湘南発、六畳一間の自転車生活

自転車とともにある小さな日常

自転車雑誌より自転車本

2008年03月31日 | 日常生活
 ヤフオクで欲しいパーツがあったことを思い出してさっきオークションを見てみたら、僕が出してもいいと思っていた金額の半値くらいで終了していた。結構ショックだった。自分でブログをはじめてからなんだかこういうことが増えたような気がするのだけれども、それはそれで無駄な買い物の機会が減っていいことなのかもしれない。とりあえず、そう思ってショックを軽減させておこう。

 ところで話はまったく変わるのだけれども、僕は自転車本を読むのが好きである。好きな趣味に関する本ということもあって、余程ひどいというか、自分に合わない本でなければ、たいていの場合自転車本を読むのはとても楽しい。このブログをはじめてから読んだなかで、途中で読むのをやめてしまった本が2冊あるけれども、それ以外は程度の差はあるけれどもだいたいどれも楽しく読めた。そういう分野の本があるのはとても嬉しいことである。

 自転車雑誌とは少し距離を置いた生活を送っているのだけれども、そんなわけで自転車本に関しては借りたり買ったりしながらぽつぽつと適当に読んでいる。ここ2週間くらいのあいだに、買ったり借りたりしたのは下の3冊。エンゾの本を読み終え、今は『バンクを駆ける青春』を読んでいる。そしてそれを読み終えたら『ラフ・ライド』が待っている。楽しみ、楽しみ。

 自転車本は好きなのに、なぜ自転車雑誌とは距離を置いてしまうのかについては、いまひとつ自分でもわからない。でも単純に考えれば、雑誌よりも本のほうに、より僕にとって興味のあること(個人的なことなど)がたくさん書かれているからなのだとは思う。とはいえ、雑誌のほうも普段読まない分、たまに読むと思い切り集中して読んじゃったりはするんですけどね。ただ雑誌には「なんだかなぁ」と思ってしまうような記事も少なくないので、それでついつい距離を置いてしまったりするのかもしれない。



 話が戻ってオークションについてだけれども、少し前にデュラの74系のシートピラーを手頃なお値段で手に入れられたのは嬉しかった。ブリヂストン号用(25.8mm)に良さげなものをさがしていたのだ。26.8mmサイズのものであれば昔使っていて、まだ手元にあるのだけれども、このピラーはとても格好良いと思う。

 あと自転車とは全然関係ないですけど、ここ数日ジャニス・ジョップリンをよく聴いています。昔はあまり良さがわからなかったのですが、あらためて聴くとすごく良いですね。サマー・タイムなんてイントロからすでに鳥肌モノです(と、ついことばが丁寧になる)。昔はいまひとつピンとこなかったものの良さがわかるようなるのって嬉しいことであります。

しらす、しらす、しらす

2008年03月30日 | 日常生活
 3月から解禁になったここらのしらす漁。写真だけ用意したもののアップしていませんでしたが、解禁翌日にしっかり頂いております。



 生と釜揚げの二色丼。



 生しらす単品。



 かき揚げ。



 とても美味しゅうございますので、湘南へ来られた際にはぜひお召し上がり下さい。で、なんで今こんなエントリーをするかというと、ただ単に今とっても僕がしらすを食べたいからであります。あ~、二色丼食べてぇ~!

春の朝の散歩

2008年03月29日 | 日常生活


 片瀬山にあるPINYでモーニングのパン・バイキングを楽しみ(9個も食べてしまった!うまかった!)、



 食後は、桜咲く



 近くの公園へ。



 園内に保存されている古民家の縁側で、心と体をしばしぼうっと脱力させながら、



 桜を眺めた。



 亀を眺めた。

 目をつむれば、とても穏やかで平和な春の朝だった。

腹をたてながら、走る。

2008年03月28日 | 自転車生活
 昨日はほとんど腹をたてながら走っていた。もちろん自分にたいしてである。抑え気味に走ったにもかかわらず、早々と疲れを感じてしまった名古木までの往路からすでに自分に腹がたっていたのだけれども、TTの後半と江ノ島までの復路はとくに自分が腹立たしくて仕方なかった。

