年金受給者の日々へ 悪戦苦闘の記録から

自分のXデーに向かってまっすぐに走る日々
   年金受給前の悪戦苦闘の日々より

8月も終了

2010-08-31 00:00:00 | Weblog
 雇用保険受給中の求職者が、就職届けにハローワークに来られるのは月末に多くなる。1日からの採用組である。採用される前日に届を出すように指導されている。これは雇用保険のカラミがあるためでもある。その届をする人が午後やって来られた。過去の応募履歴を確認すれば何度も何度も面接に行って不採用になっていて今回やっとの思いで採用になっていたことが分かった。50歳をとっくに過ぎているその方は、うれしそうな顔をするでもなくホッとした安堵感を顔色ににじませながら手続きを済まされた。次にやって来られた方は、看護師さんである。過労がたたったためか体の調子を崩されて退職し、看護師以外の職業を探していられた。資格は他に介護福祉士を持っている。今回は病院から福祉施設への転職について相談であった。福祉の世界は未知であるがゆえに相当迷っている様子が話し合いの途中でもよくわかる。私のほうから、一般的な質問項目として使うのは、その仕事に対する能力はあるのか、やりたいと思う根拠は何か、はたまたその仕事を通してやりがいや充実感があるのだろうか・・がある。そこで絞り込んで二つの事業所に面接に行くことが決まった。しかし自信がなさそうである。私から見ると持っている資格や今までの職歴、年齢から判断して就職が決まるのが早い方だと思った。そこで40歳半ばのご婦人の質問は、二つ共に採用されたらどうしようか、という相談であった。私からのアドバイスは、五感によって判断されてみてはいかが・・・どちらが自分の雰囲気に合うのか合わないのか、好きか嫌いか、職員と馬が合いそうか、そうでもなさそうか、などなど。お話をお聞きしながら、この方は、自分が断ることは相手を傷つけることになっていけないことである、と考えていられる様子であった。自分を主人公にする仕事の模索は、まだまだ続きそうな感じがした。
 スイカの季節が去り、明日から9月。猛暑から逃げることができる。なんとなくホッ・・・・

朝晩はやっと凌ぎ易く

2010-08-30 00:00:00 | Weblog
 今夜も大きなケヤキの木の下で椅子を引っ張り出してHさんとおしゃべり。涼しい風がそよそよと吹いており心地よい。家の中でのクーラーの人工的な風よりも自然が送ってくれる風のほうが身体には、イエスと応えてくれる。で、今夜の話題は、昨日のHさんのお墓参りの話。
 Hさんには、異母兄弟になる兄と姉がいる。姉は大阪に、兄さんは、実家のある南予に住んでいられる。姉さんが一年のうち2度ほどお彼岸やお盆にあわせて帰ってくる折に3人兄弟が集まっている。ところが10数年前に兄さんの奥さんが病気で亡くなり、続いて7年程前に20才を前にして学生であった養女が自宅前で交通事故にあい亡くなられた。つまり兄さんは一人になった。消沈した兄さんは、以後二人の妹弟を寄せ付けず3人そろって話し合うこともないことが数年続いていた。しかし悲しみの喪が過ぎたのか、兄さんが再び以前のような兄弟のお付き合いをするようになった。お墓参りを済ませた後、新築になった実家に寄って兄弟そろってご飯を食べたとか、Hさん夫婦と姉さん夫婦と兄さんの5人で話が弾んだ、とニコニコしながら昨日の出来事を話してくれた。悲しみを集めてそれに堪えた兄さんを兄弟が優しく見守る、なかなか美しい話だと思った。

ひたすらに耐える

2010-08-29 20:21:49 | Weblog
 とにかく暑い。このような状態の時は、積極的に何もしないこと、身体を動かさないようにして、ただひたすらサウナのような家の中から出て、木陰や風の吹き通るポイントを探してじっとするだけ。また家の中にいる時は、クーラーをつけ扇風機を回したところで下半身は冷えるものの上半身は熱く頭のてっぺんに熱を帯びているのでアイスノンを置きタオルをその上にかぶせるスタイル。それでも汗が出る。今日は朝から3回シャワーを浴びた。
 昨夜3男は飲み会があったらしい。社長や工場長と焼肉屋さんで吐くほど飲んだらしい。今朝の妻の報告によると、3男は、夜遅く目をウサギのように真っ赤にして帰ったと言った。その三男が6時に起きたかと思うと睡眠不足のまま重信グランドにジョギングに行った。夕方帰宅してからの話では、いっぱい汗を出してアルコール分を抜きその後、温泉に入って汗を流し、バイキングのモーニングを従弟のGO君と腹いっぱい食べたとか、従弟の家で昼寝をしたので気持ちがイイなどと喋っておった。暑さ対策も若い人は、汗を積極的に出しているのだと納得。中高年者は、いつまで我慢すればええのやろか。

