ウィトラのつぶやき

コンサルタントのウィトラが日頃感じたことを書いていきます

新型インフルエンザと海外出張

2009-05-22 09:59:51 | 生活
新型インフルエンザは関東地方でも発病者が現れた。私は仕事上いくつかの会社を訪問するが、受付の女性がマスクをしている会社、入り口に消毒薬を置いている会社などが表れている。私は消毒薬のほうが現実的対応だと思う。

関西ではマスクをしている人がきわめて多いようだがこれは本当に予防に効果があるのかどうか疑問に思う。自分がインフルエンザにかかっているときに他の人にうつすのを防ぐには効果があるのだが、ほかの人からうつされるのに本当に効果があるのかどうかは疑問だというのがヨーロッパなどでは公式見解になっているようである。

確かに、マスクで直接インフルエンザウィルスを吸い込む可能性は減るだろうが、隠者が隣にいてその人の咳などでしぶきがマスクについた場合にすぐではなくともいずれは吸い込んでしまうように思う。長時間マスクをしているとリスクはむしろ高まるのではないだろうか。

私はこの情報を日テレで仕入れたのだが、彼らはこういう報道をする一方で、「神戸の駅前では9割の人がマスクをしています。関東地方ではまだ1割程度しかマスクをしていません」などとインフルエンザが蔓延したらマスクをするのが当然、といったトーンの報道をする。節操のないことだと思う。 マスコミはマスク売り切れなどと言ってマスクを買うことをあおりたてている。冷静に行動するとはこのようなマスコミのあおりに乗らないことだろう。

こういう点も医学的見地からきちんと見解を出すのが厚生労働省の仕事だろう。空港で検疫などと言って乗客を足止めしておきながら新型のインフルエンザではない人を怪しいと発表してみたり、発熱していると言って申し出た本物の新型インフルエンザ患者を見逃してみたり、空港の検疫は失敗ばかりである。厚生労働省はもっとしっかりしろ、と言いたい。

私は今度の日曜日からカリブ海の南のarubaという島に出張に行く。5月3日からのサンフランシスコの出張は取りやめになったのだが、今回はニューヨーク経由で、最近の報道を見ると感染リスクはむしろ高まっているように思う。

しかし、これまでの経過で私くらいの年齢の人はあまりかからない(1957年以前に生まれた人は感染率が低いそうである)、かかったとしても普通のインフルエンザ程度、ということであまり気にしていない。

帰国することにどうなっているかわからないが空港の検疫はなくなっていてスムーズに帰れるものと期待している