夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
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『東京外環道整備に地元負担=財源確保へ検討-国交省』、幾たびか昏迷に私は苦笑し・・。

2010-10-31 11:45:37 | 時事【政治・経済】等
私は東京郊外の調布市に住む年金生活7年生の66歳の身であり、
先ほど、時事通信社の基幹ネットの【時事ドットコム】を開いたのであるが、

《 東京外環道整備に地元負担=財源確保へ検討-国交省  》

と見出し記事があり、私の住む街の近くに実現化される計画となっているので、
何かと関心があり、クリックをした。

無断であるが転載させて頂く。

《・・
       東京外環道整備に地元負担=財源確保へ検討-国交省

国土交通省は30日、東京外郭環状道路(外環道)の練馬-世田谷間(16キロ)の建設をめぐり、
東京都に一定の負担を求める方向で検討に入った。

外環道は、高速道路会社の料金収入だけでは、事業費約1兆3000億円の確保が難しいため、
インターチェンジ(IC)をはじめ一部施設の整備を都に引き受けてもらうことを視野に入れている。

コスト削減の余地なども改めて精査し、年内にも今後の整備方針をまとめる。

同省は4月、普通車で上限2000円などとする高速道路の新料金制を導入するのに伴い、
「休日上限1000円」といった現行の料金割引を廃止する案を発表。
割引財源を外環道や名古屋環状2号線などの建設に振り向ける方針を示した。

しかし、新料金制は与党内の反発でとん挫。
そのあおりで割引財源を道路建設に転用するための法案も、今国会で廃案の方向となり、
同省は外環道などの整備手法を再検討している。

有料道路は、開通後の料金収入を財源に高速道路会社が、建設する方式が原則採用される。
ただ、事業費が巨額な外環道の場合、
この方式の枠内では採算を取るのが困難で、地元負担は避けられないとの見方が広がっている。

時事通信(2010/10/31-02:31)
・・》
注)記事の原文にあえて改行を多くした。

私は高速道路などの道路行政に関して、
自民党が与党時代から、特に民主党が政権をとって以来、昏迷して、
肝要の利用される方、関連する方たちなど、数多くの国民は困惑している。

こうした中で、長年『東京外郭環状道路(外環道)』計画から一部実現、
そして今回の練馬-世田谷間(16キロ)の建設の実施に向けて、少なくとも30年は超えている。

今回のニュースでは、建設に伴い巨額な事業費が予測されるので、
東京都に一定の負担を求める、と国交省は検討している、
と私は知り、やはりねぇ、と国の幾たびか昏迷に苦笑したのである。


私はこの『東京外郭環状道路(外環道)』に関しての思いは、
このサイトに於いて、たまたま昨年の2009年10月10日、

【『悲願の「外環道」建設遅れ、民主都議も落胆』、私は思わず微苦笑して・・。】

と題して投稿しているのが、今回あえて再掲載をする。

【・・
先程、たまたま読売新聞の基幹ネットの【YOMIURI ONLINE】を見ていたが、
やはりね、と思いながら微苦笑したのである。

《 悲願の「外環道」建設遅れ、民主都議も落胆 》

と見出しされた記事であり、無断であるが転載させて頂く。

《・・
「渋滞解消の切り札なのに。建設が遅れてしまう」――。
東京外郭環状道路(外環道、練馬―世田谷間)の建設事業で、計71億円の補正予算のうち9割以上の執行停止が9日、
国土交通省の馬淵澄夫副大臣らから発表された。

停止を免れたのは測量・設計費5億円のみ。
東京都の担当幹部からは
「地元自治体の意見を一切聞かれなかった。これでは“非民主党”だ」
と皮肉交じりの嘆息が聞こえ、
政権交代に一役買った民主党都議からも「残念の一言」と疑問の声が出た。

「国交省の出先事務所に聞いても
『わからない。本省に聞いてくれ』
の一点張りで、現場に情報がない。政治主導にもほどがある」。

外環道事業を担当する都建設局には、
発表にあたり国交省から連絡は一切なく、情報収集に追われた担当幹部は怒りに語気を強めた。


都にとって、外環道建設は「悲願」だ。
16キロに及ぶ練馬―世田谷間は1966年に都市計画決定されたが、地元の反対運動で凍結。

1999年に就任した石原慎太郎知事が、「渋滞は東京の致命的な欠点」などと凍結解除を訴え、計画が動き出した。

今回、事業費が国の補正予算にやっと盛り込まれ、
「渋滞解消は鳩山政権が掲げる温室効果ガス削減にも寄与する。大事な事業なので、執行停止はないだろう」
との見方が強かった。