我慢の限界

2010-08-28 00:00:00 | Weblog
 過去にベストセラーになった「国家の品格」の著者であり、新田次郎さんのご子息の藤原正彦さんの主張は、子供は獣と同じように生まれてきているのだから、徹底して叩き込まないといけないものとして、マナーであったり知識であったり道徳であったりすると言う。ところが現在の教育の方針を見ていると、子供目線で考えて、子供の気持ちを汲み取りながら教えないといけないことにより貧しい心しかもてない子供が出来てくるのではないか、という意見をもっていられる。ところで私の意見は、生まれてくる子供のしつけや教育に関して、これが最も正しい、と考えるほどのものを持ち合わせていないことによって、私も妻も右往左往し、あっちフラフラこっちフラフラと日和見的な教育方法であったし確たるものがなかったのではないか、これは私も妻も同じ気持ち。朝ごはん食べながら、妻と二人での意見交換。何しろ長男次男ちにそれぞれ孫ができたことによって、どのような教育を二人の家族がするのだろうかと今から興味を持っている。そのようなことをテーブルに座って話していると、それでは品格を具体的にいうと、どのようになるのか、などの話しになり頭が痛くなったところで、週末の夫婦意見交換会を終了。
 ダラダラしたボディブローのような感じで暑さがわが身を攻め立てておる。頭に手をやればアツイアツイ。慌てて冷蔵庫からアイスノンを取り出しタオルに巻きつけ頭や首筋に巻きつける、少しはしのぐことができる。先週から、あと1週間我慢すれば何とかなると思い込んでいるけれど、いつまで我慢すればいいのだろうか・・・

送別会

2010-08-27 00:00:00 | Weblog
 私と同じ頃、ハローワークの仕事に就いたOさんが退職することになった。今30台後半で3人のお子さんがいる。母親一人で子育てをしなければならない彼女の選択肢は、正社員として長く勤めることができる職場である。で、今回縁があり、ご自分の保有する資格をもち、M病院の相談員として就職することが決まったのである。現在障害者の就職支援を担当しており、その経験を買われての再就職である。めでたいこと、彼女の言によると、子育てをしなければならないために・・・が最も大きな理由のようだ。で、今夕はOさんとのお別れ会をやることになった。専門部門である職業第3部門のスタッフ13人が市内の店に集まり、Oさんの労をねぎらうことになった。控えめで物静かなOさんの横に座り込んでOさんの今までの話を聞く。芯の通った人生を送っていると感じさせられた。ますますのご活躍にエールを送りたいと思う。

会話について

2010-08-26 00:00:00 | Weblog
 インスリンの薬が切れた時が、病院へ行く日だと決めている。もちろん受診時に次回の予約を入れる仕組みにしているけれど、予約日に行くことは稀である。なんか用事があったりして行くことができない理由よりも、時々お薬を飲み忘れていて、たいていそれらの日数が2~3日あるので、予約をしている日から2~3日後になることが常である。今回は先日の土曜日が予約日であったにもかかわらず、お薬がまだまだ手元にあるのでついつい行きそびれてしまった。しかしもうなくなったので今日の夕方仕事帰りに行くことにした。薬に依存していることについて、薬嫌いの人たちからは手厳しい意見を頂くけれど、自分としては入院治療をできる限り向こうに伸ばしておきたいと思う。孫も二人できたことだし、彼らが小学生になる6~7年先には、ジイと二人の孫が山に登ったり海に行ってカニを捕まえたり、カヌーで川下りして遊ぶ姿を描いておるので、それまでは元気でおりたいためである。で、いつものS・Drがフトリ気味の身体をゆすらせながらニコニコと話し掛けてくれた。エーワンシーもいいですよ~、と、がんばってますね~と言ってくれた。一番最後の患者さんにつき、またまたS先生と少しのお話し合いをする。今日の私からの質問は、医の現場にいる先生が考える「いのち」と素人の私が考える「いのち」は違うだろう・・・、科学からみる「いのち」を受け持つ医者は、どう考えているか・・・の愚問である。先生は、太った身体をくねらせながら、イヤ~やっぱり、気合ですよ、最後は・・・などと答えてくれた。フムム・・そうかそうなのか、いのちは、気合か、などと猛暑続く日の今時を思い浮かべた。
 今度は薬局に行く。お薬40日分を出してもらうことにした。若い薬剤師さんが、毎度おなじみの薬の説明をしながら、私に話し掛けてくれた。いかがでしたか、今回のHba1cの数字は、と聞いてきたので、ハイ6.2です、と答えた。そして薬剤師さんが無言のまま袋に入れて私に手渡してくれたところで、62の私が切れてしまったのである。だからどうなんですか?と。聞くだけ聞いておいて、黙ったままでは、会話が成立しないよ、と親切にアドバイスした。そしたら薬剤師さんは、真っ赤に顔を染めながら、先月はいくらでしたか、と追加質問してきたので、私が5.7でした、と答えた。そうすれば若い彼女の意見が出てきやすくなる。まだまだイイデスネとか、注意しましょうとか・・・若い薬剤師さんにコミュニケーションの取り方についてちょっと噛み付いた。近頃おかしいと思うと、すぐ喋りたくなるのは、やっぱり老化現象のせいであろうか・・

