年金受給者の日々へ 悪戦苦闘の記録から

自分のXデーに向かってまっすぐに走る日々
   年金受給前の悪戦苦闘の日々より

早寝早起き

2010-11-30 00:00:00 | Weblog
 早朝の4時40分起床、実は背筋がパンパンに張っていて痛くてたまらず起きてしまった。とりあえず外に出て漆黒の空を見る。きらめく美しさとは、空想の中のイメージではなく、具体的にどのようなことなのかを目の前で教えてくれる。夜空のきらめく星の美しさを。雲一つないので澄み切って見える星は、すごいと感じる。また三日月が見える辺りはやや空も明るく見えて、夜空の天体ショーは見飽きることがない。5時、漆黒の空はいまだ明るさがない。東西南北同じ色。5時40分、あかつき。6時、しののめ。6時半、あけぼの。7時、あさぼらけ・・・東の空からやってくる空の色合いが時間とともに変化してくる。白くなったり、紫色になったり、赤くなったりしておる。             

「朝の歌」
            中原中也

天井に 朱きいろいで
  戸の隙を 洩れ入る光、
鄙びたる 軍楽の憶ひ
  手にてなす なにごともなし。

小鳥らの うたはきこえず
  空は今日 はなだ色らし、
倦んじてし 人のこころを
  諌めする なにものもなし。

樹脂の香に 朝は悩まし
  うしなひし さまざまのゆめ、
森竝は 風に鳴るかな

ひろごりて たひらかの空、
  土手づたひ きえてゆくかな
うつくしき さまざまの夢。


後輩達と

2010-11-29 00:00:00 | Weblog
 例年11月の最後の土曜日に学生時代の部活動のメンバーが集まっている。今年も15人が県内県外からやってきて近況を話し合った。最も若い人で47歳、最高齢者は私一人。
 妻も同じクラブの仲間であり、彼女自身も部員の名前を自分の入部した当時の4回生までと、自分が4回生時に入ってきた1回生までの間の先輩後輩8年間分の部員の名前を知っている(忘れている人も多いが)。私の方は、なんだかんだと付き合いもあったりして私の年上の4年分から私の年下15年間分のいくらかの人の名前は覚えている。で、私と妻とが一緒になる時に、私が宣言したことがある。どのように自分が経済的に落ちぶれていこうと、自分は後輩から見れば先輩になるから、その誇りを忘れずに持って生きたい・・・と。そのようなわけで毎年、年末のあわただしさが来る前に集まろうと30年程前から部の忘年会に出席しておる。今年も先日の土曜日に集まり近況報告会とした。60歳を超えて悠悠自適の生活をしている人、経営者として頭を抱えている人、やっと退院してほっとしている人おればまだまだ現役で頑張っている人、中でも長となる人は昨今の景気から頭を抱えている様子である。テレビに出演していた人おればラジオで喋っていた人、新聞に大きく出ていた人などに囲まれながら最高齢者の私に喋る機会を与えられた。私が見本を見せるからお前達も60過ぎても希望を持ってやってくれよ、くたばる寸前までもがいてくれ・・・などとエラそうなことをしゃべらせてもらった。

高松へ

2010-11-28 00:00:00 | Weblog
                     
 4男が懸命に頑張っている様子である。今日は3者面談の日。受験校についての相談であるが、なかなか厳しそうである。とりあえず1月のセンター試験の結果を見てから判断することになった。また、先日の推薦試験についても、面接と小論文ではあまり差が出ないであろうとのことである。小論文が全体的に難しかったようで、点数化しても受験した学生間での極端な差がついていないので、結局センター試験の差によって決まるだろうと、見通しを聞いた。
 朝の9時に出発。私はちょっと疲れ気味、背中と腰の調子が良くないために、運転を交代ですることにした。車に乗るとすぐに妻がCDを取り出して、自分が先日蔦屋で買ってきた懐かしの映画音楽を聞きながらハンドルを握った。1時間ほどで交代して欲しいと言う。県境のSAで交代すると、今度は妻が、袋から作りかけの洋服を取り出し、しかも糸とはりを使いながら助手席で縫い始める。そしてあまり揺れないように運転してくれ・・・などと文句を言われる。もう少しで完成するのだそうだ。ミシンが必要なところは昨夜やってしまい、今日の車の中でできる作業だけを残しているとか、車の中で最後の作業をしておった。ナンジャイナ

