年金受給者の日々へ 悪戦苦闘の記録から

自分のXデーに向かってまっすぐに走る日々
   年金受給前の悪戦苦闘の日々より

「苦労」の辺涯

2015-05-31 00:00:00 | Weblog

 苦労の持つ感情はすべての人に当てはまり、それを感じ入ることの出来ない人にはその周りの人を強く引き込むものかもしれない。今日の牧師の説教は、

 「苦労」には確実に終わりがある。と、同時に希望の泉はどこに潜むか・・・。

 Mさんが1年間毎年、ほとんどの毎月毎日手を入れ育んでいるバラの上に、数年前から重ねて菖蒲を田圃に植えて株分けをし増やしている。その花が今、初夏の風に揺れている。汗をかいた苦労の先っぽは、精一杯の花びらを見せて、癒しを与える。かくありたいと願う。

 年の初めには、赤い実がつく「もちの木」は、野鳥の食卓となり、すべてを食べつくしたのちに翌年の実をつけるべく花が咲く。頭上の白黄色を帯びた無限の天空をふさぐほどに目立たずいっぱいいっぱいの小さな花をつけ、そこにお隣さんの庭先においている箱から日本ミツバチの群れがやって来る。

 その羽音がちょうど南アフリカWカップで名をはせた民族楽器「ブブゼラ」を思い出させる。ブ~ンブ~ンと抑揚のない低音が心地よく感じ入る。
 今日で2015年5月が終了する。最初で最後の日。終わりの果てに何が来るんだろう・・などとわが子に愚問をあてると、6月が始まるよ・・という。あったりまえじゃろう・・。

さっぱりわからないが

2015-05-30 00:00:00 | Weblog
 精神的に自立ができない夫がいて、そのそばに妻がいるとどうなるか、ミステリアスな短編。 
 大文字の本だから手に取りやすいのである。ページをめくるスピードが圧倒的に早いから、読み飛ばしが実感できる。今日の移動図書館で借りた本のひとつ。文庫本1冊の量を活字を大きくしている分、3分冊にしている。このような本を、先日の池波正太郎、藤堂志津子に続き、初めて接する作家さんの乃南アサさんを借りることにした。ご婦人の男性に向ける殺意など、さっぱりわからん・・というのが自分の意見。
 大街道ロープウェイ街にあるお茶屋さん「乙鳥」の姐さんに栗タルトのテレビコマーシャルでは見ても、最近会わないが・・玄関前の花瓶に活ける花を1週間に1回は見ておる。

 熟睡時間が少ないんだろうか、4時半に毎日目が覚め、朝寝に昼寝してもまだ眠い日が続く。

妻の帰宅

2015-05-29 00:00:00 | Weblog
 ここ1週間の問題点として、痛みは少し薄れてきたとはいえ筋力が衰えている足と脊柱管狭窄症による足のしびれ感。それにプラスして昨日今日の懇親会。

 問題点の中でも、懇親会においていかに食べないで過ごすかという欲望との戦いのこと。
 松山市人権教育推進協議会総会あり、「こころ塾」の活動紹介の発表をしたり、コムズの館長さんからはDVのアンケート分析の発表を聞いたりしたあとは、いつもの総会の決議事項の事業報告、次年度の計画、予算案決議。その後理事会あり、滞りなくシャンシャンと手打ちで終了。ここまでは問題はない。その後引き続いて懇親会をホテルで行うという。
 会費から推測すると、一番うまいものがどっさり出るであろう・・の予想通りジャンジャンとテーブルに運ばれてくるではないか。「(公)被害者支援センターえひめ」専務の田所さんと[NPO法人Support club matsuyama]代表の田中さん以外はすべて初対面(?たぶん)の方ばかりにつき、ご挨拶してお話を聴いて回ろう・・と、その分口に入れる飲み物食べ物摂取量が抑えられるはずだと計算した。しかも同時間に行われている「こころ塾」の懇親会にも遅れて出席をしなければならず、つまり今夜の課題は食べる飲むことから逃避できるかどうか・・・である。

 自分としてはよくやったと思っている。口にした飲み物もグラス2杯までだったし、肉関係は食べたが、それでもお腹がいっぱいになり、90分遅れて参加した「こころ塾」懇親会では中華料理の円卓テーブルに座りはしたが水しか飲まなかった。つまり欲望制御に成功した・・と思っている。

