年金受給者の日々へ 悪戦苦闘の記録から

自分のXデーに向かってまっすぐに走る日々
   年金受給前の悪戦苦闘の日々より

柿の葉

2008-04-30 21:17:15 | Weblog
 私はこの自然界で最も美しい色は何か、と問われると迷わず答えるのが今週の柿の葉っぱの色だと答えるであろう。産毛がありやわらかく光輝いて優しくなんともいえない色である。ただし、この色はこの1~2週間だけの時間限定の色合い。葉っぱはやわらかくして材質が硬いのが特徴である。初期のゴルフクラブのウッドはパーシモン(柿の木)、今でこそメタルやチタンにクラブが進化したけれど初期はパーシモンであった。(自分はこの時期にゴルフをやっていた)以前高知に出張した折、はりま屋橋からごめん行きの電車に乗り、新高須駅から文殊通駅間で開けっ放しの窓に入り込むようにレール脇の人家から伸びた柿の葉に強い春の陽射が当たり思わず車掌が、きれいな葉っぱですね、みなさん見てください、と次の駅の案内も忘れて放送してくれたことを思い出す。
 この写真の柿の木は、私が前職の退職記念に植えたもの。桃栗三年柿八年といわれるので8年もすれば柿の実がなり、その頃になると自分の気持ちも落ち着くであろうと、メルクマールとして植えたもの。

ECC総会

2008-04-29 22:35:45 | Weblog
 朝から気温がグングン上がっている。暑い日になった。今日は植物を植え替えよう、それからガソリンも満タンにしなければ・・・あれしてこれして、と計画を立てた。とりあえずそれらをやる前に先日のお土産をもって母親のところに行ってから実行しようと考えた。母親の所は、こんな陽気にもかかわらずまだホームコタツを出したまま。その中に足を入れて横になると、アレレレ、眠ってしまったようだ。先日の疲れが残っているのだろう。目が覚めると12時になっている。コタツに足を入れて2時間も寝ていたことになる。今日はキャリアコンサルタント研究会の総会が午後に予定されている。あわててすっ飛んでいく。30歳~70歳までの熱心な30数人の出席者がいて会が盛り上がった。厚生労働省がやろうとしているジョブカード制度についての話、またカウンセリングツールの新しく出たキャリアインサイトMCの内容など、会が終了したのが4時半。帰りにMさんやYさんとスイーツタイムでのおしゃべり。MさんYさんの現在の仕事に就くきっかけの話が出たりして充実の1日終了。でもまたまた疲労困憊。今朝計画していたことは何も出来ず。(写真は坊がつる)

すがもり越えの鐘

2008-04-28 21:35:26 | Weblog
 鐘について考えてみる。鐘には、幸せの鐘、自由の鐘、愛の鐘などとたくさんの名称がつけられている。教会にも鐘がある。鐘を突くときなぜか一瞬の間をおいて心に決めて撞くわずかな時間が自分達にあるようだ。なぜか祈りを乗せた音がするから不思議なものだ。始まりと終わりを告げる合図だけでは決してない感じがする。不安や迷いをスパッと断ち切ってくれる効用もある。案外自分が自分に対して撞いている鐘が多いのではないかとも思う。
 このすがもり越えの近くには立ち入り禁止の硫黄山がありいつも白い煙を上げている。その麓の北千里で昭和37年に吹雪による数人の遭難死があったことを聞いた。私も経験があるけれどここで霧に巻かれると方向感覚を失う。どこを歩いてもゴロゴロの石ばかりが続きぐるぐる回り彷徨ってしまった時に遠くから聞こえるこの鐘の音で判断しながらすがもり小屋に行き着いたことがあった。鐘の音は方向を教えてくれた。晴天の見渡せる時は何も用はないが足元の見えない不安な時はこれらの鐘は勇気を与えてくれる。このすがもり越の愛の鐘は三俣山と硫黄山の鞍部にあり以前家族できた時にあった小屋はなくなり鐘だけは当時のままあった。

ラムサ-ル条約

2008-04-27 00:00:00 | Weblog
 山荘の朝、4人での食事前の散歩は木道を通って坊がつるキャンプ場までの20分。霜が下りて寒い朝である。登山者が多いこの地で気が付いたのは山にしろ湿原地にしろごみが圧倒的にないこと、あっても風に吹き飛んだものくらい。自然環境に対して敏感に反応できているのは登山者のマナーが向上している表れだと思う。40年程前はこんなにきれいではなかった印象あり。だから法華院温泉山荘の浴場は風呂にして石鹸シャンプーは使用を控えて欲しいと注意書きがあったくらいだ。石鹸の汚水が生態系に影響を及ぼすからであろう。ラムサールに指定されているエリアにつき自然環境を守られていることがうれしい。昼の12時前に下山し、次は夢の大吊り橋へ。日本一長い、日本1高い吊り橋のキャッチフレーズがヒットしたのか、とにかく観光客が多いのにびっくり。人と風でゆらゆらゆれる中、下を覗けば気持ち悪い。橋の中央部から二条の滝を見つけた。それにしても狭い橋のいたるところに警備のスタッフが目を見張っていたのも印象的。さらに、朝の4時に起床して湯に浸かった体がきつい。疲れた。自宅には8時半着。(写真は大船山)

久住山へ

2008-04-26 00:00:00 | Weblog
 朝の4時起き、4時40分出発。昨夜の3男主催の食事会が遅かったので山行準備に手間取り睡眠時間が少なく身体も本調子ではなさそう。しかし九州行きのフェリー乗り場までの2時間の車中で仲間の人たちと冗談を交わす頃にはそれも忘れるほど。大分道を走り湯布院にてやまなみ道路に乗り換えて牧ノ戸峠に着いたのが11時。天気予報は晴れとあったのに山は風きつく小雨あり。防風と雨対策のいでたちに着替えて登り始める。この登山口から上がるのは20数年振りになる。子供達がまだ小さい時に家族で来て以来だから懐かしく感じる。石鎚に比べ久住はおおらかな山である。前者が修行する山と感じるに対して後者は自分を受け入れ包み込んでくれる、そのような感じがする。強い風によろよろしながら山頂に立つ頃には阿蘇5岳は見えない曇り空ではあるが、雨も止み目の前には中岳や三俣山・大船がパノラマ。その向こうは広い大地が広がりSさんHさんIさんも黙して眺望を楽しむ。下山ルートは硫黄の匂いとともに白煙たなびく北千里から坊がつるに降りて法華院山小屋に泊す。山荘には、芹洋子の歌った坊がつる賛歌の歌が誰ともなく口から出ていた。(西千里より久住山を望む)

ゴチ

2008-04-25 23:35:14 | Weblog
 新社会人となった3男が親孝行をしたいから初任給の使い方として飯をおごる、と言ったのが数日前。何時の日にやるのか連絡がない。ところが一昨日の夜電話連絡があり、金曜日夜8時に集合することになった。当の本人は赴任地の兵庫県から帰るのでこの時間になったようだ。予約を入れていた店は高級割烹。母親と弟も入れて総勢6人で懐石料理を楽しむ。初めの本人のご挨拶は、第1回目の親孝行をします。と、宣言したのち全員で箸を使うことになった。親として照れくさくなりまともに3男の顔を見るのも恥ずかしい。しかししっかりと落ち着いたきれいな高級店でうまい飯を食った。私の初任給の使い方は親孝行ではなかった、と思う。自分の生活でキュウキュウしていたように思う・・・