伝えることの向かう先

2010-11-27 00:00:00 | Weblog
 早朝6時過ぎに4日前に乗船した東予港に着き下船する。フェリー乗り場横に止めておいた車に乗り込み、エンジンキーを入れる・・・・何度試してもエンジンがかからない、どうしたものかと思い考えていると、アッチャ~室内灯をつけっぱなしにして3日間・・・バッテリーが・・、作業中の係員さんに手伝ってもらってバッテリーをつないでやっとエンジンがかかる・・寒い朝でも冷や汗が出た。
 午後はECC研修会あり。今日の講師は、西条で職業訓練をやっているMさんである。Mさんの求職者に対しての職業訓練はどのように考えてどのようにやっていられるか、を90分間お話していただいた。さすが、上手い、と思った。毎日求職者にやっていられることを深く考えて、ストレングスカード等のワークショップを織り込みながら、どのようにすれば人に伝わるかを、真剣に考えていられることが、私にも伝わってきて、大変美しい時間であったと思った。
 多くの講師達、あるいは講師予備軍の人たちに共通して言えることは、私はこんなことやってます、こんなことやってました、などのレベルの話だけでは、聞き手側にとって、あぁそうですか、で終ってしまう。これは聞き手に届けるものではなく、自分が自分に向かって喋っているに過ぎないであろう。その自分に向かって話をする内容を人様に伝えるためには、普遍化することが必要になってくる。講師の話を聞き、聞き手側自らの問題として落とし込むまでには、さらに深める内容が必要になってくると考える。だから、あなたの話は何なんですか、などの疑問に答えねばならない作業がある。
 Mさんに質問をした。大変頑張っていることが解りました、で、そのように若い失業者達を訓練した先をどのように考えているのか…すると若いM嬢は、ニコニコ顔して、私は日本再生をやりたいんだ、と話してくれた。なるほど、そうだったのか、と感心した次第。でもMさんは、逆に私に質問してくることに、さらにどのようなことを付け加える必要があるのか、と。思わず私は、90分間の話を、1分で要約すればどのような単語が並ぶのか、と答えてしまった、リフレインできるキーワードを磨くと何なのか・・・
 講師が未熟であると困る。良い講師を作りたいと私は考えている。

光明寺へ

2010-11-26 00:00:00 | Weblog
 今朝は従弟のYちゃんに会って、話をする。今年に入って今まで数回電話をしていたものの電話が通じたことはない。奈良の家を留守にして岐阜・馬背に所有する山小屋に行っているのかと思っていた。しかし会って話を聞くとほとんど家の中で閉じこもっていたとのことである。いわゆる引きこもり。もうすぐ50歳になるYちゃんは30数歳でコンピューター関係の会社にいたけれど退社した後は、働いたことがない。アルバイトなどは時々していたけれど、決まった仕事をしてはない。両親の亡くなったあと、自宅で一人で住んでいる。生活のことが気にかかるので、どうしているのか、の話を聞くことにした。本人はウツ状態が長い。薬を飲みながら生活をしているけれど、最近は何もやる気が起きない・・・と伸び放題の頭の髪をバサバサさせながらも久し振りの私の訪問を喜んでくれた。買い物はどうしているのか、と訊ねると、庭に植えている柿で1週間食いつないだ・・とも話した。本人は自宅を手放して乗鞍岳に近い山小屋で冬でも生活ができるように改装して移りたい希望も持っている様子である。Yチャンは3人兄弟のいちばん下、アニキとの交流はまったくない。一人ぼっち状態である。Yちゃんの車に乗せてもらって京都・光明寺へ行く。ここは私の母方の祖父祖母のお墓がある。ここ光明寺は紅葉で有名なお寺さんである。この時期のお墓参りは、いつも入山料を払って境内に入っている。お墓参りをするのに入場料がいるのだ。関東からも近県からもたくさんの観光バスや自家用車が駐車場にひっきりなしに出たり入ったりしている。紅葉が最高潮だから、長岡京市の街角の案内も光明寺の行き先目印が目につくほど。
 祖父の思い出は少ししかないけれど、祖母にはたくさんある。もしかしてバァちゃんっ子だったのかもしれない。とにかく負けず嫌いの性格で、運動会においてもかけっこで私が先頭を走っている時などは、身を乗り出し客席から飛び出し、走っているそばまで来て大声で応援をするほどであった。
 晩ご飯をYちゃんと一緒に食べる。久し振りの米飯とか。
 ライトアップされた夜の朱雀門の前を通り、近鉄奈良駅まで送ってもらって帰ることにした。

