年金受給者の日々へ 悪戦苦闘の記録から

自分のXデーに向かってまっすぐに走る日々
   年金受給前の悪戦苦闘の日々より

10月も終わりにして

2016-10-31 21:50:34 | Weblog
 今夏も7月から気温がぐんぐん上がり30℃オーバーの連続であった。対策としての夏越しのお祓いを受けたり輪くぐりをすることはなかったが、どうやってこの夏を越えようかと、考えただけでも自信が今まで以上になかった。今年はこの難儀さをうまく乗り越えることができるだろうか・・と半信半疑。
 冷たいものをできるだけ取らないようにと、連日のこの暑さ最初は頑張ったものの、冷たい飲み物の誘惑には負けた。アンタの肩こり腰痛などは冷たいものを取りお腹を冷やすからダメなんだと昔、中国から来た大連出身のOさんから忠告を受けて以来意識をしてはいたが。。このような暑さだとついつい・・。でもようやく気温が下がった。お昼が22℃。ヤレヤレ感も一刻のこと。

 これからの問題は、寒いこと。今度はどうやって寒さを凌ごうかと・・とりあえず着込む。長袖Tシャツにぶあついトレーナー、その上に薄い羽毛のジャンパー。頭も寒いので室内でも帽子姿。セーター類はまだ衣替えをしていないにつき箪笥の中にはない。

 玄関前には棘のある植物を植えると魔除けになる・・とHさんが言ってる。その一つヒイラギに白い花が付いてた。


 鎌倉幕府滅亡のあとに書かれてたと云われる二条河原落書に
 此頃都ニハヤル物 夜討 強盗 謀(にせ)綸旨  召人 早馬 虚騒動(そらさわぎ)  生頸 還俗 自由(まま)出家 俄大名 迷者 安堵 恩賞 虚軍・・・などとある。今も昔も変わりはしない事件の数々。

 昔からある事件のこと。現代は高齢者の犯罪が急増しているニュースを見ることが増えた。27年度の犯罪白書によれば



 20歳未満の少年の犯罪が率として下がっているのに比べて65歳以上の犯罪者が異様に増加している。
 今朝のニュースでも横浜で高齢者の運転する自動車による登校中の小学生のいたたましい事故のことがあった。

 

 周囲はいろんな意見を出している。例えば高齢者の孤独感とか仕事のこととか、家庭内の孤立とか地域の連帯感不足とか絆とか・・そのような方向で事件についての高齢者の問題をひとくくりにしている。

 確かに、今後高齢者人口が急速に増えていることから見て、高齢者犯罪総数は減ることはないだろう。団塊の世代が65歳を超える時代になっているから、の理由に因る。

 

 表を見れば、窃盗や万引きなどの財産犯に関する犯罪が73%を占める。高齢者がますます増えて犯罪もますます増える傾向をどのように考えればよいのだろうかと思う。



 再び刑務所に帰ってくる、つまり再犯している受刑者のほとんどが無職であったことを考えると釈放前に仕事のことで面接を重ねて行先を決めることの大切さが求められている。


柘榴の熟れる時

2016-10-30 00:00:00 | Weblog

 小春日和の陽気も手伝って暖かな午前、いつものご近所さんが集まって田んぼの畔のコンクリートに座り込みアホな話、かたわらにザクロの実が食べごろだと云って皆んな口にほうばりながら大きな種をぺっぺと吐き出す汚らしい仕種あるも、

 ヒヨドリの鳴声も大きく聞こえてきた。穏やかな空気に満ちる。

  メダカの水槽を見ると、

 紫色の花が咲き始めていた。

 今年のアドベントは、12月25日が日曜日のために11月27日から始まり12月18日にアドベントクランツのローソクが4本になります。と牧師から説明があった。

 もうすぐ10月も終わり、11月に入る。11月に入るとすぐ12月がやって来て今年もおしまいになるんだろう。何もせずとも暮れるようだ。

準備完了

2016-10-29 00:00:00 | Weblog
 次月1日に母親が移動するにあたり、新しい部屋の入室準備も整い、ボチボチ箪笥とかテレビとかポータブルトイレとか持って行くものの準備をしている。車いすの生活中心となるために先日は弟が利用していた車いすを行きつけのKOUさんのお店で修理点検してもらい届けたばかり。福祉ベッドも搬入してもらった。ベッドの足下に離床センサーマットも敷いた。