 それじゃ、具体的にいったい何にそんなに腹をたてたのか。それは間違いなく、自分のなかにあった甘い期待、慢心、過信などにたいしてである。トレーニング的な走りとはすっかりご無沙汰だったにもかかわらず、自分にとって決して簡単ではない40分を切るタイムを期待したことが、とくに菜の花台あたりで足がなくなってからは頭にきて仕方なかった。TTを終えたあとの気安さから、いつもはペースをあげて頑張る復路も、昨日は力尽きてだれだれになってしまい、そういった怒りや苛立ちを心に叩きつけるように走っていた。期待していたタイムで走れなかったのは仕方ない。苦しいのも仕方ない。だけれども、自分の甘さについては仕方ないではすまされない。そんなことをずっと考えながら走っていた。

 それからもうひとつ考えていたのは、速くなるため、強くなるためにはやはりトレーニング的な走りもしないと駄目だということだった。もちろんツーリング的な走り方も足をつくることにまったく役立っていないわけではないと思う。ただそれだけでは足りないのだ。だからこそ僕は年に何度かヤビツに出かけて、普段のツーリングではかからない負荷を心臓と筋肉と心にかけるようにしていたのだけれども、その意味を昨日は少し忘れてしまっていたように思った。それがまた悔しくてたまらなかった。

 なんだか話が少し矛盾するけれども、僕がヤビツでTTをするのは何も良いタイムで走れるようになりたいからだけではない。速く、強く、走れるようになりたいからだけではない。もちろんそれもあるけれども、それだけではない。結局僕が求めているのは、そこで自分を追い込むことである。追い込んでしっかり苦しんで、その苦しみにきちんと向き合うことなのである。そしてその苦しみのなかから、がつんと心に残る何かを得ることなのである。結果もちろん少しずつでも強くなってくれないと困るわけだけれども、僕が望んでいるのはそういうことなのである。だから、そこにあるはずの苦しみを安易に考えていた自分に腹をたて、激しく苛立ったのだと思う。

 昨夜は疲れているにもかかわらず、なかなかうまく寝つけなかった。そしてベッドのなかで村上春樹がマラソン(ランニング)について書いた『走ることについて語るときに僕の語ること』という本を読んでいた。この本には、僕が感じていることがたくさん書かれている。僕が感じているようなことになんとなくでも共感できる人にはぜひとも読んで欲しいなぁと思う本である。まぁなんにせよ、昨日は昨日で結局またしてもたくさんの課題を自分に突きつけることになってしまったわけである。というわけで今年も何度かヤビツに出かけて行って、しっかりそこにある苦しみと対峙しなければならないのだ。で、その結果もう少し良いタイムが出ると嬉しいんだけどな~。もう少し速くなりたいんだよな~。うむむむむ。

今年はここから

2008年03月27日 | 自転車生活
 今朝は3時40分起床!でも・・・

 予定では久里浜に向かい、そこから始発のフェリーに乗るはずだったのだけれども、「もう少しだけ寝れるかな・・・」ともう一度目をつむったらそのまま4時間強も眠ってしまい、結局起きたのは8時少し前だった・・・。

 というわけで、少し悩んだ末に向かったのが、困ったときのヤビツ峠。ヤビツは今年になって一度も上ってないから、まぁこれはこれで良かったのだと思うことにした。僕の場合、ロードに乗ってもツーリング的、サイクリング的な走りばかりだから、たまには練習のような走りもしなきゃなと思ったりもしていたので。



 途中、少しだけ県道を離れて金目川の土手を走った。とてもおしっこがしたかったのだ。桜の木の下での小便。春を感じたひとときだった。

 さて、名古木からは憂鬱だけれどもTT。なんだか名古木までで結構疲れてしまったのだけど、タイムがどうこうというより、とにかくたまには負荷をかけなきゃ駄目だと頑張ることにした。

 今日は思うところがあり、サドルを少しだけあげて、どちらかというと回転よりトルク重視のペダリング。でも、あとから思えば、今日は何も考えずただただ無心に上ったほうが良かったのではないかと思った。ただただきつくて、効果の差なんて見極める余裕なんてなかったから。

