年金受給者の日々へ 悪戦苦闘の記録から

自分のXデーに向かってまっすぐに走る日々
   年金受給前の悪戦苦闘の日々より

師走を迎える

2004-11-30 00:00:00 | Weblog
2004/11/30 (Tue) 師走を迎える

 昼間何やらミーティングルームからワイワイと大きな声がしてくると思ったら学生スタッフの人達のラジオ取材をやっておるらしい。アナウンサーはどうして本番になると声が一段と上がるんだろうか?そのような話しをおじさん達が休憩室でしていると一人が袋から薬を取り出して飲み始めた。何の薬かと問えば,薬ではない健康食品だと言う。その話しから始まって各人が健康維持のために何をやっているのかの自慢話になった。青汁派,ニンニク派,サプリメント派,運動系,打倒ストレスネオン街散歩系など各人対策を考えてやっておるようだ。運動系の中でも皆の注目を集めたのが太極拳である。あのゆっくりしたリズムでの動きが大変良い運動になるらしい。あちらこちらでの太極拳グループがありラジオ体操よりも効き目があると聞いたので私もやってみようと思い立った。どのような効き目かは判らないけどあの音楽がなんとなくフンニャとしてストレス解消になるかもしれないと思う。今日で11月が終わる。今年最後の12月を迎える。朝晩はめっきり冷え込む。朝家から駅に行くまでの自転車はハンドルに出している手が冷たい。

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2004-11-29 00:00:00 | Weblog


2004/11/29 (Mon)

 昨日の夜は2回目の“亥の子”の日であった。前回に比べて今回はまわる軒数が多いこともあり5時に出発することにした。6年生をリーダーに仕立てて2組に分かれてまわって行く。子供たちもすっかり慣れて家々を回りながら大きな声で歌っている。一組は女の子がリーダーになって下級生をまとめ歌もきれいに揃っているけれどもう一組は男子がふざけながらやっているのでどうもまとまりがないようだ。回る家々もさまざまである。ニコニコしながら迎えてくれる家あれば拒否されるお家もある。なかには叱られるところもある。亥の子をついた後は藁が玄関前に散らばるので箒塵取持参で掃除しながら回っている。7時過ぎには予定通り終了した。公民館に集まって各家から頂いたご祝儀を分配する。子供会の役員さんがポチ袋に入れ直し50数人に上級生と下級生に金額に差をつけて渡していた。ニコニコしながら子供たちはお小遣いをもらっていた。帰り際みんなに言ったのは、年上の6年生だから一番たくさんもらったのではないよ、6年生は今日最もたくさん働いたから,下級生の面倒をよく見てもらったから子供会の役員さんがその労に報いるためにたくさんあげたんだろうと思うよ、5年生は来年は6年生になるから今日の6年生をよくみてそのようにがんばろうな!と言うとハァ~イの返事が返ってきた。子供会の役員さんは居残って来月のクリスマス会について打ち合わせをしていた。

流木の焚き火

2004-11-28 00:00:00 | Weblog


2004/11/28 (Sun) 流木の焚き火

 誰かがイブキの木を剪定した切りくずを山のように捨ててくれている。まだ生のようであるが早速新聞紙を持って火を入れることにした。モクモクと真っ白い煙が上がる。この煙を見て思い出したのは88ヶ所札所の51番石手寺での節分の大護摩祈願の際に見た煙である。何か良い事がが起こるような気持ちになる不思議な煙である。部活から帰った子供が呼びに来て今から皆で海に行こうということになった。明日提出の宿題の絵が出来ていないようで,母親から「海岸で書けば」と提案されてI市まで小春日和の中画板など絵描き道具を持って走っていく。ここは5月に上の兄と東京のお友達と下の子供と昼御飯を食べた海岸である。流木に座り子供と母親はパレットから色を見つけながら画用紙に塗っている。私は今夏のいくつかの台風の影響であろうと思われる流木が浜辺にかなりたくさん打ち上げられていて方々に焼いた跡があるのを見つけまたまた焚き火をすることにした。大きな木を井桁に組み辺り一面に打ち上げられている木を燃やすこと2時間、それでもきれいな海岸からは何も流木が減っていない,それほど丸太などがたくさん流れ着いていた。絵を書いている子供に近くの寿司屋さんから寿司を買ってくるとパクパクと食べてくれた。ここの寿司は安くてネタが分厚くくるくる回る寿司屋さんより旨いの評判である。