 これらの準備のために数日間、妹に連絡するも連絡できないでいた。どうしようかと…すると昨夜の10時頃、今自宅に着いたよ~の連絡あり。カナダに1週間行ってきたとか、ナイアガラの瀑布のスケールに圧倒されたから兄ちゃんも行っておいで・・などと呑気なことを言っておる。オマエは先月はインチョンやソウルに行ってきたと思うと今月はカナダか、、か。ナニやっとんじゃい・・と言おうとすると向こうから、お土産買ってきたから届けるよ~だと。ナンチュウことを・・。よく海外に遊びに行ってるなぁ。旦那から離縁されても知らんぞ!

 聞けば、先週の市長選挙では、お隣さんが立候補され、毎日炊き出しなどのお手伝いがありくたびれたとか、無事に市長に当選してヤレヤレの気分でカナダに行ってきたらしい。

 で、本日の行事ごと
 誘われ初めて出席させてもらった[平和を語る会]。


 写真が展示され、

 フムフム感で眺める。

 そして、被爆者の体験談をお聞きする時間をもつ。
 現職時代の広島赴任時、カープの本拠地は、原爆ドームの北側の市民球場であったが現在は広島駅の東の方にできたマツダスタジアム。今夜はここで仕切り直しの日本シリーズ第6戦、カープが本拠地に帰り2連勝と予想したが・
 ・・外れた
 よって、気分転換のミンザイが必要になる。枕元に置いてある今夜のミンザイは、捨てる前のおびただしい本の中に大昔出張時に集めたRKC高知放送の「艶ばなし集1」を見つけた。奥さんがこんなもん・・邪魔~・・と切りつけるように20冊くらいずつ紐でくくり家の裏に20組ほど山にしておった。これをこっそり取り出した。捨てるのがもったいない面白い本・・

 気分直しの本読みも間もなく瞼に重圧がかかる。で、10時半ドボン

来月移動する

2016-10-28 00:00:00 | Weblog
 母親のこと、4月の大腿骨骨折で入院手術後、リハビリを兼ねて松リハ前の介護施設に入所した。そしてそこで3ヶ月が経過し4か月目に入っている。先月以来退所後どうしようかと母や妻やら妹と相談をしていた。本人は再び元の場所に帰り、95歳でも独居生活をする意見、二つ目は今すぐにどうこうする移動のことではなく、今いる施設に少し料金が跳ね上がるも少しは人間関係も慣れてきたのでこのまま継続するコース、三つ目は長男である私のところに来て一緒に生活をする計画、妻はこれを主張している。四つ目は有料老人ホームに入るコースなど考えていた。そして選んだのは有料老人ホーム入所である。しかもその場所は私ところと妹宅のすぐ近くにあり、主治医のいる病院もすぐ脇にある所でみんなが安心できるだろうと決めた。・・・11月1日に移動します・・と先週に今いる施設のワーカーさんには伝えた。



 そして今日施設に行くとスタッフさんから、出られるんですか・・淋しくなりますよ・・可愛いおばぁちゃんだから居なくなると。。などと声をかけてくれた。母親はスタッフの皆さんに可愛がってもらっていた様子である。



 その母親からいつも注文があるのは、何かおいしいものを持ってこい・・というリクエスト。スタッフさんからは食べるものを持ち込まないように、と注意を受けてはいるがついつい持参することになる。
 今日のお土産は、アナゴのお寿司1貫、バッテラ1個、海老天とかぼちゃのコロッケ1/2、わらびもち1/2パックにきな粉もたいらげ、飲み物は午後の紅茶ミルクティ、最後は濃厚ミルクキャンデー1個ナメナメ。これらが午後3時のおやつ。本人は、美味しかった~満足よ~などと云ってる。食は旺盛、今のところのどの詰りなし。

