夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
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美味し、美しく、北のまほろば冬の旅は・・。 ② 第1章 北のまほろばの往路は

2010-12-23 09:23:06 | 
          第1章  北のまほろばの往路は

12月14日
東京駅を8時28分に予定通りに発車した『はやて 17号』に乗車した私達夫婦は、
私はいつものようにJR東日本が発行する車内月刊誌の『トランヴェール』を読み始めた。

作家・伊集院静(いじゅういん・しずか)氏の定期連載『車窓に謡れる記憶』を愛読しているひとりであり、
今月の12月号は『ストーブ列車』と題して綴られていた。

そして、12月4日より、東北新幹線全線開通・新青森駅開業に伴い、
青森県の特集が掲載されていた。

私はこの特集記事のひとつの『あったか青森、温もりの食』と命名された郷土料理に関して、
多々教示されながら精読した・・。

《・・
南部地方 雑穀・粉食の文化
     代表的な温もり料理として、『せんべい汁』

下北半島 海の幸、粉食とジャガイモの団子
     代表的な温もり料理として、『ひっつみ』

津軽地方 平野部の米食、西海岸の海の幸
     代表的な温もり料理として、『けの汁』

陸奥湾 青森の冬を代表するタラ料理
     代表的な温もり料理として、『じゃっぱ汁』

・・》

このように青森県の代表的な分布で、それぞれの地域で古来より伝わり、
愛食したきた人に思いを重ねながら、私は享受されたのである・・。


この後、定期連載の『湯守のいる湯』として、
たまたま私達夫婦が再訪る蔦(つた)温泉が掲載されて折、
私は読んだ後、家内にこの記事について伝え、
偶然ながら今宵から4連泊する『蔦温泉旅館』に微笑みながら、話し合ったりした。

この後、新青森駅に11時56分に『はやて 17号』は到着し、
私達は『蔦温泉旅館』に向う為に、冬晴れの中、路線バスの十和田湖行きのバスに乗車した。

市内の情景は、数日前に雪が降られたらしく道路の路肩に除雪された雪があり、
のどかな感じであり、やがて八甲田山の連峰の付近の道路に入ると、
除雪された後の白い道、路肩には70センチぐらいの除雪された雪、左右の樹木の枝には雪が残っていた。

八甲田山のロープウェイの入り口で、路線バスは冬季運行の時間調整で、
30分ほどの休憩時間となり、私達はロープウェイの入り口にある常設されている案内のスタッフの方たちに、
私達は冬の奥入瀬渓流を散策する予定であったので、
昨今の状況、注意点どを丁重に教えて頂いたりした。

そして、私達の乗車したバスは、午後3時半過ぎに、
少しばかり滞在する『蔦温泉旅館』が観え、まぎれなく雪囲いの正面玄関となっていた。

                                  《つづく》

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