 新宿から昨夜の夜行バスで奥さんが帰宅。今月の8日に家を出てから21日目になる。新宿を21時に出て川内インターに着いたのは7時半である。
 

今日のヒルメシ

2015-05-28 00:00:00 | Weblog
 遊び仲間のハラちゃんは私に対して遠慮会釈なく、ぼろっくそにけなすことが多い。それは生活態度であったり、健康管理に関するものが多い。聞かされる方はたまったもんではない、私の悪い所ばかりを指摘するのではなく、私のいいところをしゃべってくれよ・・と文句を言ったところ彼はしばらく腕組みをし考えてしゃべった。アンタの場合、そうやなぁ、まぁエエところといえば、親や兄弟、家族を大事にしていることくらいかなぁ・・とぬかしおった。
 で、本日も美味しいものを食べたい・・と言う母親の希望に沿い妹夫婦とでヒルメシ。

 自分も糖がいつも気にかかるが・・

 このくらいエエやろエエやろが重なっている日常があり、今夜も別口が待っているにもかかわらず、欲に負けてしまった。

 駐車場に鳩が仲良くじゃれておった。

 そして夕方は、屋上にビアガーデンのあるところ。集まったのは保護観察所、県社会福祉協議会、大学の先生、地域生活定着支援センター、障害福祉事業所と刑務所。共通するキーワードは社会福祉。
 ・・・すると、初めてお会いする方が8割以上の懇親会である、と思っていると、何やら向こうの方から、センパイお久しぶりです、お世話になります・・などと書類上の付き合いのある人が後輩だったとか、昨年お会いしましたね・・などと話しかけてくれるが私方さっぱり思い出せず失礼したり、初めてお会いする方だろうと名刺交換すれば、ご婦人は、その節はお世話になりました、とかお世話したことがないはず・・と思いきや、その福祉事業所のスタッフさんは、3年前に私がハローワーク在職当時に相談に来られ、私が紹介したらしく、さっぱり記憶にはない。
 今日の午前の病院検査ではHba1cが6.4の好成績。しかし血圧は上が190とめちゃくちゃ。でも理由がある。50足らずの女医者に頭に来たから。この女医はただ単に国家資格だけを持っている医療技術のレベルは知らないが、説明の言葉が適切ではなく伝えるという大切なことができない医師だとみた。所詮医師は医療技術を持っているだけの接客サービス業だということがわからないような医師合格客商売不合格人間的失格と見たので異常にムクムクと血圧が上がってしまったから。

 今日が妻の誕生日につき、今年はこれをプレゼントとする。出口が緩やかなDakota財布。

延長のタイガース

2015-05-27 00:00:00 | Weblog
 0-0から福留がよう打った。緊迫したゲームをヨー制してくれた。

 ふがいない内容にほとんどあきらめておった。プロ野球交流戦ではない。ジツハ先日刑余者Aを釈放前ではあるが災いが起こらぬよう刑務官数人の監視の下、工場内見学に連れて行き社長・工場長との面談時間を持った。それに同行した際、刑余者Aに対する社員の方からの質問のAの返答が頓珍漢でアッタマに来ておった。就労支援をするにあたり自分の指導の至らなさにがっかりしておった・・・しかし、本日社長より連絡があり、少しだけの試用期間を設定するのでそこでやれるかどうかの意思確認の面接をしてくれることになった。ありがたいこと。これで再びハローワークサイド、保護観察所サイドと刑務所サイドが連携しAを実社会に送り出す準備ができる・・・。つまり出港する船に乗せて係留している港から大海原を航海する、まさにその時のような状況である。ドラを鳴らしながら出向する船に乗るAに別れのテープこそ持たさないが・・。

 朝の早起きが続いている。4時前には目が覚めている。ラジオをつけたところで面白くない歌謡曲が流れているようだったら消してしまう。そしてまだ明けきらない東の空をぼんやり眺めておる。まだ山の端ははっきりしないが、そのうち明るくなるだろうと、ただぼんやりの朝一の時間。筋肉をつけるべく階段の上がり下がりをする。少しは力が入るように回復している。
 前立腺の飲み薬が切れている。夜中にトイレに行く回数が増えた。あわててクリニックへ行き薬をもらう。