ラジオから子供の声でお風呂の歌が流れてきた。


 強い雨が降ってきた。温度も下がってきた。砥部・湯砥里館へ直行。

久し振りです

2016-10-27 00:00:00 | Weblog

 また明日から天気が下り坂になるらしい。午後はいつもの公園へ。今日はMさんとここで待ち合わせをしている。

 雲一つない青空。ここ数年足の力が急激に衰えたと実感しておる。まぁじゅんじゅんと下り坂をゆっくり降りていけばいいと考えている自分ではあるが、ここ最近はゆっくりの下り坂ではなく、素早く急坂を下っているような感じがしている。まぁこれでもいいんじゃないの・・と受け入れてはいるが、とにかく日常生活も間々ならぬ状態になれば、チト難儀なこと。ホンジャ2年前に戻って少しは気合い入れて歩いてみようと・・実はいいことを思いついたワケ。

 2本の杖はもちろん突いて歩いている。この杖は4本持っている。monbellのトレッキング用のストック2本を今まで持ち歩いていたが、これは力を入れるというより持ち手をバンドを通してグリップを確保し歩行姿勢を整える感じ。に対して、もう一つの2本はグリップとシャフトがしっかりしているL字型の杖。これは両手でグリップを握って伸ばすと丁度地面にあたる高さにシャフトの長さを調節し、これを思い切って身体を持ち上げるように下に力を入れ突いて歩くと腰が少し浮く感じになる。これだと腰に負荷がかかるのが少なくなり痛みが半減することが分かった。これだと3~40分は歩ける。

 刑務所内での受刑中の人の面接を終え、次の釈放前事業主面接の日程のことなど打合せを2時に終えてのヒルメシ後、公園グランド周囲450mを2週歩く。
 今日は久しぶりに昨年まで毎日お会いしていたにもかかわらず今年からお目にかかる機会が無くなった、バレエスタジオ駐車場管理をしていられたMさんと公園で合うことにした。Mさんはいつも元気な顔を見せてくれるので、こちらもその元気が伝わってくるのがありがたい。
 

大川小学校のこと

2016-10-26 21:20:46 | Weblog


 大きな川がすぐ目の前に在り後ろには裏山があるどこにでもある小学校。この学校が悲劇に襲われた日は2011.3.11・



 遺族側の訴訟により、本日仙台地裁から判決が下された。東日本大震災の津波で児童74人が犠牲になった宮城県石巻市立大川小学校をめぐる訴訟の判決で、仙台地裁は26日、学校側の過失を認めた。震災から5年7カ月。



 現地に昨年と一昨年と訪問。
 私は、どうして早く子供たちを連れてすぐそこの裏山に行かなかったのだろうか、連れて一緒に逃げる決断を教員ができなかったのだろうかと現場にいて疑問を感じた。波がここまで来るとは思いつかなかった。
・・・だからこれを想定外だと言えばいいんだろうか。想定外の言葉を使えば神が許しを与えるのだろうか。



 迎えに来た親が、先生に津波が来るから山に逃げようと・・云っても行動することなく運動場に「帰りの会」の集会のまま。市の広報車が早く逃げるようにアナウンスしていたにもかかわらず。先生たちはアナウンスに従うことなく何かからの指示を待っていたんだろうか。







 韓国で「セウォル号」沈没の時、乗客よりわが身第1にと逃げた船長の道徳心をメディアは叩いた。危機の判断能力の貧しさを疑った。

 しかし、ここでも危機の判断能力が教員になかったんだろう。危険の時の身の処し方まで誰かからの指示を待ってたんだろうか。時間が無い、とっさに判断すべきことであったにもかかわらず。

