久し振りの、アメ~っていう今の時期らしい雨が降る1日になったけれど、九州北部はこの雨の影響がかなり出ている模様。
上着のジャケットのポケットに納棺夫日記を入れたまま通勤の行き帰りの電車内で何度も読み返している。気になる個所があるからだ。<死>は医者が見つめ、<死体>は葬儀屋が見つめ、<死者>は愛する人が見つめ、僧侶は<死も死体も死者も>なるべく見ないようにして、お布施を数えるといった現状がある限り、今日の宗教に何かを期待する方が無理といえよう・・・の個所。
鳥取・米子の今井書店の永井社長にお会いしたのは、確か松江の実家での店舗であったと思う。本の学校を提唱されていて、大山山麓で全国の出版社や取次店や書店の有志が集まり研修をされていた。全国的に見ても地方の書店では有力な本屋さんである。その永井社長が地方の出版物に対して出版文化賞を出されていた。1人は鳥取大学農学部の遠山教授(砂丘での植生研究で有名)が受賞され、もう1人誰か受賞されていたことをおぼろげに思い出すけれど、その人が、納棺夫日記を上梓された青木新門さんとは知らなかった。この人の特長は、生と死を明と暗に分け隔てて考えることでなく、生死をいっしょに述べているところがすごい。それも頭の中で書物によるものではなく、自身の体験から述べているところがもっとすごいと思う。
そのようなことを考えながら21年6月も終了す。写真の三椏は2月の白い花です。
上着のジャケットのポケットに納棺夫日記を入れたまま通勤の行き帰りの電車内で何度も読み返している。気になる個所があるからだ。<死>は医者が見つめ、<死体>は葬儀屋が見つめ、<死者>は愛する人が見つめ、僧侶は<死も死体も死者も>なるべく見ないようにして、お布施を数えるといった現状がある限り、今日の宗教に何かを期待する方が無理といえよう・・・の個所。
鳥取・米子の今井書店の永井社長にお会いしたのは、確か松江の実家での店舗であったと思う。本の学校を提唱されていて、大山山麓で全国の出版社や取次店や書店の有志が集まり研修をされていた。全国的に見ても地方の書店では有力な本屋さんである。その永井社長が地方の出版物に対して出版文化賞を出されていた。1人は鳥取大学農学部の遠山教授(砂丘での植生研究で有名)が受賞され、もう1人誰か受賞されていたことをおぼろげに思い出すけれど、その人が、納棺夫日記を上梓された青木新門さんとは知らなかった。この人の特長は、生と死を明と暗に分け隔てて考えることでなく、生死をいっしょに述べているところがすごい。それも頭の中で書物によるものではなく、自身の体験から述べているところがもっとすごいと思う。
そのようなことを考えながら21年6月も終了す。写真の三椏は2月の白い花です。