 とりあえず菜の花台までは、なんとか40分ギリギリくらいのペースで上ったのだけれども、そこから激しく失速。それまでも充分きつかったからまぁ当然といえば当然なのだけれども、菜の花台からはとにかく本当にきつかった。それでも諦めて手抜いたら駄目だと思って頑張りましたけど・・・。僕の場合、どうしても普段は頻繁に足ついて写真撮ったりしながらのツーリング的な走りになってしまうので、TTやるときだけはたとえ良いタイム(もちろん自分にとって)が見込めなくても流したりせずに、あとから自分に言いわけとかできないように最後まで力を振り絞って走ることにしている。



 でもって、そんなふうに走った今日のタイムは41分18秒。僕にとっては決して悪いタイムではないのだけれども、秘かに40分切りたいと思っていたのでやはり残念だった。ただ、今日くらいの苦しみを味わってこのタイムであれば、今後に期待は持てると思う。とにかく今年はこの41分18秒がはじまりなのだ。頑張ろう。

 ヤビツからは渇水のせいでびっくりするくらいに心細い水量の護摩屋敷の水場に寄って、



 来た道を引き返した。



 すっかり疲れ果ててしまったので。



 でも帰宅後は、少しだけやすんでから今度はブリヂストン号に乗り換えて横須賀の岩松へ。もう少しだけ走っておきたかったのと、実は数日前、夜岩松に行ったらしっかり閉店していたので、そのときの無念をぜひとも晴らしたいと思っていたのだ。いつも美味い海鮮丼が、今日はいっそう美味く感じた。

 さて、寝坊したとはいえ、今日も一応ちゃんと自転車乗ったおかげで、今月は今日で去年の5月以来の月間1000kmに達した。僕の場合は月間800kmが目標なのだけど、やっぱり1000km越えると嬉しいものである。

 それからしばらくブログお休みしてましたが、これからももうしばらくこんな感じの更新になってしまうかもしれません。やるならやる、やらないならやらない。どちらかしっかり決めなきゃいけませんね。

ずるずると先週に引き続き191km

2008年03月15日 | 自転車生活
 前の晩に考えていたこの日の予定。

 5時頃起きて秦野峠と三国峠を越えて山伏峠でブルベの皆さんを待ち伏せして、そこから道志道をご一緒させて頂いて、裏ヤビツより帰宅。
 
 でも結局目が覚めたのは7時少し前。さらに頭と体がやたらだるい。というわけで、前の晩考えた計画は諦めてとりあえず二度寝。と言ってもほとんど眠れずに8時半頃に再び起きる。もちろん、体調は回復せず。でも今日は少しでもいいから走っておきたいんだよなぁ、そろそろ足をつくっておかないと不安なんだよなぁと9時半頃に部屋を出る。

 そうして目指したのは秦野峠。ブルベ合流は諦めたけれども、とりあえずは秦野峠までは走ってみよう。久し振りにあの開放感のある景色を見たいのだ。

 というわけで、とりあえずR134を西に走る。でも体のキレがあまりにないので無理はしません。巡航25~27kmくらいです。といっても、これってツーリングペースとしては僕は充分な速度だと思うのだけど、これくらいのスピードだと見事にバンバン抜かされます。この日は土曜日ということもあって、かなりの台数に抜かされたので少しだけ寂しい気持ちになりました。

 花水川橋から金目川を遡って246にのっかるつもりだったのだけど、東海大学のあたりでUCくんとバッタリと出会い、秦野峠に行くならばこちらのほうが車が少なくていいですよ、と土屋橋を左折していくコースを教えてくれる。ただ僕はここらの土地勘が全然ないので、「やっぱり普段どおりのコースで今日は行くね」と言って別れたのだけど、別れてすぐに「でも今日は全然先を急ぐツーリングじゃないんだよなぁ、こういうときこそ知らない道を走っておいたほうがいいよなぁ」と思い直し、すぐにあらわれた土屋橋の交差点を結局左折してみることにした。そうしたら、その道がなかなか素晴らしい道で・・・

 今まで走っていた道より確かに車が少ないうえに、



 道沿いにはたくさんのきれいな白梅紅梅が咲いていた。丘陵地を走るのでアップダウンがきついけど(多分練習で走ったら本当にきついと思う)、



 ふと道の横を見ると、こんな里山っぽい風景があったりする。サイクリングペースで走る分には本当に楽しめる道だった。震生湖のあたりもとても良い雰囲気で、今度ランドナーでも走りに来たいと思った。UCくん、良い道を教えてくれてありがとう!