 …とすれば、人為によるミス

 ミスの根底にあるものは何だろうかと考えた。「命を守る」ことが学校教育現場の中でどこらあたりに位置するんだろうかとも考えた。



 ここで児童たちはキャッキャッとはしゃぎながら遊んでいたんだろう・・



 昨年の写真です。そして今年は、「3.11支援」を月遅れの4.6の日に訪問した時、賢治のこの文章を思い出して賢治のふるさと花巻へ足を伸ばしました。

「世界が全体に幸福にならないうちは、個人の幸福はありえない・・・」 宮澤賢治



 一方、この小学校から南へ車を走らすこと1時間30分ほどに女川町がある。女川中の学生達が作った石碑に書かれていた女子学生の文章に



 「非常時に助けあうために、普段から絆を強くする」 とある。

 想定外の非常時とはなんだろう、もしかして、自分たちは想定内の出来事の範囲内でしか想像力が働かない、考えることの出来ない訓えを受け、行動しているんだろうか。

 大川小学校の校舎は2011.3.11を境に突然跡地になり旧校舎になってしまった。ここに今大型観光バスが観光客を乗せてやって来る。


(ネットから) 

 山側を後ろに川側に向かって子供たちの名が刻まれた慰霊碑がある。花が供えられている。一昨年の出来事、何気なく誰かがカメラのレンズをそこに向けていた時、そこにいた方から注意を受けた。「ここは観光地ではありませんからカメラはご遠慮ください。」と。未だ癒されない傷を持つ地域と人々の中に、傷を持たない人たちが傲慢に遠慮なくズカズカとその中に入り込んで行っている。
 今日の勝訴で少しはホッとできただろうか。

このボッケ~

2016-10-25 00:00:00 | Weblog
 近頃買い物はほとんどネット注文が多い。日常生活用品の中で生鮮3品以外はいきおいネットで注文配達が便利であると思っている。もちろんお店へ出向くお買い物の楽しみという選択肢があるにせよ、ついつい面倒くさい。大型量販店では広すぎて歩くのに難儀さがある。先日初めて行ったエミフルmasakiなどここで自分が何をすれば満足感を得ることが出来ようかと考える時、一部の人からアドバイスを受けた、雨の降る日の散歩コースにちょうどいいか・・などと思ったりする。なまじお買物と云ったところで店内のほとんどの商品はネットで購入できるだろうし・・と思うと量販店でのお買い物は限定される。また百貨店に行ったところで30歳代から50,60歳のベテランオババまで気持ち悪い視線で近寄ってきて、何かお探しでしょうか・・と聞きたくもない言葉を投げつけてくるし、このアホずらしたジジーを落としてやれ~、などと買う前に私への値踏みから入り、なぜか金銭豊かでもない風情にもかかわらず高いものから吹っかけてきたりすると、実は資本主義社会の市場の中で需要供給のバランスを超えた、胡散臭さを覚える。例えばGDP所得が低いにもかかわらず、それに見合ったものではなくGDPが高い国から低い国への売り込みを図る技術であったり商品であったりすると、ちょっと待てよ~と思う。履物を履かない習慣の人たちに、マーケットが地球上にまだあると考えて高級なブランド革靴を売り込む商人の愚を避けたい。

 よって、貧しき後期中高年者は、惜しげもなくネットサーフィンのごとく楽天市場やヤフーやらで検索をして安く購入しようとする。しかし失敗もある。安もの買いの銭失い。いつだったか夏のスーツをオークションで落札したことがあった。今着ているスーツをメジャーで計り寸法を確認したまでは良かったが、寸法に見合うスーツをオークションで落しシメシメ感で配達を待った。到着して袖を通すとナンジャイ・・コリャ・・背丈身幅はOKでも袖丈をはかり忘れていたため袖は手先までの長さ、こりゃアカンやろ・・と下の子供にパスをしたが、着てくれることなくそのままゴミ捨てへ。

