湘南発、六畳一間の自転車生活

自転車とともにある小さな日常

目指せ、クライマー!たちの黒たまごオフ

2009年11月17日 | MERLINチタン号

モリさん、半袖はありえないです(^^;;    photo by noriさん

 11月15日の日曜日は【ヤビツ30分台クライマー養成倶楽部】主催の大涌谷黒たまごオフにドタ参させてもらってきた。10月3日の日産エンデューロ以降、100km以上走った日がないことに気づいた僕は、この日はひとりで少し長い距離を走ろうと思っていた。そのために前の晩にしっかり準備もしたのだけど、起きるとやっぱり駄目なのだ。モチベーションの影も形も見当たらない。外はまだ暗いし、枕元におかれた読みかけの本が妙に気になったりする。そんなふうにどんどん心が危うい方向に向かいつつあったときに発見したのがこのオフ会だった。よし、とりあえずこのオフ会を発射台にさせてもらおう!とそれから1時間くらい布団のなかでうだうだしたあとに家を出たのだった。

 この日の参加メンバーはsudobanさん、chicorynさん、モリさん、noriさん。それにやはり【ヤビツ30分台クライマー養成倶楽部】に入会されているyuki3110さんがMTBでお見送りに来てくれた。僕は参加表明なしのドタ参で、最初は「とりあえず小田原までご一緒させてください」なんて言っていたのだけど、結局最後までご一緒させてもらっちゃいました。皆さん、1日ありがとうございました。



 この日は朝からすごい風。とくに往路はずっと向かい風で、箱根の上り口までずっと先頭をひいてくれたsudobanさんは相当大変だったに違いない。ありがとうございました。あと大涌谷までの上りも想像以上にきつかった。僕は実はこっち方面ってはじめてだったのだけど、距離の短い旧道よりこっちのほうがきつく感じた。



 でもそんなきつい上りのあとだっただけに、富士山の大展望があらわれたときは「うぉ~!」って感じだったけど(笑)

 大涌谷はとにかく寒かった。今シーズン一番の寒さだったのはまず間違いない。だから黒たまごのささやかな温かみがとても嬉しかったし、レストランで食べた黒ラーメンだっていまひとつスープはぬるかったけれどもおいしく食べれた(謎)



 さてそんな寒さに震えた大涌谷からの帰りはchicorynさんの案内で久野林道へ。これが最高に気持ち良かった。箱根あたりは車がすごかったけれども、この林道は本当に静か。車なんて1台も通らない。路面も比較的良好だし、標高500m前後のゆる~いアップダウンが走っていてとても気持ち良い。ロードで皆で走る場合は、こういう場所を話をしながらのんびり走るのが、僕は一番好きだと思う。



 時々こんなふうに小田原の街越しに青い相模湾が見渡すことができた。

 ただ林道を出てからの急勾配の激下りにはちょっと焦った。下り基調だと思った林道が思いのほか標高を下げなかったので、林道を出たらもしかしたら「みかん畑」みたいなやばい道があらわれるのではと警戒する気持ちはあったのだけど、まさにその予想がどんぴしゃりとあたった形になった。



 あまり路面の良くないそんな激坂を「ブレーキがあまりに効かなくて笑うしかなかった」というchicorynさんが先頭でケタケタ笑いながら下る。そしてその後ろではモリさんが段差でリム打ちパンク。



 まぁ距離は短かったけれども、なかなかスリリングな下りだった。そうそう、モリさんのパンクに気づかなかったchicorynさんはしばらくしてこの激坂を上り返して来た。押しだったけどすごいと思いませんか?僕だったら押しでも嫌かも・・・

 帰りは追い風基調のなか来た道を東へ走ったが、最近長距離を走っていなかった僕は明らかにスタミナ切れ。帰り茅ヶ崎のラーメン屋さんに寄って行きたかったこともあって、途中補給を抑えたこともあるかもしれないけれども、かなり疲労を強く感じた。で、茅ヶ崎にようやく到着して皆とお別れして目当てのラーメン屋さんに着いたらなんと営業時間が変更になっていて15時でその日の営業を終えていた。これにはかなりガックシ来てしまった。到着が15時30分くらいで、まだお店の中には店員さんがいたので呆然としつつ店内を外の窓からのぞいていたら、店員さんがやってきて「すみません、新しい営業時間書いてありますから」と名刺をくれた。なんかとっても未練がましい視線を送っていた感じでちょっと恥ずかしくなってしまった。でも実際未練がましかったんですけどね。。。

 目標を失った僕は再び海岸線に戻り、トロトロとペダルを漕ぎ、結局鵠沼のマクドナルドに吸収された。そしてラーメンよりはだいぶカロリーが少ないと思われるメニューを注文して、しばしのんびり。そしてラーメンを食べられなかったのは残念だったのだけれども、本日のオフ会の趣旨を考えるとこれで良かったのかもしれないと思ったりしたのだった。クライマーを目指すということで【養成倶楽部】のメンバーは減量に躍起になっているのだ。そして僕だってもう少し痩せたいと最近思っていたのだから、と。



 そんなふうにのんびりしたおかげで帰りが遅くなり、稲村ガ崎では夕日をゲット。イエーイ!

