雇用保険受給中の求職者が、就職届けにハローワークに来られるのは月末に多くなる。1日からの採用組である。採用される前日に届を出すように指導されている。これは雇用保険のカラミがあるためでもある。その届をする人が午後やって来られた。過去の応募履歴を確認すれば何度も何度も面接に行って不採用になっていて今回やっとの思いで採用になっていたことが分かった。50歳をとっくに過ぎているその方は、うれしそうな顔をするでもなくホッとした安堵感を顔色ににじませながら手続きを済まされた。次にやって来られた方は、看護師さんである。過労がたたったためか体の調子を崩されて退職し、看護師以外の職業を探していられた。資格は他に介護福祉士を持っている。今回は病院から福祉施設への転職について相談であった。福祉の世界は未知であるがゆえに相当迷っている様子が話し合いの途中でもよくわかる。私のほうから、一般的な質問項目として使うのは、その仕事に対する能力はあるのか、やりたいと思う根拠は何か、はたまたその仕事を通してやりがいや充実感があるのだろうか・・がある。そこで絞り込んで二つの事業所に面接に行くことが決まった。しかし自信がなさそうである。私から見ると持っている資格や今までの職歴、年齢から判断して就職が決まるのが早い方だと思った。そこで40歳半ばのご婦人の質問は、二つ共に採用されたらどうしようか、という相談であった。私からのアドバイスは、五感によって判断されてみてはいかが・・・どちらが自分の雰囲気に合うのか合わないのか、好きか嫌いか、職員と馬が合いそうか、そうでもなさそうか、などなど。お話をお聞きしながら、この方は、自分が断ることは相手を傷つけることになっていけないことである、と考えていられる様子であった。自分を主人公にする仕事の模索は、まだまだ続きそうな感じがした。
スイカの季節が去り、明日から9月。猛暑から逃げることができる。なんとなくホッ・・・・
スイカの季節が去り、明日から9月。猛暑から逃げることができる。なんとなくホッ・・・・