今日も行く

2004-11-27 00:00:00 | Weblog


2004/11/27 (Sat) 今日も行く

 いつもと同じ時刻に家を出る。行き先は空港の側のポリテクセンター。今日はここで5時までグループワークをすることになっている。朝の空港通りが混むだろうと思い早めに出発したけれど今日は土曜日で車の量は少なく,始まる40分前に着いてしまった。しばらく滑走路脇の小さな公園のベンチに座って時間をやり過ごす。ボヤッとしながらJALやANAマークの機体の上がり降りを眺めながら思い出したのは,つい数年前までは月々1時間少々の客になっている時間に狭い椅子に座り会議のための資料整理や上司からのキツイ質問に答えるための想定問答を考える貴重な気の重い時間であったことが脳裏をかすめた。私にとって飛行機の向かう先はいつも地獄の感じがしていたのである。
 9時から始まったグループワークは19人のおじさんおばさんが急に若返って丁々発止の意見あり、大きい笑い声ありの楽しい作業である。要は無業者・失業者に対して私達は何が出来るか,何をすればよいだろうかの話し。キャリアシート作成があって各人職歴を棚卸するにいたっては経験した職業の数の多さのあまり用紙1枚では足りなくて何枚も追加注文している人が多いようだ。暗くなり始める頃教室を出て6時過ぎに自宅近くを走っておれば北側の山向こうが突然明るくなる、そのうち光った頭が見え始めたと思うと猛スピードで鮮やかな満月が駆け足で登って行くのが見えた。さえぎる雲一つない空、月夜に照らされた道路が明るい。

試験

2004-11-26 00:00:00 | Weblog


2004/11/26 (Fri) 試験

 子供の2学期末試験中である。上の兄達はよく夜遅くまで机に座っていたような記憶があるけれども4番目の子供になると私の就寝時間に合わせるように早々と蒲団にもぐりこんでくれているようだ。理由は私が寝ている部屋の隣の部屋が子供の机とベッドがある部屋になっていて私が寝ようとすると電気をつけられると明かりが漏れて眠りにくく早く電気を消して寝るように言っているためついつい子供も早く寝るようだ。今回もそれぞれの科目の目標点数を書きその横に試験後の予想点数を書くようにした。願望の点数は高く予想した点数は低くなっているがテストを返してもらった実際の点数はどうなるか、子供にはこれらが一致すれば実力がある証拠だと言っているがさて…昔々,私は試験が好きではなかったけれどテスト中の3日間は早く帰る事が出来るのが唯一うれしかった思い出がある。

聞く

2004-11-25 00:00:00 | Weblog


2004/11/25 (Thu) 聞く

 先月のいつだったかの日曜日朝の時間、めったに見ないテレビを眺めていると「課外授業 ようこそ先輩」っていうのがあって先輩がアーティストの日比野克彦さんであった。話しが面白く、ついつい引き込まれて最後まで見てしまった。その日比野さんが当地での美術の先生の全国大会があるらしく今日講演会をやるというので早速仕事を午後休んで聞きに行く。内容は私達がイメージすることから実際の行動に移ることが出来る、イメージできないと動くことが出来ない、イメージを全員で共有すると動きが早くなるというNHK放送での話しを詳しく聞くことが出来て満足している。言語と身体の関係は幼稚園児のお絵かきとお遊戯の関係が発達したものである、などの話しに、なるほどとうなずく。また美術においてイメージというものがなければただの技術作業になってしまうと話されるとまたもやフム~と唸ってしまう。鳥取の中学校の先生が質問するのに自己と向き合うことの経験が自分の考えや思想を言葉にまとめてイメージして相手に伝えることに大切なことであるけれど、自己と向き合わない生徒はどのように教えていけばよいか・・・の質問があった。日比野さんは引きこもり気味の生徒には目線を落として作品を誉めながら会話を進めたご自分の体験を話された。自分はなぜ美術なのかの自問に対してはよい作品を作ることが目的ではなく美術品を通していろんな人と出会うことが目的であるとはっきり話されていたのが最も印象に残った。

