年金受給者の日々へ 悪戦苦闘の記録から

自分のXデーに向かってまっすぐに走る日々
   年金受給前の悪戦苦闘の日々より

労働集約型ビジネス

2011-04-04 22:15:45 | Weblog
 週が明けしかも少し寒いとはいえ良いお天気に恵まれると、ドドドっと求職者が群れをなす。3月末に退職された方々が離職票を持ってきて雇用保険の手続きをするため一挙に増えるのと、そろそろ気候も良くなってきたので、ハタラコウなどと気分一新で来られる方々が相まって一年のうちで最も忙しい季節を迎えることになる。本日ボイスコーダーで呼び込んだ人は、夕方で400人にもなった。当然待ち時間が長くなりピーク時には1時間近く待っていた人も多くいた。なにせハローワークは労働集約型の仕事であって、こちら側のマンパワーに頼るところがほとんどである。なぜかこの忙しい季節にわざわざ休暇を取る職員もいたりして対応するマンパワーに限界がある。早く資本集約型に移行して多くの仕事の内容を機械化すれば求職側が楽になるのに・・などと考えるけれど、国民の雇用の機会を増やすことのために職業安定行政があると考えれば、機械化によって職を失うことになると矛盾してしまう。それで、少しは知識集約型に移行すればよいと考えるけれど法律によって規定される以上、勝手なことはできるわけがない。だからモクモクとやらざるを得ない。
 朝の出勤電車でI君に会った。3年振りである。I君はウツ病により中堅どころの広告会社を辞めた後、私との相談する機会が多かった。なかなか就職が決まらず落ち込んでいた。しかし数ヵ月後、街から遠く離れた小さなところでの食品製造会社に就職が決まった。そこまでは覚えていたけれど、すっかり後は忘れていた。今朝バッタリ電車内であったI君は顔色良くニコニコしながら、3年前に話したことを教えてくれた。給料が下がる役職がゼロになるごとく、小さくなる自分に正面から向き合いなさい・・・と私が彼に話したらしい。職がなくなる、収入がなくなる今の自分を受容することの難しさを話していたのだろう。I君は満員の車内で、他の人に聞こえるような声して、やっと今ごろ希望が持てるようになりました・・などと言った。
 晩ご飯はまたもやオコノミヤキ。先日の関西風から今夜は広島風お好み焼きである。春キャベツをたっぷり使い焼いた。もちろんそばを乗せてソースはオタフクと決まっておる。うまい、と1人でつぶやきながら喰う。
            (夜の堀端)