夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

小泉総理『靖国参拝』是か非か  ④

2005-06-13 20:02:26 | 時事【政治・経済】等
こうして綴っていると、意外なご意見を出される人もいる。
政治評論家の森田 実・氏である。
転記させて頂きます。

           仕掛け人の狙い

参拝は取りやめるべき

小泉首相は、隣国民の神経を
逆撫でするようなことはしてはいけない。
対立の芽があれば
萌芽のうちに除去すべきだ。

中国の反日デモの最大の原因は、グルジア、キリギス、ウクライナを席巻した
インターネット革命の波が
中国に上陸したことにあると見る。

今の中国は、若い失業者、学生のなかに不満が鬱積している。
インターネット革命の仕掛け人は、
中国政権の内部対立を衝いた。

前政権の対日政策は対立志向、
新政権は融和主義である。
仕掛け人の最大の狙いは
日中両国の離反だ。

背景で操るのは、日中接近と東南アジア共同体形成の動きに
神経を尖らせているアメリカ国内右派の仕掛け屋ではないか。

以上が全文である。


☆私のコメント☆

確かに日本と中国が携えて、東南アジアの共同体を形成しょうとした場合、
アメリカはどのような手段を使ってもつぶす。
権益を見過ごすアメリカではない。

現実論として、中国の覇者のしたで日本が付く、という中国の目的であるので、
こうした思考は日本もアメリカも嫌がる、と考える次第です。


《続く》
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小泉総理『靖国参拝』是か非か  ③

2005-06-13 18:35:30 | 時事【政治・経済】等
よく知識人の間で、なやましい課題であるA級戦犯が
靖国神社に祭られており、ひどく誤解を招き、
論調を崩す人も多い・・。

この事に真っ向から、直言した人がいた。
政治評論家・三宅久之・氏である。
私はこの方には、無知であった。
転記させて頂きます。

     日本の勝手

参拝すべき

いわゆるA級戦犯を裁いた東京裁判は、
人道に対する罪、平和に対する罪という概念を新設して
戦勝国が演じた茶番劇であり、
アングロサクソンに抵抗した日本に対する見せしめであった。

しかし独立回復後の1953年、
衆議院本会議は
「戦争犯罪による受刑者の赦免に関する決議」を
全会一致で可決。

いわゆる戦犯としての刑死、獄死した人は、
すべて公務による死亡と認定している。

よって、小泉首相が参拝しようとしまいが
それは日本の勝手であり、
他国が内政干渉すべきことでない。

中国のねらいは、共産党政権の正当性と
権威の確立、日本を朝貢国として位置づけることにある。
かりに取りやめたとしても、
第二、第三の靖国を持ち出してくることは必至であろう。

以上が全文である。


☆私のコメント☆

正鵠な直言である。
この人には無知だったが、こうした方こそ
内閣の特別補佐官になって頂きたいお方である。


《続く》
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小泉総理『靖国参拝』是か非か  ②

2005-06-13 17:59:48 | 時事【政治・経済】等
私がこうした問題の場合、外交に長らく歴任した人である、
岡崎久彦・氏の意見を拝聴する一人である。
この人からは、『繁栄と衰退と~オランダ史に日本が見える~』(文藝春秋・刊)で、
私は外交はもとより国家とは何か、色々とご教示を頂いた方である。

今回の問題として、

        いやがらせに譲歩するな

参拝すべき、とご意見を述べられている。

転記させて頂きます。


反日暴動は、もとは日本の常任理事国入り反対の官製デモだったのが、
日頃の反日教育、反日宣伝のお陰でデモが燃え上がり、
反政府にもなる恐れが出て来て、
あわてて取り締まっただけの話だ。

最近の台湾の許文龍・氏の事件などを見て
中国のやり方が解った。
昨年、氏の部下を逮捕するいやがらせがあった時に
台湾政府がちゃんと抗議をして置けばよかった。

靖国問題は、日本のビジネスにとって
痛くも痒くもない問題である。
だからといってここで譲歩すると、
その後には、中国にとって靖国とは比較にならない
大問題である台湾問題が控えている。

事態の進展によっては、日本のビジネスが
中国と台湾の二者選択を迫られる恐れがある。

ここは頑張らなければならない。

これがアンケートの回答の全文である。


☆私のコメント☆

この人らしい静観に大局的に判断されるお方である。

《続く》
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小泉総理『靖国参拝』是か非か  ①  

2005-06-13 17:12:50 | 時事【政治・経済】等
今月の『文藝春秋』の特集記事のひとつとして、
小泉総理「靖国参拝」是か非か、有識者81名にアンケートを
掲載し、国論を二分にする大激論となった。

行くべきだ、取り止めだ、と発言される人の中で、
この人ならこうした発言を予測出来た人もいれば、
日頃から敬愛したいる人で、ちょっと思考がぼけたのでは、
ないか思える人もいた。
私が思考した範囲を超え、ご教示の方もいた。

前提条件として、『文藝春秋』の編集部では、
①小泉首相は、靖国神社参拝を取りやめるべきか否か。
②その理由、および中国の反日暴動についてどう考えるか。

各界の有識者さえ、こうした様々な発言をしている。
私は私なりに注目した人々にコメントをする。


《続く》
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川柳から教わること・・。

2005-06-13 07:22:56 | 読書、小説・随筆
たった五、七、五からなる川柳は、
風刺でその時代を切り取った作品が私は好きです。
これは散文の世界では、とても叶わない魅力を秘める。

昨日の読売新聞の朝刊で、
『よみうり時事川柳』の特集記事があるが、
尾藤三柳・氏の選定によると、

   団塊が 去ると日本が 軽くなる
                 作者 蓮田 竹内田三子

秀作に選定していた。

私もこの作者に、時代を上手く切り取っている人、と直感しました。

団塊世代が定年退職を2007年より迎えるが、
この世代の人口の多さ、
年収の多い世代、
技術等の技量の伝承、
等の問題をすべて包括しているので、良質な作品と、感心した。

これだけの短文で、散文の世界では表現が不可能です。

これが川柳だ、と唸らせるひとつ作品です。
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