年金受給者の日々へ 悪戦苦闘の記録から

自分のXデーに向かってまっすぐに走る日々
   年金受給前の悪戦苦闘の日々より

ひ孫から

2012-08-31 00:00:00 | Weblog
 あっという間に8月が過ぎ去る。しかし、アッと云うほど短い時間ではなかったようだ。原因は朝昼夜の蒸し暑さ。年々この暑さに耐えることが面倒くさくなってくる。もういい加減にしてほしい・・などとつぶやいたところで、やっぱり我慢することばかり。しかし9月の声が聞こえてくると、もう少しもう少しと気力なるものも湧いてくるから不思議である。
 暑さしのぎには木陰が一番、その木陰になっていたポプラの木がバレエスクールの駐車場に植えている。高さ2メートルほどの幼木を植えたのが8年ほど前であった。しかも13本植えたけれどその間隔が約2メートルほどである。8年も過ぎると樹高も20メートル足らずとなり大風が吹くと、いつ倒れてもおかしくはない状態になった。それで、バレエスタジオのK先生が4本だけ残して間の9本を伐採することを決めて今日造園会社の人たちがやってきた。朝からチェンソーの音がして、高所作業車が2台やってきて木を切る作業をしていた、午後3時過ぎにはきれいさっぱりとなったものの、少しさびしい光景になったと感じるのは自分だけだろうか・・と思う。
 
 今日で92歳の誕生日を迎える母親から夜電話あり。長男ちのひ孫のW君が電話でハッピバースデーの歌を歌ってくれた、と涙声で私に連絡してきた。ひ孫からの歌のプレゼントがよっぽどうれしかったのだろう。
 とにかく今日で2012年8月が終わる。ヤレヤレ

いつからなのか

2012-08-30 00:00:00 | Weblog
 ボケ~と過ごしたい、などと独り言を繰りながらTVスイッチをつける。すると二つの局でグルメ番組をしている。おいしー、とかソフトな舌触り~、とか、わかりやすく視聴者に伝えるために極端なリアクションを見せて美味~いなどと役者が演じておる。見る側はオ~そうなのか、今度その店に行ってみようか・・などと反応するのだろうか。
 そのような番組を見ながら、見なくてもいいんだろうけど、ちょっと待ってくれよ、飽食の時代と冠題名をつけた評論は今から何年前に遡るのか知らないが、飽食→乱食→痴食の構図に入っていて、これをよく見れば、なんだかテレビ局の制作意図が透けて見えるような塩梅である。一方で料理家や作法の芸人さんや怪しい道徳人が懸命に正しい食事のあり方など報じるに至って、今自分たちの置かれている重要な問題を遮ることになっているのではないか・・などと。
 グルメ番組などと名を打つことの意味合い、本質は何か。そのようようなことを考えた。
 やっぱりヤングなでしこの初々しいプレーを見る方がおいしい。出来上がった有名シェフによるフルコースを食べさせるようななでしこのゲームもいいが、素材の良さがほとんどの荒削りのヤングなでしこのゲーム内容は、これからの未来を予感させてくれるからホッとする。3-1で韓国に勝つ今夜のゲーム。
    

今日のstudy

2012-08-29 21:49:06 | Weblog
 時々見たい映画がある。行先はシネマサンシャインではなく、シネマルナテック。本日の映画の題名は「少年と自転車」。捨てられた子供と犯罪とその周りの大人たちの話である。私自身少年院へ行き、これに近い子供たちを見てきて、大人たちの責任はどのようになっているのか、と疑問に思う日々を今まで過ごしてきた。少年法の改正により、大人の事件と同等に扱われることが増えた。将来のある少年たちを一括りにして追いやることの是非とは別に、大人たちの何気ない寄り添う気持ちにより、映画の主人公の「シリル」が閉ざしていた心を開いていくストーリーは、必要なことだと改めて思った次第。



メメント・モリ

2012-08-28 00:00:00 | Weblog
 同世代の人達が2~3人寄ると決まって話に出てくる話題がある。諸先輩たちには叱られるかもしれないし、甘ったれるんじゃない、と小言を言われるかもしれないけど・・・実はいつ死んだっていい、と云う話。もうイイワ、大したことはできなかったが十分仕事もしてきたし、これから先行きのことを考えても明るい希望なぞからっきしないし、今の日本これからのことを考えるとどうしようもない、いっそ朝目が覚めるとそのまま息が止まってた・・そのような死の迎え方ができたらいいなぁ・・そのような話題が出ることはしょっちゅうである。
 4年前まで百貨店のレストランで料理長をしていた小中学校の同級生Kさんに電話。すると、奥さんが電話口に出てきて話すのに、兄が脳卒中で亡くなった、と話しかけてきた。兄さんも私と同級生で同じクラスにいた、Yさんという。数年前に交通事故に遭い障害者となったこと、そして遠く離れた施設で生活をしていることは知っていた。その施設で突然脳卒中になり病院へ運び込まれたのが朝で夕方には息を引き取った、そのように妹であるKさんの奥さんが静かに話してくれた。でも何の楽しみもない兄だったから、兄の家族にしても、これでよかったと思うようにしています・・と云った。
 死を身近に考える機会の少なくなった今、避けて通ることができない死をどう考えるか、辛いことではあるが考えなければならないことである。
 太陽と死は直視することができない。―ラ・ロシュフーコー―