それだけに、用地買収費など66億円の停止に落胆が広がったが、
別の都幹部は測量・設計費が残ったことに望みをつなぎ、
「着工は遅れても、事業自体は続ける考えだと受け取った。
用地買収はできなくても住民向けの説明会など必要な措置を早く始め、
早期着工を目指すべきだ」と注文した。

今月7日には、民主党を含む超党派の都議が、前原国交相に執行継続を要望したばかりだった。
民主都議団の大沢昇幹事長は
「補正見直しという党本部の大きな波にのみ込まれてしまった。今後も必要性を訴えたい」
と無念そうに話した。

一方、建設に慎重な立場の住民団体「外環道検討委員会」の運営委員、大塚康高さん(67)は
「少なくても予算が付くと言うことは、事業が進むということ」と不満を語った。

(2009年10月10日03時08分 読売新聞)
・・》
注)記事の原文をあえて改行を多くした。

この後、《ダムは建設されるのか、されないのか。9日に突然発表された48ダム事業の一時凍結方針に於いて、
「事前説明ない」と地元の怒りの声などので波紋を広げている》
という記事が掲載されているが、省略する。


『東京外郭環状道路』の概要経過は、読売新聞の2002年5月29日当時の解説記事を借りれば、
《・・
首都圏の1都3県を半径約15キロで結ぶ総延長約85キロの環状路線。
埼玉県部分はすでに供用を開始、千葉県部分も用地買収が進行中。
東京・練馬―世田谷間約16キロは、1966年に都市計画決定されたが、
ルートが住宅密集地を通ることなどから反対運動が起こり、
70年、当時の建設相が「地元と話し得る条件が整うまで凍結せざるを得ない」と国会で答弁、棚上げされてきた。
しかし、99年秋の石原知事の現地視察後、行政と住民の話し合いが始まり、
昨年5月、扇国土交通相が「行政の手続きが一方的だった」
と国会で遺憾の意を表明、打開の道を探る動きが続いている。
・・》
このような経過となっている。


私はこの『東京外郭環状道路』の予定腺が通る数百メートル近く住民のひとりである。
私の実家は、この近くにあり、私は1944(昭和19)年に生を受け、
結婚前後の5年を除き、調布市に60年ばかり住んでいるので、
多少は『東京外郭環状道路』の経過は知っているひとりでもある。

私の住む周辺は、初期の立案時は高速道路に多い地上とされたが、
住宅密集地を通ることなどから反対運動が起こり、
ここ数年は地下深道の方法で、環境問題の騒音、汚染などの住民説明がされて折、
実現化となっているのが現状である。

そして私は自動車を保有しない信条であるが、周辺の道路の渋滞を配慮して、
現世に於いては『東京外郭環状道路』は必要悪であり、やむえないという心情である。

こうした立場であるので、実施時の工事はいつごろになるかしら、
とここ数年は思ったりしていたのである。

過日、衆議選に於いて民主党が圧勝して、念願の政権与党となったが、
この衆議選の以前の8月18日に於いて、
【『小沢氏 どこに導くのか 日本を』・・。】と題して、私はこのサイトに投稿している。

私は鳩山政権と表面上は理解しているが、実質は小沢政権と確信しているので、
今回の『東京外郭環状道路』の予算の大幅な削減、八ッ場(やんば)ダムをはじめとするダムの中止、凍結などは、
補正予算見直しという大義名分は小沢政治手法のひとつあると確信を深めている。

もとより私が好感している前原国交相は、無念ながら小沢政治の窓口責任者のひとりで、
実質に於いては数多くの政策、そして今回の問題を解決するには、小沢一郎氏に打診した上で、
結果が左右されることである。

たとえが悪いが、リーマン・ショックならぬ小沢ショックであると、
私は政治に疎(うと)い身でありながら、8月中旬から確信している。
・・】

このように私は昨年の2009年10月10日は投稿していたが、
今でも民主党の道路行政などは、多感な高校生のように彷徨(さまよ)い、
定年退職後に自動車免許証の更新を取りやめて、自動車を運転しない私さえ、
困惑して、苦笑しているのである。


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