







金子真司は刑務所や拘置所に収容された人への差し入れを代行する 「差入屋」を営んでいる。ある日、 息子の同級生の女の子が殺害されるという凄惨な事件が発生する 。一家がショックを受ける中、犯人の母親が「差し入れをしたい」 と店を訪れる。差入屋としての仕事をまっとうし、 犯人と向き合いながらも、 金子は疑問と怒りが日に日に募っていく。そんなある日、 金子は一人の女子高生と出会う。 彼女は毎日のように拘置所を訪れ、 なぜか自分の母親を殺した男との面会を求めていた。 この2つの事件と向き合う中で、 金子の過去が周囲にあらわとなり、家族の絆を揺るがしていく。
差入屋という職業は初耳だ。
差入だけではなく、面会の代行もやるようだ。 平日しか面会出来ないようだから、代行業の需要があるのだろう。
差入屋である主人公が、殺人犯への差入を頼まれ、 近隣の人々から嫌がらせを受ける。暗い事をやるなと思うが、 現実の世の中でもあり得る事だ。嫁や息子が距離を置かれたり、 いじめにあったり。嫁は主人公の仕事が、 世のため人のための立派な仕事だからと、ぶれる事が無い。 息子も親に打ち明けずに一人で耐えている。
主人公の一家だけがまともで、 周囲にいる人々は異常に感じられた。殺害された児童の母親、 殺人犯も、その母親も狂っている。
主人公は過去に暴行で服役しているが、 どういう状況だったのかはわからない。暴行というのは「 婦女暴行」か?
最初の方に、主人公が服役中て嫁が面会に来るシーンあった。 その時点では髪型も違うので、同一人物と思わなかった。
小学児童の殺害の他に、もう一つ殺人事件が出てくる。主人公は、 この犯人に面会を求める少女にも関わる。 このあたりは詰め込み過ぎの様にも思えた。
主人公の店の前に置いている植木鉢がずっと割られ続けるのが不気 味。
主人公を演じた丸山隆平って知らなかったけど、カッコ良い。 小栗旬だと思っていた。服役中の短髪が良い。
周囲の嫌がらせがあっても、 主人公の家族が互いに愛し合って支え合っていて、感じ入った。 熱い気持ちがこみ上げてきた。良い映画だった。
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