 さてそのあとはちょろっと246を走ったあと、



 中山峠。 



 そして、予定通り秦野峠林道に入ったんですけど、さすがに今の時期は寒々しい風景ですね。でも車の入ってこない林道をひとりでのんびりと走るのってやはりすごく気持ち良い。



 去年、Fさんに借りた山の本のカバーに「寂しい山へ、黙って登って下さい」という一文があったのだけれども、どちらかというと自転車でも僕はそんな感じのツーリングが好きなのだと思う。もちろん、それだけではないけれど。



 ゆっくりと少しずつ高度をあげていって、



 秦野峠に着いたのが12時40分頃。この日は気温が高かったので、峠に着いたときはかなり体が汗ばんでいた。体が汗ばむという感覚は久し振りなせいか、なんだかとても気色悪かった。



 そんな汗ばんであたたまった体を短いダウンヒルで少し冷やしてから、



 日影山の鞍部までもうひと上り。晴れた日は絶景なんだけどなぁ。



 丹沢湖もこんなふうに薄ぼんやりとしか見えない。でも走っているのは本当に楽しかった。部屋でうだうだせず、ちゃんと走り出して良かった。



 さて秦野峠の次は足柄峠。正直体調悪かったから秦野峠ピストンでも良いと思っていたのだけど、ついUCくんに「秦野峠と足柄峠を走って帰ってこようと思ってるんだよね~」なんて言ってしまったのだ。まぁゆっくりであればなんとかなりそうだったし、元々少しでもたくさん走りたかったわけだから、あとから考えればあそこで「足柄峠も」と言っておいて良かったのだかもしれない。



 駿河小山での昼食休憩をへて足柄峠に着いたのが15時頃。のんびりだからそんなにはきつくなかったけど、足には結構きた。というわけで、ここからはちゃんとまっすぐ部屋に戻ろうと思った。



 ・・・のだけど、下りはじめたら急に気持ちが大きくなる。すぐにあらわれる短い距離の上り返しをダンシングでグイグイ踏み込んでみたら、これが実に気持ち良くてさらに気持ちが大きくなって、このまま帰っちゃもったいないよなぁという気になってしまった。



 というわけで、下りの途中からまた別の林道に入り込む。えっと、つまり神奈川グランフォンドで走ったあの林道ですね。



 あのときはかなりのきつさを感じながらこの林道を走ったのだけど、今日はそれほどでもない。なんだか足柄峠を越えたら気持ちだけでなく体のほうも本当に元気になったようだ。



 というわけで、この日は結構あっさりと峠のトンネルに着いた。



 ならば!とあの日諦めた千石原から芦ノ湖に向かって走り出したのだけど、ここがきつかった。時間的な余裕がなくなってきていることにたいする焦りがあるうえに、千石原から元箱根って実は結構距離があるんですね。道はずっとアップダウンだし。千石原の交差点の少し先に「芦ノ湖まで6km」って標識があったのだけど、芦ノ湖に着いたらさらに元箱根までは9kmあるのを知ってかなりがっくりきてしまった。

 でもここまで来たら、やっぱり元箱根から旧道を下るのではなく、大観山まで行って椿ラインを下りたいということで、写真も撮らず黙々と走る。元箱根のセブンイレブンで簡単な補給をしたけど、すぐにまた自転車にまたがった。



 そうしてようやく17時30頃に大観山に到着。富士山どころではなく、霧だらけだったけれども、結局こんなところまで走って来れたので気持ち的にはとても満足。



 霧で視界があまりないのと、少しずつ暗くなりはじめていたので、椿ラインはかなり慎重に下った。ずっとブレーキをひいていたので、下りきったときは手がかなり痛かった。湯河原に下りてきたときは本当にほっとした。