 先週もちょっとした失敗をしてしまった。じつはスニーカーが欲しいと思っている。今履いている靴は10年ほど前にネットで購入したものと弟の遺品。いずれも雨のぬかるんだ歩道を歩いてもじわじわ靴の中に水が染み込んで靴下も濡れるほど。奥さんからも買えば・・と。そしてyahooオークションで探しました。

説明書きによると店頭に置いていた試着品用だとか、8割引きくらいで競り落とすことにした。まぁ期日前には高値を付ける購入希望者がいるだろうからダメやろうと、PUMAとは別のNBも入札をしておいた。
 ところがどうせアカンやろとそのまま放っていたところ、

 うっひゃ~2足も必要ないよ~

  でも仕方がない、セリ落としたら代金は払わなければ・・・。     このボッケ~野郎。


 ひと月に1回鍼治療に行っている。先月予約したのは今日の午後。受刑者との面接を終えてまっすぐ鍼灸院へ。今日の鍼打ちしながらの先生との話題は、なぜか「コンビニ人間」のはなし。「普通の人」が潜在意識下にもつ恐怖の傲慢さのお話。院長も京都の大学で鍼灸を学び独立するまでは、糊口をしのぐ為にコンビニで週6日昼間フルタイムで働き夕方から鍼灸院を開くための活動をしていたとか、コンビニでは人の持つ多様性が観察できて大変面白かったとか、愉快に話してくれた。32歳の院長独身。ここは鍼を刺すと同時に患者さんが、様々な愚痴を吐き捨てに来ているとも笑いながらしゃべっておる。

悲嘆

2016-10-24 19:08:26 | Weblog
 家族の一員が亡くなると、残された遺族には、個人差はあるが、そうとうなショックを受けるに違いない。子供さんを早くに亡くされた知人もいる、何年も悲しみが続いていた。ノイローゼになってしまい立ち直るのに数年もかかったと、彼の仕事場である牛舎で聞いたことがあった。実家近くの同級生は3歳のお孫さんを交通事故で亡くされた。5年が過ぎた今も同級生の前で涙を流す。あの時〇〇しておけば良かった・・などと悲嘆にくれる。そして、奥さんに先立たれた友人とも先日の日曜日に男子会だと云って集まったばかり。私含めて4人のうち二人、一人は数年前に、もう一人は十数年前に奥さんを亡くされた。どうやって今まで過ごしてきたのかと・・・。悲哀からどのように脱したのだろうかと・・
 非常に大切な家族のケアについて、日本ではまだ、多くの研究がなされてはいないのが現状だと聞く。それに対して、アメリカでは小学校から「死の教育」が学ばれ、残された遺族のケアに対する研究も進んでいるとか・・。

 アール・グロールマンの文章に

「親の死 あなたの過去を失うこと」
「配偶者の死 あなたの現在を失うこと」
「子どもの死 あなたの未来を失うこと」
「友人の死 あなたの人生の一部を失うこと」

 がある。


 私の家の前にある畑に4年前まで毎日畑作業をするためにやって来られていた奥さんがいた。Yさんという。Yさんはご主人さんの仕事である塗装業の事務をしていられて、穏やかなお人柄であり物静かな人であった。よく野菜を頂いたりしてその都度料理方法を聞いたりすると、料理上手な奥さんから丁寧にその野菜を利用しての料理方法を教えてもらったことが何回もある。

 そのYさんが亡くなられて1週間が過ぎた。私と妻と近所の人達と霊前に出向くことにした。遺影を前に悲痛なご主人さんの話を聞く。奥様の死はご主人さんの現在を失うこと グロールマンの言葉を思い出した。