うわさ

2012-08-27 00:00:00 | Weblog
 駅のホームのベンチに座りあと2分で着くであろう電車を待っていた。ホームの上は東側からそよ風が吹き心地よい。その時突然くしゃみが一つ出た。鼻がむずかゆい。あ~誰か自分のうわさをどこかで云ってるなぁ・・と思った。私の名前を言いながら、「そういえば○○さんは、あんなこと言ってるけど実際は△△××らしいよ・・」などと。そして続いてくしゃみが二つ出たところで次は「あ~ほんとう?あんな年してね~」などと噂話を展開されているように感じた。またくしゃみが三つ出て止まらない。今度は、「○○さんは口ほどにもないよね~」と云われながらどうも自分を否定的に悲観的に噂を展開されている気配がする。四つ目のくしゃみが出たところで、噂をしている誰かが「でも、○○さんも得体のしれない人だけれど、まぁ人畜無害の人だからいいんじゃないの・・」などと噂をしている二人のうちのもう一方の人がカバーしてくれたりする光景も目に浮かんできたりする。ア~誰かが自分の悪口を言っているに違いない・・などとくしゃみをする口にハンカチを当てながら到着した電車に乗った。

通勤

2012-08-26 00:00:00 | Weblog
 週に3回電車やバスで市内のロープウェイ街にある「こころ塾」に通っている。朝NHKの「梅ちゃん先生」を見て8時15分に自宅を出て市駅から市内電車に乗り換え着くのが8時55分くらい。だから40分が通勤時間となる。一方札幌市居住の次男は今年から新築の家に引っ越して、自宅から札幌市内の東側のJR森林公園駅まで自転車で10分足らず、そこから札幌駅まで電車で10数分駅から徒歩で10分くらいが通勤経路らしい。ところで和光市に住む長男は、先月まで東武東上線で川越まで電車で通っていたのが、勤務先が新しくできたところに異動になったために、それも近くになったために自転車通勤しているらしい。約30分が通勤時間とか。その通勤途中にJ1の大宮アルジージャの本拠地があり練習場やクラブハウスの前の道を行き帰りに通っているそうだ。朝の練習場には多くのサポーターが詰めかけ練習風景を見ているそうだ。
 一方こちらのJ2愛媛FCの練習場になっている梅津寺のコートにはどれほどのサポーターがいつも見ているか、などの情報はない。そして今夕の対岐阜戦を見た3男は、やる気が全く感じられないゲーム内容であった、と憤慨しながらぶつぶつ文句を言いよった。
 

今日も傾聴研修あり

2012-08-25 00:00:00 | Weblog
  
 近頃NPO法人ECCAの月次研修会会場として松山地区と今治地区に場所が広がりその割合も半々になっている。事務局長の計らいで使用料が無料かあるいは安いか、によって会場を決めている。今日の研修は、先月に行われたVIP検査研修に続いて、傾聴に関する研修会が今治市においてひらかれた。自分は先日から繰り返して「傾聴」の難しさを各方面でしゃべっておる。実は傾聴はスキルの問題ではなく、人格の問題であろうと考えているからである。 
  帰り道東温市の橋に差し掛かると河原にいっぱいの人がいるではないか、隣人に聞けば今日花火大会があるという。夕ご飯を食べた後妻と二人で公園に行き9時過ぎまで花火を見ることになった。この花火が、夏の終わりを告げる合図になって何年経つのだろう。
  

年暦

2012-08-24 00:00:00 | Weblog
   1月年明け モチを食い 水仙の香きき 希望を描く 2月にっこり土筆を見つけ テレビをつけてコタツに入る 東の山は真っ白け 3月モチノキ赤い実熟れて 山鳥の声聞き 桜咲く吉報を待つ 4月肌着も一つとれ 優しい陽ざしにワラビ採り 5月陽ざしも強くなり山菜ウド採り心躍る 6月田植えの真っ盛り どこの田んぼもカエルの合唱 ゲロゲロゲロ 7月夏の日差しを怯えつつ 影の道探す散歩も汗落ちる 8月入道雲と 花火と 仏事と 戦争と 蝉の声 9月耐えた体を癒しつつ こうろぎの大合唱 コロコロコロ 10月獅子舞太鼓の音に 神輿の掛け声 稲穂が垂れ下がる 11月今年1年過ぎ去る日々を想起して 菊花にむせぶ 12月クリスマスに誕生日に大晦日 今年も終了                       
   今日の講演は、松山刑務所仮釈放予定者数十人。文身あり。みんなとつながって行こうよ・・って話。