奈良へ

2010-11-25 00:00:00 | Weblog
今朝の奈良は良いお天気である。ポカポカ陽気で空には雲ひとつないスッコ~ンとした突き抜けた青空が広がっている。近鉄奈良線の車窓からは、今真っ盛りに色づいた紅葉を生駒の山肌に美しく眺めることができる。
 昨夜は、夜8時過ぎに家を出た。東予港からフェリーに乗るためである。ウィークデイにつき乗客はまばら。それにしても私が京阪神に向かう時は、必ず船を利用する。陸路でバスや車の座席に座ることもなく、JRの座席に座って行くこともなく、航空機の座席に座ることもない。乗船すると真っ先にタオルを肩に掛け風呂に直行する。フェリーのお風呂は最高に気分がよい。サウナありジェット、バブル湯もある。浴槽の窓からの眺めは、漆黒の窓の向こうに街並みの光が目に入ってくる。火照った身体を甲板で夜風に当てて冷やし、薄い頭の髪が乾く頃、船室でゴロゴロ寝そべってエンジンの軽い振動音を感じながら本を読むことを得意とする。邪魔をされない時間帯、一人気ままな自分の時間である。何時の間にか消灯の時間になると寝入ってしまう。
 今回の目的は、毎年恒例の年に一度の墓参りである。早速奈良・西大寺で乗り換えて西ノ京で下りる。近鉄西ノ京駅の目の前に、鑑真上人の唐招提寺を北側に南隣に薬師寺がその塔を見せてくれる。朝日の中、グングン気温も上がっていく。タクシーを拾うこともなく古都の中のお散歩、サンマの母校・奈良商業の庭の紅葉もきれいに紅葉していた。グニョグニョした狭い道路をウロウロしながらお寺の境内に納めている叔父と叔母のお墓に詣でる。墓石に水を掛け線香に火をつけて合掌。どうも気になっているのである。生前随分とお世話になり可愛がってもらっていた人であったから・・・という理由での墓参り。
 歴史の重みを感じることの中で最も大きいものは何か・・・
 平城京遷都1300年、奈良の都は、昔の日本の首都であったこと。ここで数え切れない諍いや笑い声が、街じゅうに溢れ、同じ量の泣き叫ぶ声や哀しみ慈しみを覚えていただろう・・・と容易に想像できる重さか。

11月下旬

2010-11-24 00:00:00 | Weblog
                  
 色づいた葉っぱが、ひと葉ひと葉ヒラヒラ落ちるこの時期に、同じようにヒラヒラパラパラと落ち葉が落ちるが如く毎年恒例のように郵便ポストにパラリパラリと入るハガキがある。喪中欠礼のハガキである。今日も郵便ポストに数枚入っていた。差出人を確認するとその内の1枚は、サポステのTちゃんからであった。10月にご母堂を亡くされたとあった。Tちゃんの母親が入院したり出たりしているということは、この夏、県就職支援センター仲間6人が集まって、飲んでいた時にお聞きしていた。何でもTちゃんは仕事が忙しそうで、じっくりと母親の介護もできないんだと、ぼやいていたことを思い出した。父親を亡くして母親一人であっただけにさぞかし悲しんでいるだろうと、電話を入れた。10月10日に脳梗塞で倒れて10月13日に息を引き取ったので、あっという間でした、と電話の声は淡々としていた。今月末が49になるとのこと。来月みんなで会うことになっているので、その機会に息子と母親についてTちゃんから話が聞ければいいなと思っている。長男と母親の関係についてTちゃんから話をお聞きしたいと思っている。

