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定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
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定山渓温泉、冬の周辺の遊学記《9》 第8章 『定山渓グランドホテル端苑』の館内

2014-02-19 13:47:52 | 
       第8章 『定山渓グランドホテル端苑』の館内

2月9日
私たち夫婦は定山渓温泉地の片隅にある『定山渓グランドホテル端苑』に、
2月2日の夜から13泊し、15日の朝には辞するが、
この日の9日の朝は、雪が本降りとなっていた・・。
          
この日まで市内の各地、付近を周遊したりしてきたので、少し疲れを感じて、
この日は館内でのんびり過ごそう、と私たちは話し合ったりした。

そして朝食後はいつものようにロービーの片隅で、わずか二紙の新聞が置いてあり、
私は地方紙の『北海道新聞』、そして全国紙の『読売新聞』を読んだりした。
          
この滞在期間に、私は期日前投票した都知事選の結果に微苦笑したり、
或いは大雪が全国的に各地が困憊している情況を学び、憂いたりした。

ときにはロビーの渓谷側に面した所から、渓谷を眺めたりした。
          
或いはロビーの中心にある状景を見たりする時もあったりした。
          

こうした中で、私たちの指定された6階の一部屋が、大浴場、露天風呂に行く時は、
この2階にあるロビーを通り過ぎなければいけないので、
ロビーの中央付近にある若き女性に、こっそりと見つめたりする時もあった。
          

2階にある大浴場は、『希みの湯』と称されて、露天風呂も隣接されて、雪景色が一望でき、解放感がある。

或いは1階にある大浴場は、『祈りの湯』命名され、露天風呂も隣接されて、静かに湯浴み出来る所であった。
そして低温のサウナが設置され、サウナの高温に苦手な私は低温だったら大丈夫かしら、
と思いながら、この日に挑戦した。

そしてこの室内から、ベートーヴェンのピアノソナタの『月光』が流れて、
低温サウナに身をあずけて、私は聴いたりしていると、なるほどねぇ・・この曲は確かに合うねぇ、
と微笑んだりした。

私は楽譜も読めず、楽器も弾けない拙(つたな)い身であるが、音楽を聴くのは好きな方で、
このベートーヴェンのピアノソナタの『悲愴』とか『熱情』も魅了されている曲となっているので、
この『月光』の後は何の曲がかかるかしら、と漠然と思ったりしていると、
熱さを感じてきて、私は退散してしまった。

そしてこの日は、ぐうだらな私でも、この後は持参した本を
部屋に戻った後に、ベットに横たわりながら読んだりしていた
             
この本は2008年(平成20年)12月下旬に4泊5日で札幌に訪れ、
初めて『さっぽろホワイト・イルミネーション』を観た時、
吉田武三(よしだ・たけぞう)・著作の『武四郎つれづれ ~北の風土記』(北海道新聞社)を買い求めて、
遅ればせながら北海道の名付け親と称せられる松浦武四郎の道内をくまなく踏査の偉業を学んだりした。

そして少しボケてきた私は、復習ねぇ、と思いながら今回再読した。
                                         《つづく》
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