紅葉する前

2016-10-23 00:00:00 | Weblog
 とにかくサムい。身体が冷える。特に下半身は氷嚢を抱えて冷やしているような感じがする。先日気温が下がった折、お隣さんはコタツを出したよ~と聞いた。うちも負けずに出そうか・・と奥さんに頼むと・・奥さんは、イヤ私は暑い・・と云うではないか。さらにオトーサンは身体を動かさないからサムいのよ・・と脅迫にも似た侮蔑を伴うようなご意見あり。とりあえずホッカイロを背と腹に2枚、それにぶ厚い靴下を穿き替えることにする。

 昨年までバレエスタジオ駐車場で毎日お会いしていたMさんからもあんたは身体を動かさないからダメ、亡くなられたバレエ教室のK先生のように腰がイタイイタイと言うてベッドに寝転んで本ばかり読んでいた姿そっくりになっておる、それではダメよ、痛いのを抗うようにして散歩をしないと・・・などといつもMさんから私に叱咤して頂いていたがそのMさんも仕事を辞めていなくなった。だから自分にいつも文句を言っているのは奥さんひとりである。
 自宅周辺よりさらに温度が下がる久万に上がるために薄いダウンのアウターを羽織っていくことにする。
 もうすぐこのメタセコイアも色づく季節到来となる。



 去年のこの紅葉は目が覚めるような鮮やかな色を付けていたなぁ・・


 夕方には電気カーペットを出してもらった。ゴロンと寝そべるとほどよい暖かさに身と心がポカポカ。

 2週間ぶりに3男家族がやって来て晩ごはんを一緒に食べる。Aちゃんも言葉を少しずつ覚えているようでおしゃまになっている。札幌の次男宅からタブレットにハローウィンの仮装をした孫たちの画像が入ってきた。

君は誰だ?

2016-10-22 00:00:00 | Weblog
 少し前の年まで、いろんな場所でおしゃべりしたり、また相談事を持ちかけられたりすることに対して料金を頂くということに違和感を覚えていた。ところがある先生に(ちょっと名前が知られている人)金銭をもらうに値する等価交換レベルの相談事や一般聴衆を前に料金を取れる相談内容であったり、また感動する?ごときのお話なぞこっ恥ずかしくてできっこないナァ・・と愚痴ると、著作を持つその先生は、アンタ何言ってんのよ・・市場において値打ちを決めるのは消費者である相手方よ・・ときた。消費者はお金を出すことの中で消費者自身が納得するのよ、料金無ならば相手もこちらも真剣にならないよ・・と云ってきた。お~そうかそうか・・、私の周囲の人の中で聞きたくもないのに無理やりつき合わされて聞きに行ったりした話、また講師も聞き手側の評判が芳しくないにもかかわらず、ワシがワシガと講師役を売り込みに行ったりする人のことを聞くと自分はこっ恥ずかしく引いてしまう。昨年から県の委託を受けて事業をしているところの講演は、丁寧にお断りした。また「こころ塾」でも県内の自治体から依頼を受けてお喋りしていた講演は、若い人を育てよう、チャンスを作って育てようと自分は、可能な限り辞退させてもらっている。自分がちょうど良いつり合いは相談事にしても(カウンセリングなどの横文字ビジネスではないだろう)、講演会にしてもスーパーのナイロン袋にいっぱい入ったミカンくらいがちょうどいい。・・と考えていたが…じつは昨日の講演会で恥ずかしくも謝金をもらったのである。・・家に帰って奥さんに話すと・・じゃそれで映画行こうか・・と。
 話題になっている映画・・


 宮崎駿監督の後継者とうわさされてる新海誠監督さんの作品。

 結構話題になっているだけに集中して自分もハマって観たと思うが・・


 何を伝えようたしたのか?作品の前の画コンテを丁寧に仕上げたうえで、国内の様々な地方でロケ―ションハンティングをしていることがどっか行って見たことがあるような記憶があるような一つずつの絵になっていることでよくわかる。


 でも、視覚より聴覚より活字方面から理解しようとする自分の癖があるだけに、監督は何を言いたかったんだろうとムズムズ気分。

「Your name. 」より、自分は「Who are you ?」のほうが強く伝わってきたがなぁ・・。