道を尋ねる

2015-05-26 00:00:00 | Weblog
 実家近くのお寺のこの石段でよく遊んだ。

 この石段で弟や近所の子たちとじゃんけんをしてグーで勝てばグリコで三つ、パーで勝てばパンで二つ、チョキで勝てばチョコレートで六つ上がり最上部まで行けばまた下がって元のところに誰が一番早く着くか・・と。幼い時の遊びをなぜか思い出してしまった。

 今日の刑余者面接は23歳の青年。先行きの希望はないと述べる。したがって人生計画は考えたこともないというが、目の前のことにのみ思いつきで動いていたとか。出所して何をするか、と問うと、すかさず土木作業員をやる、と答えた。なぜ?と聞き返すと、犯罪で弁償金を払わなければいけない、真っ先に弁護士の費用を払いたい、と言う。事件は、自分が一生働いても返すことができない金額だと、言う。

 奥さんに電話をする。騒がしい物音が聞こえるけど、今どこにいるの?と聞くと、池袋東武百貨店の地下食品売り場にいると。長男宅の最寄りの駅から2本の杖をつき東武東上線に乗りやって来たんだとか。何か欲しいものがあるか・・と聞いてくる。な~ンも欲しくないなぁ・・それより天気が良いから洗濯して干してたら、自分の下着もボロボロやナァ、何年も穿いてたんやナァ・・などと喋っていると、だったら東京パンツ買って帰るよ、だと。そして果物売り場の前で愛南ゴールドを見て驚いておった、エ~ッこのミショウカン1個400円してる~、などと素っ頓狂な声を上げておる。買わなくていいぞ~昨日各地に一箱ずつ送るように手筈してるからなぁ・・などと。先日は大阪阿倍野橋近鉄百貨店デパ地下を探索し、今日は池袋東武百貨店デパ地下探索らしい。自宅では三越も高島屋もデパ地下探索は経験がないのに・・である。

 で、夜無事に長男宅にたどり着いたか、と確認すると、案の定出口がわからなかったそうだ、迷ったそうだ。そして人に聞いたそうだ。聞いた人は台湾の人だったそうだ。その台湾から来られた人に出口まで道案内してもらったそうだ。

人の振り見て我を振り直す

2015-05-25 00:00:00 | Weblog

 対象者Aを面接に連れて行く。シャバでの就労経験により、Aの備わっている仕事能力が、このあたりにあるだろうと考えて、マッチングすべくある会社に協力雇用事業主としてお願いをしていた事業所である。
 いくらなんでもそれはないだろうと、私であれば百歩下がっても採用をしない・・・。社長の質問に真っ直ぐに答えることができない姿を横で見ていると、相手からの言葉をはぐらかそうとしている疑似、似非を感じてしまう。刑期が終了していない今、もしかしてAは面接をしている社長室が取調室だと思っているのだろうか、と思う。行く前の面接訓練でもしておけばよかったと思うが、素のAを見た社長は、アンタのこの年齢にして、情けない対応だと一挙両断した。このようなAを更生のために雇って欲しいと、こちらはお願いするばかりであるが・・。

 長男のお嫁さんが日大板橋病院から自宅に戻った、と連絡があった。入院後9日目にして退院となる。孫たちも喜んでいると、妻からの嬉しいメールあり。

 Aを見ていると、自分自身も、他の人からの質問に真っ直ぐに答えることなく、その周りを話すことが多いのではないか、などとわれを想う。質問に対する返答は、シンプルにして短めで核心の芯を答えるべし。面接と面談と雑談の中身をはき違える現場を見てしまったようで・・面はゆい。

 久しぶりに今夜はぐっすりと眠る自信はないようで・・ハイ。

今日の楽しみ

2015-05-24 21:23:55 | Weblog
 唯一の楽しみにしているのは、夕方の「なでしこ」VS「ニュージーランド」戦。

 しかし、期待するほどの内容ではなかったのはどこに原因があったんだろうか。
 パスミスとトラップミスが目立ったからだろうか・・もっとやれるはずだと思うけれど。勝つには勝ったけれど。

