年金受給者の日々へ 悪戦苦闘の記録から

自分のXデーに向かってまっすぐに走る日々
   年金受給前の悪戦苦闘の日々より

看護師が話す

2011-04-16 21:22:35 | Weblog
 今日の午後の理事会は、「こころ塾」。22年度事業計画に対しての実績報告ならびに23年度事業計画が主な議題となる。一昨年度までの塾の存在、知名度アップ計画も、塾長が東奔西走し、講演で喋り捲り、スタッフが、電話や来所者の相談、セミナーなどの回数を計画以上にこなすことによって昨年度は、種まき効果が現われた。塾の骨子は、うつ病支援、しかも復職、就職支援を目的としている。それらは初歩的ではあるが、収入が少しずつではあるけれど伴ってきたことが数字によって理解できる。で、午後の理事会は、23年度において更に強くなるための話し合いを持つ有意義な時間であった。とにかく復職支援のプロを目指そう、そのためにはスタッフの教育を惜しみなく時間と経費を使おうではないか、で一致した。一方私の周りを見ても、自称カウンセラーが多すぎる。自分を棚に上げて言うのもおかしいけれど、もっとレベレルを上げないと、いつまでたってもアマチュアであると思うことが多い。プロは、ヤッパリ結果を求める、そして結果を出す仕事をしなければならない。
                       
 午前中は、特別医療チームの一員として宮城県に行き、数週間被災地での医療支援をされた方のお話をお聞きする。報告によると、現場はこちらが考えていた以上に悲惨であった、とお聞きした。甘っちょろいボランティア精神で駆けつける、などの気持ちでは通用しない、TV映像で流される絵はきれいなほうで、自衛隊員が瓦礫を一つ二つ取り除くと泥だらけの遺体が、次々と出てきて目印の赤い旗を立てていた・・・写真では写されない現場の状況は、目を背けたいものばかり、腹を据えてやるだけ、不眠不休で風呂ももちろんご飯も1食だけで、集められた遺体のそばで、男女雑魚寝の毎日であったなどと・・・お話をお聞きしながら、甘っちょろい親切心で支援する、などでは被災者の今の心に応えることはできない、プロの支援こそが求められている、と感じた次第。