覗く

2004-11-24 00:00:00 | Weblog


2004/11/24 (Wed) 覗く

 月に2回「若年者プレ訓練」というのをやっている。どのような内容かというと20人から30人ほどの35歳までの無業者・失業者を集めて将来の仕事をするために基礎的な訓練を行なおうと企画したものである。仕事をする心構えやマナー研修,また応募書類の書き方などを面白おかしく3日間かけて教えるものである。午後私の前に座った人が私のPCを使って情報収集をしているので手持ち無沙汰になってしまったためにその訓練をやっている部屋に覗きに行くことにした。ちょうど顔なじみのUさんが講師になり20人の若者を4人ずつの組み分けをして自己紹介・他己紹介をやっている最中である。自分をどのように表現して初めて合う他人に理解をしてもらうかの練習である。時間を制約する。1分間で自分の特長をそれぞれ発表している。そして代表に選ばれた数人が全員の前で自己紹介をやっていた。みな一生懸命に自分を表現している。聞いていると一様にこのような経験は初めてだと言っている。そのような光景を眺めながら思ったのは,私達多くの人達の生きてきた背景が知り合い同志の狭い範囲で摩擦も少なく刺激も少ない中で暮らしてきたのだということである。若者は荒野をめざすことを恐れている、そのように思った。明日はI大のいつもの教授が来て自己分析の話をする予定である。

植える

2004-11-23 00:00:00 | Weblog


2004/11/23 (Tue) 植える

 朝方は寒かったけれど日中はぽかぽか陽気である。明日から2学期末の試験が始まる子供に,午後はまさか勉強するとは言わないだろうと思っていっしょに畑で玉葱を植えようよと持ちかけたが期待に反してちょっと勉強しなけれならないからダメだと言うではないか。そこでじゃ30分だけ手伝ってよと頼み込んで二人で玉葱の苗を400本植えた。結果2時間弱かかってしまい,自分は予想通り腰が痛くてたまらない。ついでにスナップエンドウを植えた。春になると実がなるだろう。夕方子供に手伝ってくれてありがとうと礼を言うと子供は、今日は勤労感謝の日だからと答えてくれるではないか。そうか,今日は感謝デーだったのかと合点する。先月4人の子供達にさつま芋を掘ってもらったそのあとに今度は玉葱を植えることが出来満足している。

暗記する

2004-11-22 00:00:00 | Weblog

2004/11/22 (Mon) 暗記する

 夜の散歩をする。20分の散歩コースに下の子供がくっついて来ている。見ると懐中電灯を片手に歩きながら国語の教科書を開いて宿題になっているのだろう古典の暗記をするためにぶつぶつと言っておる。そこへ高校1年生のユーゴとムネアキがやってきてこれもまたいっしょにくっついてきた。3人で古典の竹取物語の1節を唸っていた。9時前東の空を見るとオリオン座がちょうど山影から上がっている最中であった。数日振りに湯船に浸かり早めの蒲団に入って読書をする。

 箴言6.20-23

父の諭し
わが子よ,父の戒めを守れ。
母の教えをおろそかにするな。
それをいつもあなたの心に結びつけ
首に巻きつけよ。
それはあなたの歩みを導き
あなたが横たわるとき見守り
目覚めればあなたに話しかける。
戒めは灯火、教えは光り。
懲らしめや諭しは命の道。

小春日和

2004-11-21 00:00:00 | Weblog


2004/11/21 (Sun) 小春日和

 早朝の散歩の途中に道路脇の溝に落ちていた電車の定期券を見つけた。磁気カードになっていて夜露に濡れていたものの期限日を見るとまだまだ日数が残っているではないか。学生20歳と書いている横に名前がある。落とした人は困っているだろうと落し主を探すために帰宅して電話帳を広げ同じ姓を探すと30軒ほどもある。地区から考えて町名を絞り込んで電話をする。すると一回目の電話で落した名前の人がいることが判り取りに来てもらうことにした。困っていたらしく当人は恐縮されていたがそれにしても私はいろんなものをよく拾うと思う。財布に免許証に今回は定期券ときた。別に見つけるために歩いているのではないけれどよく拾ってくる。次は何を見つけてこようか。
 小春日和の今日はひさし振りに下の子供の中学サッカー新人戦を見る。小野は1-0で勝ち抜き県大会への出場が決った。子供も後半少し出ていたようだったけれどまだまだ他の選手に比べれば豆粒ほどの小ささである。このグランドの隣に目をやればヤクルトスワローズの秋季キャンプの垂れ幕が下がっていた。暑くもなく寒くもない絶好のスポーツ日和である。