夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

納得のいく「要介護認定」を受けるため「介護認定調査」の詳細項目、初めて私は学び、やがて微苦笑を重ねて・・。

2018-07-17 14:55:28 | ささやかな古稀からの思い

先程、ときおり愛読しているネットの公式サイト【マネーの達人】の『シニア』を見たりした中で、
『 納得のいく「要介護認定」を受けるためには? 
      「介護認定調査」の概要と正しく認定されるためのポイントを紹介
と題された見出しを見てしまった。

私は東京の調布市の片隅みに住む年金生活の73歳の身であるが、
私たち夫婦は子供に恵まれなかったので、我が家は家内とたった2人だけの家庭であり、
そして私たち夫婦は、お互いに厚生年金、そしてわずかながらの企業年金を頂だいた上、
程ほどの貯金を取り崩して、ささやかな年金生活を過ごしている。

こうした中、私たち夫婦の両親は、今や家内の母だけとなり、遠方の地に一戸建てに住み、
私より14歳年配で87歳の身となっている。

過ぎし年、私が民間会社のサラリーマンの定年退職した2004年〈平成16年〉の秋の直前に主人に病死され、
我が家より2時間半を要する千葉県のある市で独り住まいの生活をされて、早や13年半となっている・・。            
     
これ以来、家内は季節が変わるたびに、独り住まいとなっている家内の母宅に、
季節の変わり目の支度で、6泊7日前後で行ったりしてきた。

やがて家内の母は、80歳過ぎた頃から膝(ひざ)を悪化して、まもなく杖(つえ)を突く身となって、        
こうした後、整形外科、内科、眼科に通院している中、膝(ひざ)と腰に激痛が感じ、
一昨年の5月より少し遠い大学病院で検査、そして入院、退院後の検査が加わりした後、
リハビリで近くの病院に行ったりして『要介護2』となってきた。

そして家内は付き添う為に、家内の母宅で駐在することが多くなってきた。

まもなく家内の妹が強力な援軍となり、家内と家内の妹が交互に、
家内の母宅に殆ど宿泊して、家内の母の食事、洗濯、掃除、或いは通院の付き添いなどしている。

そして昨年の5月より、家内の母はデイ・サービスに通った成果で、市の福祉課が再審査を得て、
『要介護2』から『要支援2』と回復して認定されたりした。
           
このように、家内は家内の妹と逐次連絡しあって、家内は独り住まいの家内の母宅に行っている時は、
私は我が家で『おひとりさま』の生活となっている。

こうした関係で、ときおり私は我が家で、独りぼっちの『おひとりさま』の生活を過ごし、
早や13年半を迎えている・・。

              

そして私は、家内の母の『要介護認定』に関しては、或いは『介護認定調査』については、
家内から漠然と聞くだけで、どのような詳細のことは無知であり、
いつの日にか私か家内が介護を受けることに備えて、この記事を精読してしまった。

この記事は、介護職歴10年以上で介護福祉士、福祉住環境コーディネーターをされている中村 楓さんの寄稿文であり、
【マネーの達人】に2018年7月10日に配信され、無断ながら転載させて頂く。

《・・家族に介護が必要になった時、まずは要介護認定の申請をします。

              

この要介護認定を受けるために行われるのが「介護認定調査」です。

しかし、この介護認定調査については、よくわからないと不安に思っている人も多いでしょう。

そこで、今回は介護認定調査の概要と実際の調査で気を付けたいポイントを紹介します。

「介護認定調査」は、介護を受ける人の普段の様子を知るための調査です。

介護認定調査とは、要介護度を認定するために行われる調査です。

介護認定調査員が対象者の自宅に訪問して、動作の確認や普段の様子を聞き取ります。
入院している場合には、状態が落ち着いていれば、病院での調査も可能です。

調査は原則1回の訪問で終わらせることになっているため、調査時の様子で判断されると思われがちです。
しかし実際には、項目によって1週間から1か月の本人の様子を聞き取って審査にかけられます。

ですから、調査を受ける際には、いかに普段の様子を、漏れなく伝えることができるかが大切となるのです。

              
介護認定調査では、大きく分けて「動作確認」と「聞き取り調査」の2つの調査が行われます。

それぞれについてみていきましょう。

              

☆動作確認

実際に対象者本人に体を動かしてもらい、確認する調査です。

動作確認を行うものは次の10種類です。

・麻痺の有無
・関節の動く範囲
・10分程度の座位保持
・10秒程度の両足立位保持
・1秒程度の片足立位保持
・5メートルの歩行
・立ち上がり
・起き上がり
・寝返り
・ベッドから椅子へなどの移乗

