ウィトラのつぶやき

コンサルタントのウィトラが日頃感じたことを書いていきます

大阪への引っ越し

2008-04-22 09:07:06 | 昔話

札幌に1年ほど住んで、小学6年生の秋には大阪へ引っ越した。
父が石炭会社に見切りをつけ、大阪の商社に転職したのである。

札幌は広々して近代的な街で好きだったが、大阪はどんなところだろうと思った。
私自身は子供のころから何度も引っ越していて、小学校も何度も変わっていたので特に感慨はなかったが、生まれてからずっと北海道で暮らしていた母にとっては大変なことだったらしい。青函連絡船の中で見た母の涙が強く印象に残っておる。

大阪では市内の旭区に住んだ。ダイエー発祥の地である千林商店街が普段買い物に行く場所だった。ここで太子橋小学校という私にとって4っつ目の小学校に通うことになった。
これから大学を卒業するまで関西で暮らした。

このように小さい頃に引っ越しを繰り返していたので「出身はどこですか」と聞かれるといつも答えに困る。子供のころに過ごした北海道か、青春時代を過ごした関西か、微妙なところである。自分では北海道人とも関西人とも違う、コスモポリタンのつもりでいるが、しいて言うなら北海道のほうが近い気がする。「三つ子の魂百まで」とは良くいったものだと思う。