今日の出来事

2010-11-23 21:47:22 | Weblog
 夕方突然に叔父からケータイに甲高い声で、とうとうやったよ北朝鮮が・・と興奮した声で連絡してきた。ニュースを見ろ、北朝鮮が砲撃を開始した・・と言っておる。韓国と北朝鮮とは、停戦ではなく休戦中、戦争を終結していないので、この間の後継者指名の出来事があったばかりだから、衝突することは予想の範囲内であっただろうと思う。それにしても、時代錯誤もはなはなだしい。
 11時までに畑に野菜を取りにおいで、とUさんから連絡あり早速参上する。里芋に蕪や大根、高菜にほうれん草にかぼちゃにインゲン豆をどっさり頂いた。ついでに無花果も、蜂がいなくなったから取ってお帰り、と言われて袋一杯頂くことにした。実は、無花果をジャムにしたかったのである。だから午後は料理教室の時間となる。無花果をせっせと皮を剥いで鍋にド~ンと入れ、砂糖を少量にしてガスにかけるだけ、後は訳もわからずグツグツ煮て水気を飛ばしレモン汁を回し入れてハイ、完成。推薦試験を受けるために帰宅している4男が、土日二日間の試験が終わり、月曜日は歯医者に行き、そして今日は朝9時から始まる代ゼミの模擬試験が夜8時まであるとか、それで私が晩ご飯を作る約束を妻とした。メニューは、近所の釣インストラクターのKちゃんから頂いた手のひら大サイズのグレの塩焼きと冬の定番おでん。午前中に畑から引っこ抜いたほうれん草を生でサラダが1品、高菜を茹でて炒めて2品、魚の塩焼きで3品。4品目おでんの材料はこれも朝引っこ抜いてきた大根とちくわぶとこんにゃくとがんもどきにごぼ天、豆腐、かまぼことゆで卵。メインは牛スジ肉とする。そしてフト、我が家の今夜のメニューは、いただきものが多いことに気がついた。夕食作りを終える頃今度はKちゃんのお隣のMさんがやってきて、コレ青森の友人から贈られたリンゴのおすそ分けです・・・と大きいリンゴをたくさん頂いた、今日は皆さんに食べ物を頂いた日である。わが食卓は皆さまの情けにより成り立っておるではないか・・・
 きょうの締めくくりは、母親から温泉へ連れてってくれ・・のことであった。

今日は何の日

2010-11-22 00:00:00 | Weblog
 昼間のPCに向かう時間が長い。しかもキーボードは二人共有につき自分の姿勢・体型に合わせて設置されてはいない。だから無理な姿勢で一日中打っている。それが原因かどうかはわからないが、この1ヶ月背の筋がパンパンに張っており、痛むことが続いておる。ちょうどお受験で帰宅している4男に毎夜背中をマッサージしてもらっている。背中から胸に痛みが走ってちょっと辛い。
 今日はいい夫婦の日だとか、朝っぱらからテレビで喋るニュースショーの司会者がいる。いい夫婦の日っていうのもなんか変である。反対に悪い夫婦がいるのかと思う。悪い夫婦っていうのは、さっさと別れているのではないのか・・・したがって夫婦でいられるのは、いい夫婦のみであろう。ところで、我が家の夫婦は、子育ても最終コーナーを廻り夫婦の会話時間もぐんと少なくなってきた。顔を合わす時間が少ないのである。それでもいい夫婦であるためには、努力をしておる。今朝も、今日はゴミの日です、とか、アレしてコレしてと命じられることに対して黙って、ハイハイと返事することばかりである。一切反論を唱えることがなく、黙って命令を受け入れて動くことが、いさかいを起こさない秘訣でもある・・・ジャジャジャ~ン

日曜日のお買い物

2010-11-21 19:12:23 | Weblog
              
 4男が同じ寮の友人を連れて自宅に帰り、一緒に受験に行っている。昨日の試験は、長文の英文の下線部について自分の意見を述べる小論文、今日は面接の日である。面接はスーツで行くというが、スーツがない。それで長男が昔、東京での学生時代にグレゴリ-バンドにおいてアカペラを歌うグループに所属していた当時着ていたジャケットを押入れから引っ張り出したもののズボンがない、慌てて洋服やさんに行く。ズボンは、私の30年来付き合いのある洋服屋さんから購入した。しかも、店に行くとちょうど財布には1万円ぽっきりしかなく、社長に1万以上の端数を全て切ってくれ、と無理を云ってお願いしたズボンである。それを着て白シャツに3男のネクタイを締めて勇ましくでもなく、緊張感溢れる顔付きで出かけた。9時に出発して二人ともヤレヤレといった顔付きで12時過ぎに帰ってきたが、サテ結果はどうなんだろうか。
 夏に咲いていた花が枯れてしまった。植え替えねばならない。何を植えようかと思案する。お店屋さんに行くと葉牡丹が並んでいた。今まで葉牡丹を上手く育てたことがないけれど今度は上手く大きくなりますように、と購入した。今ほとんど花のない我が家の庭の片隅に幸運を招く花、吉兆草だけが咲いている。