実際に行ってもらうことが望ましいとされています。

しかし、5メートル連続して歩ける場所がなかったり、
布団で寝起きしていて、寝返りなどの確認が難しい場合には、聞き取りで確認することもあります。


日によって体調に波があり、調査時と普段の様子が違う場合には、
その旨を調査員にしっかり伝えましょう


              

☆聞き取り調査

聞き取り調査には、対象者の心身の状態や日常生活などについて、5分野45項目の質問があります。

具体的には、以下のような内容について聞き取りが行われます。

・入浴、排せつ、食事
・衣服の着脱や整容の様子
・外出頻度
・視力、聴力
・もの忘れや徘徊などの行動
・介護の手間がかかるような認知症状
・金銭や薬の管理
・14日以内の医療行為

認知症に関わる質問では、本人を目の前にして答えられないこともあるでしょう。

その場合には、別室や玄関先など本人のいない状態で聞き取りもできます。

前もって紙にまとめておき、本人にわからないよう調査員に渡すのも一つの手です。
特に、認知症状で家族が困っている場合には、
具体的に普段の様子や家族の介護の手間を伝える
ようにしましょう。

              

☆新規申請の時にはできるだけ同席しよう

介護認定調査を初めて受ける場合には、普段の様子を伝えるためにも、
主たる介護者が同席するようにしましょう。


もし、仕事などで同席の都合がつかない場合には、電話での聞き取りを頼むのも一つの手です。
同席できないときには、申請の段階で電話での聞き取りをお願いしてください。

普段の様子を漏れなく正確に伝え、納得いく要介護認定を受けましょう。・・》

注)記事の原文に、あえて改行を多くした。
              

私は確か65歳の頃、
男性の多くは、70代となれば体力の衰えを実感して、
75歳まではこれまでどおりの自立した生活ができるが、
80歳が見えてくる頃には、介護を必要とするようになり、
やがて80代後半では何らかの介護付き施設に入居する可能性が高くなる、と専門家の人から学んだりした。

そして公的介護保険には、『要支援』1から2、そして『要介護』1から5まで、日常の動作、病状によって認定される、
と学んだりしてきた。

要支援1 :
日常生活上の基本動作については、ほぼ自分で行うことが可能ですが、
要介護状態への進行を予防するために、IADL(手段的日常生活動作)において、何らかの支援が必要な状態。
 

要支援2:
要支援1と比べて、IADL(手段的日常生活動作)を行う能力がわずかに低下し、
機能の維持や改善のために、何らかの支援が必要な状態。

 
要介護1:
要支援の状態からさらにIADL(手段的日常生活動作)の能力が低下。
排せつや入浴などに、部分的な介護が必要な状態。

要介護2:
要介護1の状態に加えて、歩行や起き上がりなどに、部分的な介護が必要な状態。 

要介護3:
要介護2の状態からさらにIADL(手段的日常生活動作)およびADL(日常生活動作)が著しく低下し、
立ち上がりや歩行が自力ではできず、排泄や入浴、衣服の着脱などにも、ほぼ全面的な介護が必要な状態。

 

要介護4:
要介護3よりも動作能力が著しく低下し、日常生活ほぼ全般を介護なしで、行うことが困難な状態。 

要介護5:
要介護4の状態よりさらに動作能力が低下し、意思の伝達も困難になり、
介護無しには、日常生活を送ることが不可能な状態。
 


☆IADL(手段的日常生活動作):買い物、家事全般、服薬管理、支払い手続き、趣味の活動など
☆ADL(日常生活動作):食事、排泄、整容、移動、入浴などの日常生活で基本的な行動

この後、介護費の負担を減らすための、介護保険の支給限度額の自己負担額など、
漠然としながらも、学んできた。

              

今回の介護認定調査について、過ぎし5年前の頃、私の親戚の叔父さん、叔母さんのことが、
思いだされた・・。

何かしら叔父さんが要支援2の状態で、叔母さんに見守られながら過ごされていたが、
ある時、自治体の区から若き30代の女性が「介護認定調査」で来宅された時、
叔父さんは元気そうに要支援1のようにふるまって、困ったわ、と叔母が私たちに話されたりした。

このようなことを私は思い浮かべて、日常の生活状態をありのままに伝えなければ、
あとで本人が困苦するのになぁ・・と私は微苦笑したりした。

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