 天気も下り坂になるのかと思いきや、良い天気のうえ風も心地よい。こんな日はやっぱり暇を持て余しているご近所さんが集まるようで・・、ガセボに陣取り雑談の時間が多い。どうしてこんなにもしゃべるのが好きなんだろうか。
おしゃべり口を持つ人に囲まれると私はどうしても聞き役に回らざるを得ない。Hさんもハラちゃんも仕事から卒業している。よって私をめがけて、遠慮会釈のない日常の生活態度について意見を言ってくる。

 例えば家のこと。壁や屋根など塗装をしないと家が傷むよ、とか台所の換気扇掃除は月に1回は掃除しているか、とか毎日家の掃除をやってるか、とか面倒くさいことこの上もないこと、最も苦手なことについて、それぞれが自分に対して激しい指導を下してくる。みんな毎日閑な時間をどうやって過ごすか、について家の中にいてきれいにすることが時間つぶしの仕事になるらしい。

 得意げにしゃべっていることは自分が得意とすることに限られる。聞く方はそれらを不得意とする私だけだから大人から叱られる子供の様な按排で、ただただ聞き役に回らざるを得ない。黙って聴いていると、彼らはますます増長して悦にいって喋る。私は黙って聞くだけ。こんな時は途中でチャチャ入れて話をそらすことなく黙っているに限る。しゃべる方は心地よく、聞かされる方はチトしんどい。自分の得意なことを話すのは、やはりきちんと聞き役がいないと成立しないことは日頃から私が感じていること。しばらく攻撃を受けた後、誰かが今何時?と聞くからもう5時が来るよ、と言うと、早く帰って相撲を見ないと、今日は面白いよ・・と最後までしゃべってそれぞれがガゼボを出て行った。聞き役はいつも疲れ役どころである。

若宮

2015-05-23 18:33:10 | Weblog
 地方紙を取っていない私にT君が新聞切り抜きを持ってやって来たのが先日。

 オッ篠崎君が出てるやないか・・。えっ蕎麦屋を始めたって・・。彼は北大に行き札幌にいるとばかり思っていたが実家に住んでるとはつゆ知らず。で、そばを食べに行ってきましました。1時間ばかし車を走らせて。

 そば粉は幌加内で育ったそば粉。以前札幌に住む次男から幌加内のそばは美味しいよ・・と聞いたことがある。その高級品のそば粉で打った10割そば。

 うまいと思った。そばの風味が残るソバは美味しかった。

 篠崎君夫婦は中学高校の同級生、私とは高校で同じ講座であったし、奥さんの方は元ダンス部にいたマドンナであったのでよく覚えておる。そのお二人で店をやっている。

 仕事のために外国によく行き来していたと云った。調度品など例えばベトナムの農耕牛で使っていた材木を利用した椅子をはじめイタリア、英国、フランスから取り寄せた落ち着くものが多い。また、札幌に住んでいただけに暖炉が今も暖かい火を送る。

 奥さんはイングリッシュガーデンに癒しをもとめ 

 
 バラなどきれいに咲かせている。

 ここのそばは、慣らされて食っている市内の二八ソバとは全く違う。うまいと率直に思う。それよりも篠崎君の人生もそばの味より奥が深く味がある。

人権委員会へ

2015-05-22 00:00:00 | Weblog
 
 切りバラを携えて商店街を歩く。1年ぶりに商店街を歩くと梅田や難波、阿倍野橋の人混み、池袋や新宿の人の群れ、仙台駅前の押し黙ったままの行きすぎる人の塊を眺める光景ではない。返って地方都市が抱える商店街沈没は読み取れる・・・、ウウン、この景色はどこで見たんだろうか・・・

 鳥取駅前の商店街、いや・米子・角盤町にある商店街の景観ではなかったか。昼下がりの商店街は高校生の通学路、アーケードだから直射日光が当たらず雨にも濡れないという便利な通路。
 ご城下おのぼりさんとして、mont-bell登山用杖をつき、商店街を右や左、時に遠望しながら珍しそうな顔もちで歩いていると青年に捕まった。青年のネームプレートには、商店街街作り・・と読み取れた。商店街活性化のためにアンケートを取り何かに生かそうとするんだろう。さっそく質問を受けることに。どこから来たとか、どれくらいの頻度で来てるかとか、目的は何かとか、何歳で、何を買うかとか、家は何人で住んでるかとか、そのような質問がだらだらと続く。私も面白がって付き合うことに。