 湯河原ではすき屋で再び補給。本当は隣の回転寿司に入りたかったのだけど、20人くらい並んでいたので諦めた。

 豚汁牛皿定食なるものを食べ終えたあとは、まぁこちらもせっかくだからと真鶴旧道をいく。走り慣れない場所のナイトランが恐ろしい。



 結局、江ノ島に戻ってきたのは21時頃。甘いものが食べたくて入ったマクドナルドですすったシェイクがやたら美味かった。

 サイクリング程度でいいから少しでも走っておきたいと思って部屋を出たのだけれども、結局戻ってきてみれば先週とほとんど変わらない191.56kmを走っていた。こんなコースになるなら神奈川グランフォンドにチャレンジすれば良かったと少し思ったけれども、それはやっぱり無理だったと思う。まぁ神奈川グランフォンドは新緑の頃にちゃんと早起きしてチャレンジすることしよう。まぁなんにせよ、2週連続これくらいの距離を走れて良かった。コース的にも楽しめたし、結果オーライな土曜日でございました。

短い時間で楽しめる自転車

2008年03月14日 | 自転車生活
 昨日は、実はそんなに久し振りではないけれども、気持ち的には久し振りの山道で少し遊んだ。



 山道へのアプローチでは、白梅がきれいに咲いていた。



 この日、今僕が気に入っているコースの距離をはかったら2kmくらいしかなくて少し驚いてしまった。走っている時間は15分くらいだから確かにそんなものなのかもしれないけれども、得られる楽しさや満足感は間違いなく距離や時間分以上のものがある。自転車ってたいていの場合、ある程度満足するにはそれなりの時間を必要とするので、こんなふうに短い時間で充分楽しめるMTBはとてもありがたく、貴重なのだと思った。それはもちろん身近にそういう自然があってこそなのだけれども。ここらの自然には本当にいつも感謝である。



 上の写真は1本目のコースのラストに近いところ。最後のカーブが少しスリリングで楽しい。人工物が写るのを避けるために上部だけの写真になってるけれど、実際はもうちょっとだけ高度感があるカーブです。



 そのあとはMTBを担ぎ上げて、近くの別の尾根でもうひと遊び。


 ここ数年薄々その気を感じていた花粉症がほぼ決定的ということも影響しているのかもしれないが、この数日なんとなく気持ちが停滞気味でよろしくない。外したブリヂストン号とMTBのメーターが全然見当たらないのがそんな気持ちにいっそう拍車をかけている。こんな狭い部屋で、いったいどこにやってしまったのだろうか。ホントに。お~い、出てこ~い!出てきてくれ~!!

少々放置しておりますが

2008年03月10日 | 日常生活
 今夜は再び焼き肉ざんまいで、焼き肉三昧。今日はなんとなくお米が食べたくてライス大を頼んだのだけれども、出てきたらこれまたものすごい量で思わずのけぞってしまった。写真は友達に少しもらってもらったあとなのだけれども、それでもこの量だもんなぁ。もちろん、ちゃんと残さず食べましたけどね(笑)



 さて少々ブログ放置気味ですが、土曜日は久し振りにロードでツーリングに行ったりもしたので、時間あるときに遡ってエントリーしたいと思ってますのでよろしくどうぞです。



 ここはとっても気持ち良かったですよ~!体はヘロヘロでしたけど・・・

箱根を越えて仁科峠まで 前編

2008年03月08日 | 自転車生活
 チャイナ飯店での満腹飲み会の翌日は久々にロードでのツーリング。ロードといってもLeMondでではなく、ブリヂストン号でなのだけれども、そろそろロードで少し長い距離を走っておきたくなったのだ。

 朝6時ちょうどくらいに部屋を出て、



 とりあえず三枚橋。今日は箱根を越えて西伊豆に向かうつもりです。そして西伊豆の海山を堪能するつもりなのです。

 というわけで、今日はTTなしの余裕のあるペースで箱根旧道を上る。と言っても足は全然余裕ないですね。フロントトリプルの恩恵に預かっているはずなのに、七曲りは立ち漕ぎだった。

 そうこうして標高をあげていったのだけれども、途中からだんだんと雪があらわれる。それも吹き溜まりの積雪ではなく、つい最近降ったような雪が・・・。きれいな景色で嬉しいんだけど、凍結がちょっと怖いぞ。



