こうした中で、もとより健康でなければ、自身の日頃のささやかな願いも叶わないので、
歩くことが何より健康体の源(みなもと)と思い、
殆ど毎日のように自宅の周辺3キロ範囲にある遊歩道、公園、住宅街を歩き、
ときおり認知症だけは勘弁してねぇ・・と秘かに祈願しながら歩く時もある。
私の住む地域は、過ぎし7月18日より、35度前後の猛暑日が続き、
不要不出の外出を控えて下さい、報じられていた。
もとより過信して、熱中症で遊歩道などで倒れて、
目覚めたら病院のベットの上だった、こうしたことは多くの御方に御迷惑を掛けるので、
私は避けたいので、程々に自制しながら、歩いたりしている。
本日は10日ぶりに、市内にある都立の『神代植物公園』、
そして隣接にある『深大寺』に行ったりした・・。
いつものように最寄り駅のひとつの京王線の『つつじが丘』の駅前より、
路線バスで『神代植物公園』で下車した後、正門より入園したりした。
こうした中、正門の係員の御方より、『植物会館』の展示室に於いて、
ドイツの名門C.ベヒシュタイン社が製造し『W.ホフマン』のグランドピアノを
お弾きいただけます、と勧誘されたりした・・。
何かしら7月30日~8月25日に於いて、この会場で名簿に名前を記載後に、
利用ルールに従えば、無料で利用できる、掲示されていた。
私は楽譜も読めなく、どの楽器も弾けない身であるが、音楽を聴くことに関しては、
読書、映画の鑑賞に続いて、好きなひとりであるので、
まもなく『植物会館』の展示室に入室してしまった・・。
こうした中、若いご夫婦、そして小学低学年の男の子、少し若い6歳ぐらいの女の子が
ソファーに座っていた・・。
まもなく若い母親が6歳ぐらいの女の子を伴い、
ピアノの前に行き、若い父親は遠方よりスマホで、記念写真を撮ろうと、
こうした情景を眺めて、私は微笑んだりした。
そして若い母親は、楽譜を確認するように弾き始めて、
隣に座った女の子も弾き始めて・・数分ピアノの音色を私は、
幸運にもめぐり逢えたりした・・。
やがて弾き終わると、私は女の子に向かって、御上手ですねぇ・・
と褒めたたえた・・。
若いご両親は、社交辞令として私に黙礼をしてくれたが、
女の子は恥ずかし気に下を向いたりした。
やがて若きご家族を立ち去った後、私はピアノをしばらく眺めたりした・・。
私は、小・中学期の音楽の通信簿は『2』の劣等性であり、
音譜も読めない素養のない身である。
25歳の時に、民間会社に中途入社した時、この中の音楽事業本部に要望し、
この中のひとつの大手レーベルが、まもなくレコード会社として独立され、
私も配属されて、定年までの35年近く勤めた身である。
こうした中、私自身は管理畑で情報部門を大半を所属した身であるが、
職場上は音楽が流れたりしていたので、何かと音楽の数々を聴く機会が多かった。
それまでの私は、二十歳の頃に偶然に、
モーツァルトの《ピアノ協奏曲 第20番》に魅了されたぐらいで、
クラシックの名曲を殆ど知らなかったひとりであった。
私が昭和48年前後の頃、ある休日の時に、
ショパンの『12の練習曲 作品10』を聴き、瞬時に魅了された・・。
ピアニストのポリーニのレコードであり、
私は熱愛し、半年ばかり殆ど毎晩聴いたりした・・。
その後、『25』も発売されて、私なりに愛聴した。
そして10数年後、CDの時代となり、レコードと同じ録音であるが、
たった一枚で『12の練習曲 作品10、25』が収録されているので買い求めたりした。
年金生活の今、各分野の音楽をその日の心情で聴いたりしているが、
クラシックのピアノの名曲の中で、最も聴くことが多いのは、2枚のCDである。
小説の世界にたとえれば、
長編小説としては、モーツァルトの『ピアノ協奏曲 第20番』で、
短編の小説を集めたのが、ショパンの『12の練習曲 作品10、25』であり、
私としては、最上の作品として、愛聴している。
こうした心情のある私は、もしも人生二度あれば、ピアノを習っておけば良かったなぁ、
と独り微苦笑したりした・・。
この後、『神代植物公園』の中を、いつものように歩きまわったりした・・。
やがて『神代植物公園』を辞して、まもなく『深大寺』により、
いつものように『深大寺』の本堂に寄ったりした・・。
わずかな御賽銭を奉げた後、
私たち夫婦は健康でありますように・・、と祈願したりした。
まもなく帰宅に向かう為に、路線バスで、『つつじが丘』駅まで、
乗車した後、駅ビル内の本屋に寄ったりした。
こうした中で、読みたい本はないかなぁ・・と探している中で、
一冊の本にめぐり逢えたりした・・。
百歳まで歩ける人の習慣 | 伊賀瀬 道也著 | 書籍 | PHP研究所
脚力と血管力を鍛えておけば、一生歩くことができる。家でもできるエクササイズや、ニコニコ歩きなど楽しいウォーキング事例を紹介。
PHP研究所 / PHP INTERFACE
この本の解説の中に於いて、も
《・・「人生100年時代」には、介護が不要な状態を保つ「健康寿命」を延ばすことが
人生を楽しむ鍵になる。
それには自分でしっかり歩けることが肝要だ。・・》
私は、いつの日にか亡くなるまで、できる限りかぎり「健康寿命」で、
すごしたい為、殆ど毎日のように散策しているので、
たまたま本書の一部に共鳴して、購入した・・。
たまたま本日、ピアノの展示、そして読みたかった新書、
幸運にも、ふたつにめぐり逢えて、良かった・・微笑んでいる。