温が高そうなので、そんなにくっきりとした景色は望めないのではないかと思っていました。集合の函南駅に向かう東海道線の車中からあまりに見事な富士山と丹沢の峰々が早くも見渡せて激しく気持ちが昂揚しましたが、あとからがっかりしないように、早朝だからこそであって走りはじめたらわからないぞと気持ちを落ち着けました。




photo by モリさん

 函南駅での簡単なブリーフィングを終えて走り始めても、しかし富士山はくっきり。これは少なくとも西伊豆スカイラインに出るまではもつだろうと思いはじめます。はじめて走る狩野川沿いのサイクリングロードはとても気持ち良く、修善寺からの上りもペースこそ思っていたより相当速かったですが、里山の風景がとても心地良く楽しく上ることができました。




この城山を見るのも実は楽しみだった。自転車&山歩きという楽しみ方をはじめて2度目に登った山なのだ。





 そして達磨山レストハウスに到着してみると、期待通りの富士山がどーん。12月上旬とは思えない穏やかな気候にもかかわらず、冷え込んだ日のように澄みわたった風景。前日まで2~3日続いた雨まじりの天気のおかげで、冠雪の遅かった富士山にいい感じに雪が積もっています。そして富士山から左に八ヶ岳ややはり雪を被った南アルプスの峰々。素晴らし過ぎます。

 と、そんな見事な風景を目の前に感動しているとAkiくんから不吉な発言が。「あ、小さな雲が出てきた。あれがどんどん大きくなるんです!」と。頭脳明晰なAkiくんにそう言われるときっとそうなのだろうととてもがっかりします。不安な気持ちになります。そしてそんな話をしていたわずかな時間のあいだに確実に雲が大きくなっています。おいおい、これはまずいじゃないか。しかし、後続のメンバーを待っているあいだにその雲はきれいさっぱり消失。遠くの高い空で何が起こっているのかさっぱりわかりませんが、なんとなくこれで今日は1日大丈夫なんじゃないかと思えました。



 戸田峠から西伊豆スカイラインの展望ポイントまでは、結構厳しい上りのはずに皆はずむような気持ちで上っていたのではないかと思います。そんなわくわくした雰囲気がいっぱいの走行でした。途中、木々のあいだから見える富士山に、さっき見たばかりなのに再び歓声を上げます。









 そして、展望の開けた開放的な稜線に飛び出します。期待通り、いや期待以上の風景がそこには広がっていました。引き寄せられるように西伊豆の海が見渡せるガードレールに自転車が次々に立てかけられていきます。眼下には小さく戸田の町が見え、海の向うには青く高い空と、富士山や八ヶ岳や南アルプスなどといった山々。みゆきさんが「あれが北岳、あれが農鳥かな」などと山岳同定をはじめます。では、あれが甲斐駒、あれは塩見などといったやりとりを遠くの山を指差しながらするのですが、遠すぎて“あれ”じゃさっぱりわからなくて皆で笑ってしまいました。





















 そこからも素晴らしい景色に後ろを振り返り、止まっては写真を撮り、なかなか前に進めません。気づいたらいつの間にかひとり一番後ろを走っていました。

 海に落ちていくように船原峠に下ったあとは、レディ&エスコート隊と青年隊?(実際はAkiくん以外は中年なのだけれども・・・)とに別れます。そして青年隊は小さなアップダウンを繰り返しながら仁科峠を目指しました。



 風早峠からは1.2kmで120mの標高差を仁科峠に上るのですが、やまださんは「俺はここで待ってるから」などと言います。でもここまで来て、仁科峠まで行かないのはもったいなさ過ぎます。こんな素晴らしい天気なわけだし、何より全然へばっているように見えません。なので「一緒に行きましょうよ~!」と声をかけて、青年隊みんなできつい坂に喘ぎながら仁科峠を目指しました。