満月の下で

2010-08-25 00:00:00 | Weblog
 ご近所さんで山仲間でもあるHさんと夜の9時、バレースタジオの駐車場兼公園に行って夕涼み。大きなケヤキの木の下で椅子に座り込み、世間話。日本の国と人の品格についての話。暗い空にはポッカ~ンとまん丸いお月さんが浮かんでおる。今夏の夜で最も涼しい風がそよそよと吹いており大変気持ちが良い。幼稚園の向こうのお寺の境内からは、カラオケの声がスピーカーから風に乗って聞こえてくる。今日は盂蘭盆のお祭りだろうか、いっぱいの夜店が並んでいた。年に一回のお祭りのようだ。二人の話では、おしまいになる頃いつも落ち着く山の話をしていると何時の間にか寒くなってきた。カラオケの歌声がなくなると今度は、秋の虫の声が聞こえてきた。
 amazonで購入した堀田善衛「未来からの挨拶」を読む。キャリア形成の話になるといつも出てくるのが、過去の自分の振り返り。そこから自分を発見しようというくだりがあり、口すっぱく聞かされる。その時の過去は、確かに過ぎ去った自分の後ろ側にあるのだろう、と何時の間にかあたり前のように考えていた、しかし堀田善衛さんは、「オデッセイ」から引っ張り出して、過去は前方にあり、未来は後方にあるのだ、と指摘していた個所に目が止まった。おもしろいと思う。

負けたか

2010-08-24 00:00:00 | Weblog
 首位の位置に居続けることは、なんとなく重苦しいうれしさがあるものの、一つ順位を落として、追っかける立場にいるほうが、見るほうにとっては落ち着く。ジャイアンツに負けておるタイガース。先日は、初物に弱いはずのジャイアンツの打線に、郷土出身新人秋山投手もつかまった。どうなってるんやろか。先日56号線を走っていると頭のヘルメットからグローブ・靴に至るまで、もちろんバイクもタイガースカラーの黄色と黒の縞模様のいでたちで颯爽と走っていた人がいた。そういえば、ジャイアンツのマークをデカデカとつけて走っている車やバイクを見たことはないけれど、タイガースカラー使用の軽トラやバイクは写真のように見つけることが時々ある。他にも、Cの赤いカラーの軽トラは近所の人が乗っているけれど、どうしてジャイアンツマークの車は、走ってないのだろうか、ちょっと不思議。

天に宝を積む

2010-08-23 00:00:00 | Weblog
 自分のことだけで精一杯だと言う人がいる、一方自分のことをさておいて人様に何かしら係わり合いを持ちたいという人もいる。自己犠牲とか無償の愛に焦点をあてて、素直に体と心が動くような人。今年の夏は、どれほど何かを、何かのために誰かのために為し得たであろうかと考えてみる。詰まるところ暑さゆえのわが身を守ることのみで、何も心と体が動いてはいなかったと反省。
 朝晩少しは涼しくなったと聞くけれど、自分はまだ気温が変化していることに気づいていないようだ。体がまだまだ熱い。しかし自然の移ろいは、朝の5時過ぎには明るくなっていたのが今は暗いように、変わっておる。わが身のことを考えている間に、周りは確かに動いておる。
 現在失業中、何度面接に行っても不採用になる、生活保護受給者であり多重債務者である中高年者、自殺を口に出している人おり。

盆踊り

2010-08-22 00:00:00 | Weblog
 4男が、帰寮する。1週間の間、寮の閉鎖によって帰宅していた4男は、暑い中、自転車で毎日隣町の図書館に行ったり、歯医者さんに行ったり、夕方からは、いろんなグループの友達・サッカー仲間や中学校同級生や高校同級生と会ったりして充実した休みを過していたようだ。で、明日からの予備校再開に合わせて、今日帰る予定にしていた。何時に帰るのかと問えば、朝早いバス便を予約したという。せめて夕方の便で帰ればいいものの、本人の気持ちは、向こうにいないと落ち着かないのかもしれない。8時過ぎにバス停まで見送る。4男は、今の自分の実力に合ったコースを選択することでなく、なりたい職業のレベルに合わすように自分の実力をレベルアップして、将来の自分に向かうコースを選択した。厳しい道だと思うけれど、自分の思いを叶えて欲しいと応援せざるを得ない。意思あるところに道あり、の実践である。
 今月末に90歳に到達する母親を連れて墓参りに行く。先週お墓に参った際に手向けていたしきびの花が茶色く枯れていたのが気になっていた。せめてお盆前後くらいはきちんとやっておきたい母親の気持ちを汲んでの、炎天下の難行苦行。それをさっとすませて瀬戸内海を見下ろすことができる小高い山の上に移動し木陰で涼を取る。吹く風はなんとなくひんやりした秋風に変わっていた。もう少しの辛抱で暑い夏が去る。
 夕方から地区の盆踊り大会がある。お客さんに市長さんをお招きしていたけれど、今度知事選に出馬されるのだろうか・・・