年金受給者の日々へ 悪戦苦闘の記録から

自分のXデーに向かってまっすぐに走る日々
   年金受給前の悪戦苦闘の日々より

外野席からのガンバレコール

2011-04-29 00:00:00 | Weblog
 一生懸命頑張っているのに、さらにがんばれという友達がいる。一方、一生懸命に頑張っている姿を見ているとぼくは、何も応援することができないけれど、こころの中ではいつも思っているよ、と声をかけてくれる友達がいる。両者共にサッカー部の仲間だけれど、やっぱり、がんばれ・・などと上から目線でニヤニヤした顔で励まされるより、自分は何もして上げられないけれど、しんどくなった時はいつでも、電話してきてよ・・と言ってくれる友人は、イイナァ、という。前者はFWであり、後者はDFの仲間だとか。そのような話を4男としながらの朝食タイム15分が一日のうちの父と子の会話時間になっている。
 先日妻から、最近島に行ってないね、と言われた。それで、急に、ンジャ行こう、と思い立つ。山仲間の二人に連絡して、今から行こうよ、と誘うもそれぞれ予定があるようでダメ、従弟のケンチャンに連絡すると、どこかに行っており、家にはいない様子、マァ1人で行ってくるか、と9時10分発フェリーに乗り込んだ行き先は、中島本島の最高峰おーりやま(大里山)296.2m。ここはミカン農家が多い島である。神浦港から上天気の中、ゆっくりマーペースで歩く。山頂付近まで雑木林を切り開きミカンを植えているけれど、中には放置し、荒れっぱなしのミカン山もある。一方新しく接木をして違う品種のミカンを作ろうとしているところもある。その急な山坂を歩きながら、思うことは、ミカンつくりが好きな人が今も継続してやっているんだろうとってこと。小島の住人のハタラキ場所を求めて、経済的な生活を維持するために島を捨て、便利なところへ移動するのは、今の日本の姿と二重写しに見える。不便で収入の少ない(しかし、一昔前はミカン農家は羽振りのよい時代があった)所で生活をするより、儲からなくなったミカンを捨てて新しい仕事を選択することを選んだ人が圧倒的に多い。でも、このミカン園を通りながら、結局ここで生き残れる人は、ミカンつくりが大好きな職人気質の人ではなかったか、儲けなど度外視してまで、美味しいみかん作りに挑む職人魂を持つ農に挑む人ではないか・・・目先のコセコセ・セコセコした儲け話に左右された成長期時代の意識があり、今も引きずっている大多数の人の群れから外れた人たちではないか・・・などと。
 久し振りに小島の山を征服した感じがする。雪の石鎚山に登るより達成感があった本日、帰りのフェリーでなぜか、人間牧場をやっているWさんにあった。