 皆さん、楽しい1日をありがとうございました~ 

 そうそうあと帰りに国府津のあたりでフミに会えたのが感動でした。ホントいろいろ盛りだくさんで楽しい1日でした!

轍屋伊豆紅葉ツーリング

2009年11月06日 | MTB


 文化の日の火曜日は職場の元同僚の自転車仲間Tさんに声をかけて頂いて、轍屋の伊豆紅葉ツーリングに参加してきました。MTBで伊豆を走るのははじめてだし、今回は里山を無難に走れる人であれば十分にクリアできる難易度ということで、ゆったりと紅葉の快適トレイルを堪能できるのではとかなりわくわくした気持ちで集合場所に向かいました。

 集合場所へはTさんのBMWにMTBを2台積んで。出発時間が早いからということで前日からTさんのお家にお伺いして、3人のお子さんと奥様に歓待してもらった上に、美味しい手料理まで頂いてと何から何まですっかりお世話になってしまいました。そもそも僕がそれまで接点のなかった轍屋の走行会に参加するようになったのだって、Tさんが3年前のGWに丹沢ツーリングに誘ってくれたからだし、それをきっかけに僕は新たにMTBに開眼したわけだから、本当にTさんには感謝なのです。もしあの丹沢ツーリングに参加していなかったら、間違いなく今こんなふうにはMTBを楽しんではいなかったと思います。Tさん、いつも本当にありがとうございます!

 さてこの日は朝からものすごい冷え込み。ただ天気は良さそうだし、走り出せばすぐに体は温まるだろうし、そもそも森のなかは風の影響をあまり受けないのでそんなには寒さの心配はしていなかったのだけれども、雲に陽射しが遮られる時間も少なく、さらに標高の高い場所ということもあって、昼食のときや長めの休憩のときはやっぱりかなり寒かったです。

 ただそんな寒い日だったにもかかわらず、ツーリングのほうはとてもホットで最高に楽しかったです。この日走ったコースは、谷側がかなり大きく切れ込んでいたりして一歩間違えば・・・といった場所も少なくなかったのだけれども、そういう場所も含めてとても変化に富んでいて楽しめるコースでした。おかげさまで1回谷側へ転倒しましたが、太い木のおかげで谷底まで落ちるということはなく、ほんのわずかな滑落ですみました。いやぁ、路面的には他の難しい場所に比べて全然なんてことのない場所だったんですが、そういうところに限ってこけたりするんですよね~。って、難しいところでしっかりこけることも勿論ありますけど。

 里山レベルという割にはかなりテクニカルで体力的にもきつかったので、シングルを抜けてダブトラに出たときは結構ほっとしました。途中Tさんが轍屋の下松さんに「これは里山レベルじゃないよ!」と言ったら、「でも里山1回とは書いてないですよね~」と笑いながら言い返されていた。確かにそれはそうですが(笑)

 最後のダブトラの下りは、鏑木店長の後ろでラインや体の使い方を参考にしながら下れた上に、勾配やRのきつさや路面の荒れ具合が程良く、本当に楽しかったです。シングルとダブトラであれば僕はシングルの下りのほうが圧倒的に好きだったけれども、この下りで少し目覚めたかも。それほど気持ち良い下りでした。ツーリングの終わりということともあいまって、ダートが終わったときはちょっと寂しかったです。

 朝から夕方までまるまる1日楽しんでメーターの距離は40km弱。でもおかげさまで秋の山サイを存分に満喫することができました。参加された皆さん、企画された轍屋のスタッフ、それから誘ってくれたTさん、ありがとうございました!



 素晴らしい秋の道。



 途中の展望台から伊豆の山々と太平洋を望む。どうしてこういうときに雲が出てくるのだ~



 そして、いよいよ下り。







 気持ちいい~。そして楽しい~



いつでもどこでもハイカー優先。

 



 シングルを抜けてダブトラを少し上り返したところからの景色。思わず心の中で喚声をあげました。



 皆さん、お疲れさまでした~