年金受給者の日々へ 悪戦苦闘の記録から

自分のXデーに向かってまっすぐに走る日々
   年金受給前の悪戦苦闘の日々より

遠回り

2011-04-15 00:00:00 | Weblog
 今まで遠回りしたようで反省する、どうして無駄なことばかりやっていたんだろうか・・・どうしてもっと効率よくできなかったんだろうか、などと4男が朝食のトーストをぱくつきながら喋っている。聞けば、勉強をする方法のことのようである。試験勉強に関して、理科の分野で得意科目を外して、苦手な分野の科目を選択して受験したんだと言う。そこで、わかりきったように親の意見である。つまり道草の必要性、遠回りすることから得られる豊かさ、立ち止まることから得られる正確さに対する私の意見である。
 二点間の最短距離は、直線である、ことは中学の数学で習った。目的地に行くことの物理的な距離である。出発地点から目的地点まで真っ直ぐに行くことは、確かにすばらしいことかもしれないが、マイナスも多いのではないか、まずよそ見していない分、景色が映らないし、自分が何処ら辺りにいるのか位置もわからないかもしれない。この自然界に直線で構成されているものを見つけることは、光線以外に難しい。自分の今後の生活を作り守っていくことに直線で歩むような最短の道程をみつけることがいいと思う人生は、枝葉のない真っ直ぐなような木々のようで貧しく映る。失敗ありの紆余曲折があって、そして目的地点に辿り着く事から得られるものは謙虚な自信ではないか。道草を食うことで目的以外のものを発見できるチャンスがある、遠回りすることでいろいろな道筋を見つけるチャンスが生まれる、立ち止まることで振り返ることができる。
                         いつか花は咲く季節が来る。
 そのようにして見守り育てることが親としての養育であろうと思うが、チトお金がかかりすぎる・・・