2005/10/27 (Thu) 再び夕学
勉強するということは昔から好きではないが興味や好奇心から今夕もK学園での夕学に出席した。今日の講師は建築家の隈研吾慶大教授のお話し。自分は知らなかったが建築に興味を持つ3番目の子供に聞くと超メジャーな人だという。子供に一緒に行くかと問えば,行きたいというので6時過ぎにワシントンホテル前に待ち合わせて二人で隈先生の話を聴講することになった。日頃,キャリアや人に関する話や活字ばかりに囲まれているので今日のような建築に関しての話はめったに聞くチャンスがない。でも話の内容は面白かった。面白かったのは,今までは自然と相対する形で建築構造物を作っていたけれどこれからは自然を壊さないように,自然の中に溶け込むようなオブジェでなければならないし,負ける建築であらねばならないと話されていたこと。現在国内での建築構造物は人が住む必要量の何倍も現存しており今後の建築を考えた時,自然と対立することでなく自然と建築との共生であることを話されていたのが面白かった。また、直線は自然界にはなくいつも自然はごちゃごちゃしているので人工的な直線より自然的な線を取り入れ、家にしても家具にしても立った時座った時どのように感じるかなどの感情移入の観点から作ることが大切であるなどの話を聞き又画像で見るにつけ利用する人の気持ちを大事に作っているなぁと思った次第。