 お玉が池はこんな感じ。



 そして芦ノ湖畔はこんな感じ。

 さて、今日は西伊豆に向かうつもりなので、芦ノ湖からは素直に箱根峠に向かうつもりでいたのですが、



 この富士山に引き寄せられて、



 大観山に寄り道。大観山からの富士山がいかに貴重かを僕は去年身をもって味わってます。なにせ6回出かけて雲のかからない富士山は一度も見ることができなかったのですから。となれば、少し先を急いでいても寄っちゃいますよね。大観山。

 ただ芦ノ湖からここまでの道がかなり怖かった。多分半分以上が凍結。上りはなんとか上って来れたけど、下りはどうなのだろう。とにかくスピード出さずに、場合によっては押しをまじえて慎重に下っていくしかないな。



 こういうときこそMTBで体得してるはず?のバランスを発揮するのだ!と気合は入れるものの、やっぱりついつい体に力が入ってしまいます。一度バランスを崩しかけてサドルの上で蛸踊り(クリートは外してました)、それから勾配のきついところで自転車から降りようとしたところでやはりバランスを崩して立ちごけ。でもとにかくケガなく芦ノ湖まで下れて良かった。後続に車がいたり、対向車と擦れ違うときは本当に怖かったです(泣)



 芦ノ湖からは予定のコースに戻り、箱根峠にたつ。

 そしてここから静岡側へ下りなんですけど、しばらくはやはり凍結が怖かったですね。さすがにこちらはそんなにひどい凍結はなかったのですが、濡れた路面が、見ただけでは凍っているのかそれとも濡れているのかわからないのでどうしても慎重になってしまいます。



 完全に路面が乾いてるところまでは、ロードでの長い下りが久し振りということもあり、かなり緊張しながらのダウンヒルだった。

 さて箱根峠を下り終えてからは、沼津の街を抜け海岸線を目指します。



 そして内浦湾沿いを少し走り、



 真城峠を目指して山のなかへ。ただ帰ってからわかったのだけれども、僕はこのとき目指す道の一本手前の道を曲がってしまったらしい。地図を忘れてしまったので、地元の人に訊ねながらやってきた道ではあったのだけれども、「そちらでも真城峠には行けるけど・・・」と確かに歯切れは悪かったのだ。でも僕はこのあたりから真城峠に抜ける林道がもう1本あるなんて全然知らなかったし、考えていたルートであれば学生の頃に一度走ったことがあるので地図なしでもなんとかなると思ってしまったのだった。



 で、間違った道をすすんでいるとも知らずに、「こんな景色だったけな?」と思いつつゆっくりと高度を稼いでいく。



 でもこの林道、やたら分岐が多く、走っていて何度も不安になる。そして実際に少々迷走する。それなりにこういう場所は走り慣れているつもりだけれども、さすがに地図なしというのは不安で、さらにだんだんと足にきちゃっているのが自分でもはっきりとわかったので、突然すごく心細くなってつい携帯で友達に電話しちゃったりしました。

 僕は戸田峠の戸田側の林道を走って真城峠~戸田峠と抜けるつもりだったのだけれども、あとから地図で確認すると峠の修善寺側の林道を走っていたようです。でも、何度か枝道で迷いながら、知らないうちに峠から伸びる尾根を越えて戸田側に出たようです(僕の地図では道は繋がっていないので一応ルート開拓ということになるのだろうか)。「やけに下るな」と不安に思っていたらいきなり工事中の立派な道に出て、そこを上っていったら



 真城峠に着いたので。もっともそのとき僕は、ずいぶんと記憶と違ってたなぁ、やけにきつかったなぁ、くらいにしか思わなかったんですけどね。でも、とにかく無事真城峠に出れて良かったです。足はすっかりなくなっちゃいましたけど。