路上詩人

2012-08-23 22:08:34 | Weblog
 半ば運動を兼ねて週3回ロープウェイ街から商店街を通り市駅まで歩いている。時間にして約15分がその日の散歩時間になるだろう。今日の夕方のその帰途散歩途中、アーケード商店街のシャッターが閉まった前の路上に何やら拡げて座っている青年を見かけた。端っこで色紙にいっぱい書き込んでいる様子。ちょっと風変わりな青年であったが、何かしら目に優しい力が感じられたのでそこで足を止めた。すると説明書きに路上詩人と書かれた数年前の読売新聞の記事が目に入った。そしてその横に今まで自分が漂流していた経路が年次を追って書かれている。東京から歩きながらいろんな各地を回っていることがわかった。その青年に彼の略歴を見ながら、随分と悩んだ時間が続いてるね・・などと話しかけると、座った姿勢から目を上げて、ハイと答えてくれた。この九州宮古島では何があったんだろうか、ここらあたりの年はアメリカで必死にもがいた時間じゃなかったの・・、と。すると彼はまたハイそうです、じゃこの国道9号線を歩いてた時は人家が何もなく寂しかっただろう、ハイその通りですね・・とまたまた答えてくれた。後ろを多くの通行人が通って行くが、自分たち二人の会話に気付く人はいない。ふと横を見ると、「あなたをインスピレーションで言葉にします。」「お代は気持ちで結構です。」とあったので、じゃ私をインスピレーションで書いてくださいな、と頼んだところ。彼は自分の世界に入り集中して私を見つめて、和紙を出し筆に墨をたっぷりふくませると、一気に書いてくれた。○を描いた。路上詩人の彼にとって私へのインスピレーションは○が浮かんだらしい。路上詩人の名前は北谷隆策さんと云う。
  
 市役所での管理職研修二日目が今日で終わった。

みんなの前で

2012-08-22 20:24:00 | Weblog
 私の性格としての特徴は、実は引っ込み思案であることだ、と人に伝えると、エッそんなことはないやろ、人前でベラベラよく喋るくせに・・・などと揶揄されることが多い。なぜ自分はそう思っているかと云うと、自分の幼児時代から小中高生に至るまでのことを思い浮かべるからである。人前に出ることが怖かったし、ましてや小学生の時から中学生まで嫌で嫌でたまらなかった学級長に毎年なっていて(みんなの推薦と選挙)、特にキリ~ツ・レイなどの号令を各時限ごとにやらされたり、1日の朝の会やら終わりの会、週末の会や月末の会には確か53~4人いた組をまとめるための司会などやる時は、黒板前の一段高い壇上に立たされみんなの意見をまとめることに恥ずかしさのあまりいつも休みたかったことを覚えている。みんなの前で話すことが苦痛であった。そのような性格を消極的とか引っ込み思案などといつも通信簿に書かれていたのは、先生も私の積極性を期待していたのだろうか。とにかくみんなの前に出ることが恥ずかしかった。ところが・・いつのまにか年を重ね経験値があがってくると・・・
 
 今日の講師依頼先は市役所から「こころ塾」にきたものである。それで市職員500人を対象にした「ゲートキーパー養成」についての講演を引き受けることになった。恥ずかしくまともに喋ることができないのではないか、と思ったが。なぜか不思議にバカ話を入れながら自殺予防に関するお話をしてしまった。大した話の内容ではなかっただろうと思うが、私の前の講師である精神科医のお話はメンタルヘルスについて話され、次いで私がゲートキーパーのことで話すことになったが、すごいと思ったのは私の話にはきちんと私を見て話を聴いていただいたことである。うつむいている人を見つけることができなかった。性格は変わることが出来るし作られるものではないか、と昔の自分を比較してそう思った。私の周りには多くの講師がいてお話をすることに秀でる人たちが多い。だから講師依頼をすると日にちさえ合えば大抵二つ返事で引き受けてくれる。しかし頼まれても私は二度と講師なぞやりたくないと思っている。でも明日も市役所で講演をし明後日は刑務所で講演をしなければならない。できれば講師役なぞ今週限りにしたいと思う。司会者から先生などと呼びかけらるとこっぱずかしくてたまらない。
  帰宅すると久万高原教会の牧師より絵葉書があり、そこに今度礼拝の後の講演をお願いしますなどと書かれていた。アッチャ~どうしよう・・