久万高原町からIさんがやって来た。お土産はご自分の山に自生するささゆり。
香りが部屋中に突き抜ける。
ロープウェイ街のいつもの松山検番「乙鳥」の玄関先。2週間毎に活け替えるお花を今日目の前のお花屋さんのご夫婦が活け替えていた。奥さんがはさみを持ちご主人が車椅子に乗って指図をしている。
60年前から営んでいる花屋さん、そのお二人とすっかり変わったロープウェイ街の街並みのこと、そして観光客のこと、また東雲中高等学校の門前につき、学生の変化のことなど行き交う通行人の横で雑談してると・・・
オ~トットト・・・「こころ塾」では四半期会議の真っ最中やないか・・と慌てて遅れて参加することに。
相談支援部門、福祉部門、企業部門、管理部門から3/12を経過したそれぞれの計画・目標・到達達成状況報告の発表を聞くことに。
皆さん方のそれぞれの発表や意見を聞いたうえで、多くの企業や団体またグループを見たり聞いたりする中での自分が想うことや感じることを私の感想として最後に云わせてもらうことにする。
日本産業分類の中で中分類にある8559番その他の障害者福祉事業の属すると思うわれわれの仕事。それらの事業者の話を聴くにつけ、福祉は儲からないとか、ブラック事業所だとかのあまり芳しいとは思わない内容の話がよく耳に入ってくる。素人集団が福祉の分野に企業=金儲けの対象として福祉の分野に参入している。だからこそではあるが、われわれ「こころ塾」はプロフェッショナル軍団として各自目指そうではないか。ではプロとは何か?一流を目指すことが当たり前、では一流とは何か?一流と比べる二流との決定的な違いは何か?そこそこの努力をして高い報酬や評価を望むのが2流だとすれば1流は、目に見えない過酷な努力をして、そしてより高い評価が手に入るものではないか、そうではないだろうか。
たまに今この業界にいれば耳に入ってくるものは愚痴であったりブラックであったりするような2流ともいえないような3流以下のごとくのこと。今がチャンス、「こころ塾」を一流に作りあげようではないか・・・などとまともに四半期会議に出席していない自分が新しい理事さんや新しいスタッフさんがいる席で喋ることに。
自宅に帰るとブラックといわれる事業所を入社して2ヶ月10日で今日辞めた奥さんとソフトクリームでお祝い。
仕事を辞めるのにこんなに嬉しかったことは初めてよ~ だと。
何が最もつらかったの?と訊ねると。社風のこと、スタッフのマナーのこと、非人間的な入所者の扱い方のことに我慢ならん・・あんなところサイテイよ・・だと。