 そうしてやってきた仁科峠。僕は北側の小高い展望台からの景色を楽しみにしていたのですが、皆は南側の少し標高の低い丘へ向かって歩きはじめました。で、そんなにたいした上りじゃなかったという記憶があったので、「向うに登りましょうよ、天城の山のほうまで360度の大展望ですよ」と提案したのですが、するとモリさんから「そんなに違いますか?」と質問が。でも僕は南側の丘には登ったことがないので、そう訊かれると自信はなく、こたえに詰まってしまいます。結局僕の提案が通ったのですが、結構皆疲れているだろうし、歩きにくいシューズなわけだし、もし期待を裏切るような景色だったらどうしようと秘かにどきどきびくびくしながら丘の頂上を目指しました。



 でもそんな心配は、丘の上に到着して360度の大パノラマが広がった瞬間に頭上の広い空に消え去りました。誰が何と言おうと“今日の”この場所からの景色は素晴らしい。クリートのついたシューズで岩の上にたち、周囲の景色を眺めました。












先週はこんなに色づいていなかったという紅葉のなかを下るコミュさん。動画が楽しみ!

 大展望を満喫したあとは、風早峠まで戻り、細い山道を湯ヶ島まで下ります。先頭の2neさんの下りがあまりに速く、僕は早々と隊列を離脱して最後尾へ。ロード乗るのが久し振りだからか、細いタイヤで濡れた路面や落ち葉の上を走るのがやたら怖く感じたのです。



 ところどころで鮮やかな紅葉を楽しみながら湯ヶ島まで下り、セブンイレブンでカップラーメンを補給します。金目が待っているわけですから、昼食はこんなんで充分でしょう。暖かい日が射す店先で皆でカップ麺をすすり、そろそろ出発しようとしたとき、“パン!”だか“ピン!”だか覚えていないけれども、何かが弾ける音がしました。パンク?いやスポークが切れたんじゃないか?とモリさん。そして皆の自転車をチェックしはじめたところ、ちょうどトイレに行っているAkiくんの前輪のスポークが見事に切れていました。本数の少ないフロントなので、走るのは厳しいかもしれないと僕は思ったのですが、試してみるとブレーキを開放すればぎりぎりシューには干渉しません。走れるところまで慎重に走ってみて、無理そうなら途中からバス輪行ということになったのですが、結局なんとか最後まで走り切れちゃいました。もちろんAkiくんの走り方が良かったということもあるのでしょうが、以前やはりスポークが切れたのに神奈川グランフォンドを完走できた僕としては、シマノの完組ホイールのバランスの良さ?に感心せざる得ませんでした。

 湯ヶ島からは天城峠まで最後の上りなわけですが、のんびり行きますんでと先行しているAkiくんを追う形で僕が先頭を走ります。でも背中は見えるものの、のんびり走るAkiくんに全然追いつきません。ツーリングなのでもちろん追いつこうとしていたわけではないものの、こちらはすでに練習モードです。Akiくんの背中は途中からすでに見えなくなっているのですが、結局そんな感じで淡々黙々とトンネルまで上ってしまいました。あぁきつかった。そうそう、走りたかった旧道は時間も押していたので諦めました。トラブルがなければ問題ないとも思ったのですが、パンクとかあったら温泉が難しくなりそうだったのです。まぁこちらは別の機会に走りましょう。



 さて、天城トンネルからはサンシンップ今井浜の露天風呂まで一直線に下ります。そして無事ちょうど良い時間に温泉に到着し、黄昏はじめた伊豆の海を眺めながら気持ちの良い温泉に浸かったのでした。



 入浴後は、待ち望んだ金目です。店の前で自転車を輪行袋に積め、まずは生ビールで乾杯。それから金目がやってくるまでの約20分の長かったこと。頭の中は金目のことでいっぱいで、思考停止のような状態でした。目の前に想像以上に大きな金目が登場したときの興奮は、西伊豆スカイラインで展望が広がったときと同等だったように思います。と、このときのことを思い出しながらこんなことを書いていたら、口のなかに唾液が広がってきましたよ。また絶対に食べに行こう。そんな河津・吉丸の金目でした。



 帰りは恒例の宴会列車。今回は熱海での花火つきでした。Fさん素晴らしすぎると一同圧倒されるように思った瞬間でした。

  

 絶好の好天に恵まれて、本当に何から何まで素晴らしすぎるオフ会でした。企画してくれたFさん、一緒に走った皆さん、ありがとうございました!また来年もぜひよろしくお願いします!!