先程、ときおり愛読している公式サイトの【 マネーの達人 】を見ていたら、
『 新型コロナで日本はどう変わるか
100年に一度起こるバンデミック(流行病)からみる経済 』
と題された見出しを見たりした。
今回、この記事は経済ジャーナリストの荻原 博子さんの寄稿文と知り、
私は微笑んだりした。
私は民間会社に35年近く奮戦してきたが、定年退職を迎えたのは2004年の秋であったが、
最後の5年はリストラ烈風の中、私は出向となったのは55歳の時であった。
やがて定年退職時になると、この当時は大企業も盛んにリストラが実施されている中、
たとえ私が定年後に新たな職場を探しても、これといった突出した技術もない私は、
何よりも遠い勤務先の出向先で、私なりに奮闘して体力も気力も使い果たしてしまい、
やむなく年金生活を始めた身である。
この出向の間、経済にも疎(うと)い私が、経済ジャーナリストの荻原博子さんなどの
数多く著名人の寄稿文を読んだりした。
そしてデフレ経済の蔓延している中、定年時に持家(マンションか戸建て)のローンは返済完了となり、
預貯金が3000万円あれば、公的年金を受け取りながら堅実に年金生活をし、
少しづつ取り崩して生活すれば、少しばかりゆとりのある年金生活ができるかしら、と学んだりした。
これ以来、私は経済ジャーナリストの荻原博子さんの書物を購読して、多々教示されて、
何かと信愛を深めている。
今回《・・新型コロナで日本は・・経済はどう変わるか・・》、無力な年金生活の私でも学びたく、
記事を精読してしまった。
この記事は、公式サイトの【 マネーの達人 】に3月4日に配信され、
無断であるが転載させて頂く。
《・・新型コロナウイルスが、世界的に猛威を振るっています。
私は病気の専門家ではないので、新型コロナウイルスにどう対処するのかは、
その道の専門家の方に解説していただくとして、
今回の新型コロナウイルスが、社会にどんな影響を与えることになりそうかということを考えてみましょう。
今の時点では新型コロナウイルスが、バンデミック(広範囲に及ぶ流行病)になるかどうかはわかりませんが、
仮にこうした状況になるとすれば、直近の経済には大打撃を及ぼします。
特に、資本力がなく自転車操業で運営している旅館業や旅行業などは、
3か月客が来ないと倒産する、と言われています。
消費税引き上げのダメージで、昨年の10~12月のGDPは、年率でマイナス6.3%でした。
けれど、ここには新型コロナウイルスの影響は織り込まれていませんから、
今年1~3月の新型コロナウイルスの被害が織り込まれたGDPが出ると、
目も当てられない数字になることが予想されます。
これに対して、政府も、日本政策金融公庫などを介して、低利融資をしていますが、
資本力が弱い中小零細企業にとっては、収束まで厳しい状況は、倒産と背中合わせになりそうです。
☆100年に1度の「パンデミック」は社会を変えている
今の新型コロナウイルスがパンデミック(広範囲に及ぶ流行病)になると、社会の様相も変わってくることが予想されます。
実は、世界的なパンデミックは、ほぼ100年に1度起きています。
■1918年「スペイン風邪」の大流行
今から100年前は「スペイン風邪」が大流行しました。
1918年から19年にかけて流行し、当時の世界の人口約16億人のうち、5億人が感染したと言われています。
人類の3分の1がこの病に感染し、世界で約5000万人から1億人が死亡しています。
「スペイン風邪」は、致死率10~20%にもなり、日本でもこの感染症で39万人が死亡しています。
当時ヨーロッパは、第一次世界大戦の真っただ中だったのですが、
「スペイン風邪」流行したことで、戦争が早期に終結したと言われています。
■1820年「コレラ」の大流行
その約100年前の1820年には、コレラが大流行しました。
19世紀は産業革命で、都市に多くの人が集まりましたが、労働者は劣悪な環境で働かされたために、
コレラがまん延しました。
結果、衛生環境や労働環境に目が向けられ、公衆衛生という考え方が生まれました。
■1720年「ペスト」の大流行
その約100年前の1720年には、フランスでペストが大流行しました。
ペストは黒死病とも呼ばれ、それ以前も度々流行していました。
しかしこの時期に多くの労働者が死んだため、ヨーロッパでは領主などが力を持つ荘園制が崩壊し、
国王の中央集権が進み、集権化による防疫体制が整備されました。
ヨーロッパは、それ以前も何度かペストが大流行していますが、
防疫体制が整備されて以降は、ほとんどペストのパンデミックは起きていません。
今回の「新型コロナウイルス」は、何を残すのでしょうか。
私は、「情報型・非接触型の社会」が、大きく進むのではないかと思います。
すでに、インターネットやスマホで、「情報型・非接触型の社会」は出現していますが、
これがさらに速度を速めることでしょう。
1か所に集まらなくても、3Dホログラムで遠隔地から会議に出席できるようになるでしょう。
また、わざわざ会社に行かなくても、同僚とスムーズに仕事ができる社会が、
あたりまえになってくることでしょう。
すでに、実証実験が始まっていますが、宅配は、ドローンでの無人配達が標準的になるでしょう。
また、診療も、スマホを使って目視とデータ通信で行うという社会がやってくることでしょう。
こうした方向は、新型コロナウイルスのパンデミックがなくても、早晩やってくる社会です。
それが、一気に早まる可能性があるということです。・・》
注)記事の原文に、あえて改行を多くした。
今回、経済ジャーナリストの荻原 博子さんの寄稿文に導かれて、多々教示されたりした。
もとより《・・100年に一度起こるバンデミック(流行病)・・》には、遭遇すれば、
震撼させられる程に動顛はするが、私は回避できると願っている。
今後の日本は、「情報型・非接触型社会」への進展が進む、と教示され、私は微苦笑したりした。
私は恥ずかしながらガラケーと称される携帯電話、
そしスマホと省略されているスマートフォンも使えない拙(つたな)い身である。
その上にフェイスブック、ツイッター、そしてモバイルパソコンにも無縁であり、
やむなくインターネットは固定回線の光ファイバーの『フレッツ』を頼りに、
せめてと思いながら、有線の据え置き型のパソコンとノートパソコンを利用している。
このように無線のモバイル情報機器に、遠い世界の出来事のような思いながら、
稀(まれ)な時代遅れの国民のひとりとなっている・・。
このような拙(つたな)い身であるので、「情報型・非接触型社会」への進展が加速されれば、
情報格差で取り残された情報迷子になるかしら、と微苦笑したりした。
しかしながら齢を重ねれば、少しボケるので、
やむなくスマホを購入して、首からネクタイのようにぶら下げて、
外出の時に、迷子にならないように、お守り代わりにしょうかしら、と苦笑したりとしている。