 真城峠からは下らなくていいのだけど、再び下り。そしてそこから泣きそうになりながら戸田峠へ再び上り返し。



 そしてようやく戸田峠に着いたのが14時20分頃。つ、か、れ、た・・・。お~い、ずいぶんと時間が押しちゃったけど仁科峠まで行けるのか!?俺。。。

箱根を越えて仁科峠まで 後編

2008年03月08日 | 自転車生活
 戸田峠ではこのあとのコースについて少し悩みました。当初は仁科峠から西伊豆の海岸線に下り、そこからきついアップダウンを走って沼津に戻るつもりだったのですが、時間的にそれはきつそう。ナイトランでもいいのであれば終電には間に合うと思いますが、実は西伊豆のそこらの海岸線は、以前の伊豆一周のときナイトランになってしまってせっかくの景色が見れなかったときのリベンジのつもりだったので、今回については暗くなってしまってはまったく意味がありません。

 それにたいして仁科峠はいままでずっと行きたいと思いながらなかなか行くことができなかった峠です。学生の頃、合宿で湯ヶ島の宿に泊まったときに、チャンス!と思って少し早く起きて朝食前にひとりでアタックしたことがあったのですが、途中で時間が足りなくなり、もう少しのところで引き返してきた悔しい思い出のある峠です。

 なので、今回は海より山を優先することにして、仁科峠まで走って湯ヶ島まで下り、そこから三島まで走って輪行というプランにここで変更することにしました。



 というわけで、西伊豆スカイラインに入って行ったのですが、この道最高に気持ち良いですね!諦めずにやってきて良かったと心から思いました。凍結を恐れたのか、土曜日なのにもかかわらず車がすごく少なかったのもひじょうに良かったです。



 これはおそらく今走って来た戸田峠から金冠山、沼津方面の景色。



 こちらは多分戸田港でしょう。こう見るとこのあたりはほとんど平地はないってわかりますね。



 もう足はないですけど、こんな景色のなかですので楽しみながら走れました!



 ただ戸田峠からだと富士山がいつも背中側になるのがちょっと残念。何度もとまって後ろを振り返りながら走ったけれども、次回は仁科峠側から走ってみたいですね。



 この稜線上の登山道もいつかは訪れたい道。東伊豆から天城峠を越えて全線42.8kmと案内に書いてあったけれども、水の補給ができなさそうなのでちょっと大変そうだ。



 大きく開けた景色は船原峠まで。西伊豆スカイラインもそこで終わり、



 そこからはこんな感じの尾根上のアップダウン。



 そしてようやく仁科峠直下の天城牧場が見えた。



 そして遂にやってきた仁科峠。湯ヶ島への分岐からの上りがちょっと余計だったけれども、一応憧れの峠のひとつだったので、ようやく自転車でやって来れてとても嬉しかったです。天気も晴れだし、言うことないです。



 峠からは400m登山道を歩いて展望台へ。



 え~、もちろんブリヂストン号も一緒に連れて行きました。



 そしてひとしきり展望を楽しんでからの下りはもちろん・・・



 さて峠に戻ってからは湯ヶ島への細い山道の下り。雪が残っているところもやはりあったので慎重に下りました。



 そして湯ヶ島を少し越えたところで、この日はじめてお金を使いました。ここまで薄皮と草餅と飴玉の補給だけだったのです。でも朝の時点で、前日のチャイナ飯店の料理がしっかりお腹に残っていたのがわかりましたから、それでこの程度の補給でここまで走れたんじゃないかと思います。下りで冷えた体に、カップヌードルの坦々麺すごくうまかったです!



 カップラーメンの補給後は夕暮れのなか、狩野川沿いに三島まで走りました。最後のほうは車が増えてちょっとやっかいでした。

 この日僕は200kmは走るつもりでいたのですが、コース変更があったので結局目標には9km欠ける191kmしか走れませんでした。でも最近僕はすっかりロングとはご無沙汰でしたし、だから長い距離を走ることにたいしてまったく自信がなかったので、目標の距離には少し足りなかったですが、191kmも走れたことはすごく嬉しかったです。コース的にも満足できるものだったし、天気も良かったし、久し振りにロードで納得のいくツーリングができたような気がしました。結果的に地図では繋がってない道を走ることもできましたし。

 というわけで、車中のビールがこの日はうまかったです。というか、輪行ツーリングじたいが久し振りだったから、車中のビールが無性に幸せでした。もっともおかげで帰り一駅だけ乗り過ごしましたが、一駅くらいならまぁどうってことはないですね。