 答え。ハイ、1年に1回来るくらいかなぁ、買い物は全くしない、アマゾンなどネットで買う、たとえ数万するものでも。自宅は現在1人で住んでるよ、暇だからこうしてあんたの話に付き合ってるよ、来たのは陽いずる市の最東端からよ、ナニどうすれば楽しい街になるかって・・そんなこと知ったことじゃないよ・・。この町の商店街は、量販店を拒否した歴史がある。同じように高松の南新町や丸亀町の商店街でも大型店と共生する発想ではなく、近くにいれば客が逃げるとでもいうように魅力ある大型店を郊外に追いやった、もちろん駐車場など足のことも大きいけれど・・。
共生することを退け、商店街という自分ちだけの利益を追い求めた結果の行く末をどうすやいいんだと聞いたところで、どうにもワカラナイこと。そして、大街道の角っこにこのたびオープンする森ビル跡の衣服店などがテナントとして入居する雑居ビルホテルに興味を持っているかなどと、商店街として牽制する質問も用意されている。ハイ、見ましたよ、行くことはないと思うけれど・・。
 このような私のバカ話をニコニコしながら聞いてくるのでバカ爺は悦にいってシャベル喋る。今、東北の女川町は波にすべて流され町を平野から作り直しておる。町の人に聞くと、街づくりのために中学生や高校生、青年から、もちろん大人のオジサンおばさん、漁協婦人部やらPTAからも意見を出している、と。そこで熱っぽくしゃべってくれたのは、これからの主役は若い人、中学生や高校生など。彼ら彼女たちが大きくなってからどんな町に住みたいか、を白紙からデザインしている。それを引っ張り出しているのは行政側であったり街の顔役のご老人。

 ここの主役は立派な大金持ち、イヤ中金もち・小金もちくらいか・・そのやうなりっぱな方が儲けを算出するための図案を考えているのではないか・・。今の利益を追い求めず、未来の大きい利益を考えたいと思う。自分たちにとってネ。「next one」
 私が描くデザインは、例えばシャッターの降りている店を一カ所に集めて、商店街の顔を文化としたい。近所のバレエ研究所に通う子供たちに1週間に1回は、可愛いドレスでレッスン発表としての場を持ちたい、隣のジュン君たちが持っているバンドを大音響とどろかせて毎日歌わせてやりたい。椅子、飲み物つきで、せいぜい20分を限度として老人の主張ができるストレス発散のためのスペースが欲しい。そのためにはステージがいる。片隅には嫁や姑の悪口発散のための仕掛けスペースも絶対いる。毎日テレビ画面から届くような面白おかしいことと同様に目の前で名もない市民がやればいい。スポーツ振興で若者の健全な育成を・・などと馬鹿なことを発想するのではなく、運動系は何も人が集まる場所ではなく、発表の場くらいの方がいい。筋肉を運動から鍛え上げるのと同様に頭と心を鍛え上げる場とするのを行政側に任さない、商売人側が引っ張る。かつて商店街が賑わっていた頃は、自分たちの部屋には箪笥が一つしかなかった、引出にもお気に入りの洋服が数枚しかなかったが、今は箪笥には一杯いらないものも仕舞われている。食べるものなど下手すりゃ制服だけ一人前の駆け出しの調理人やシェフより奥さんの方が料理上手な人も多い。時代が変わっているのに、いまだに一人勝ちを狙って活性活性などと言っておる。カッセイカッセイは次月から始まる高校野球の応援にとどめるのが丁度いい。
 ・・・と、一気にまくし立てたのは、よ~く考えてみると、現在独り住まいで話し相手不足であることだった。仕事上話を聴く機会は多いが。で、茨城県から転居した青年に問う、どうしてここに移ったの?、すると青年は、好きな彼女がここに住んでいるから引っ越してきた・・んだと・・ウヌ、ヌァントナァ。引付魅力度変数は、青年<彼女だったんか。

 と、まぁ道草を食ってしまった。早く行かないと、市の人権委員会に遅れてしまう。実は今年から人権委員会に出てくれなどと言われて、断り切れなかった。
 手に携えた薔薇はYさんに。追われる日常・・のYさんに少しは気晴らしにでもなれば・・と。