年金受給者の日々へ 悪戦苦闘の記録から

自分のXデーに向かってまっすぐに走る日々
   年金受給前の悪戦苦闘の日々より

仁淀川

2008-08-31 20:59:11 | Weblog
 国道33号線の県境近く高知県側の岩肌に鮮やかに白い色での自然破壊に対する警鐘句は、「荒れていく ふるさとの姿 哀しくも 永久なる母か 仁淀川」と書かれていた。私が最初に見たのは昭和46年、バスの中からいつも見て読んでいた。それから毎年地元の有志が新しく書き換えていたようだ。その当時その場所で四国で2番目に大きい大渡ダムが完成に向けて工事の音を谷間にとどろかせていた。先日私の前に座った人が、あれは私達が1週間かけて毎年色あせないように書いていましたがよる年波に勝てずに書き換える人がいなくなりました、若い人もほとんどいませんし・・・と話した。静かで人工的な槌音がない山郷において破壊される自然を見るのは耐え切れなかった、と若かった当時を偲ぶように話してくれた。
 日曜日の今日は雨だと思っていたのに蒸し暑い晴れの一日となる。湿気の多いだるく感じる一日となる。

私100まで

2008-08-30 22:07:13 | Weblog
 この頃朝の2時過ぎに目が覚めることが続いている。いくらなんでも早すぎるのでもう一度眠ろうとするが返って頭がすっきりくっきりし始める。仕方がないので電気をつけて開いたままにしている本をまた読み始めることになる。するとまた眠気が来てやっと2度目の沈没とあいなる。こんな時は、Iさんは確か枕元においているラジオをつけて深夜番組を聞いていると話をされていた。なかなか中高年になると夜、布団に入ってからの過ごし方も大変ではある。近所のバレースクールをやっているK先生と夜いっしょに焼却炉ゴミを燃やしている。センセイ・このゴミは?と尋ねると、ベルギーから来てもらっているバレー教授がお国の大学が授業が始まるので明日帰国されるのだそうだ、それで2ヶ月間居られた際のゴミを燃やしているとか話をされた、また今日はベルギーからの客員教授のお別れ会で卒業生も大勢駆けつけてきてくれたとか、その中にはタレント米倉涼子といっしょにテレビCMに出ていたり、サンマのまんまに出ていた子も来てくれたりで忙しくしていた・・・などと暗くなった駐車場の片隅にある焼却炉の前で立ち話、センセイもワタシも目の前にある灰を見ながら後30年後には自分も灰になる、とそれまでどのように日々を充実していくかなどの話が多かった。死の瞬間から今を見る話である。ウヌッ、マテヨ、センセイは70歳だから、100才まで生きてるつもりなんやなぁ
 駐車場のフヨウのハッパに蝶がお休み中。

恋愛小説

2008-08-29 00:00:00 | Weblog
 高校生時代に古文の授業があって旧い言葉の意味を古語辞典で調べたりその意味がどうだとか品詞分解がどうしただとか、はたまた出てくる登場人物が多く何とかの宮とかだれそれとか、それだけでもうそれ以上読む気になれなかった経験は、その後長ったらしい名前がでてくる外国文学を読むことにも嫌気がさす連鎖反応を持つようになったように思う。それでもドストエフスキーは必須だとか、パールバックは雄大だとかいろんな名前が出てくるチボー家の人々などは20台までに読んでおきたいと読みっぱなしにしていた。ところが、近頃1000年前の紫式部の源氏物語を初めて教科書としてではなく小説として読むと結構はまるものがある。恋愛小説だからおもしろい、男と女の絡み合う心理的描写がおもしろい。なにもいまどきの濡れ場の書き方はないが、若くして母親がいなくなった光源氏の渡り歩く恋愛遍歴は女性、地位、権力のキーワードとともに変わっていく。その変遷は自分に人の観察する目を養ってくれるようにも思う。やっぱり教科書は学びの入り口を教えてくれてはいても、教科書は楽しさを伝えてはくれなかった・・・ように思う。そういえば受講した最近の講演のなかで誰が話したか忘れたけれど、1000年前にノーベル賞が出来ていれば紫式部は確実にノーベル文学賞ですと聞いたなぁ。
 写真・来春このタラの木からまた美味いタラの芽が出てくる。タラの花。

この仕事をなぜに

2008-08-28 21:49:42 | Weblog
 職業生活38年を経過して初めての経験をしているようだ。というのは、9時始まりの17時15分終業まで私語を放つ時間を持たない、という経験。職員より来談者との私語的話の時間のほうが多いとはいえ初めてお会いする人だから当然セーブしてしまう。かといって職員と仕事上のやり取りを2~3回するくらいであとは黙々とPCに向かって打ち込んでいるだけ。月曜日にPCを使う仕事の人のためのVDT検査があった。目から来る病気の検査であろうか、検査診断を受けながら看護士がいろいろと話し掛けてくるが答えるのも面倒くさくなる。ふつうにまともにお仕事をしていれば、身体のあちこちにガタがくるのは自然の道のりだと思うが・・・1時間近く待たされて20分で診断終わり、そして看護士が甘ったれた声でハ~イどっこも異常ありませ~んなどといわれても違和感が残るだけ。やかましいわ、こっちは慢性的生活習慣病を抱えているよ、と言い返したいが、それは止めた。まだ暑さの残る午後の時間。

T君と会う

2008-08-27 22:20:54 | Weblog
 小学校校長を終えたT君と時々会って話をしている。学生時代に戻って青臭い話をしている。なぜにあのようなバカなことに熱中していたのかとか好きだった人の話だとか子供の話とかが中心になる。で、今日の1時間の話でおやっと思ったのは、死亡リコンのこと。再びの結婚生活も精神的に満足していない彼が心穏やかになれると考えた結論は死亡すればやっと別れることが出来るという平穏なこと。今も教育委員会に職を得てエネルギッシュに活動しているその源泉は、豊かな家庭生活から生じるものではなくむしろ家族から逃避しての仕事場のみという仕事にかくまれることによる。かわいそうな気もするがいたしかたない。なぁ、人は心に誰しも闇を抱えているよなぁ、とつぶやきながらしかし今日は若いときの思い出話をたくさんしてきた。

Beijing2008

2008-08-26 23:06:48 | Weblog
 やっとオリンピックが終わった。テレビをつけてもオリンピック番組から通常番組へと変わった。知人に会っての挨拶も、やっと終わりましたね、これで静かになりますね、しかし今年のオリンピックは盛り上がりに欠けましたね、などと異口同音に声が返ってくる。きっとお目当ての選手が早々と負けてしまったことによってそのように更に感じるのかもしれない。しかし私はメダルを取った選手のインタビューに少し違和感を憶えた。皆さんお利口さんばかり、優等生の発言が同じであったことにちょっと驚いた。日本オリンピック組織委員会が受け答えのマニュアルを作って渡しているのではないかと思ってしまう。どの選手も、自分だけの力でとったものではないこと、支えてくれた人がいたからこそ、とか感謝の気持ちでいっぱいですとかマナーとしてはありきたりの受け答えに自分としてはちょっとカタスカシ気味の感じがしている。それはそのとおりであることに違いはないだろうけど、若くて世界のトップに位置した人は次元の違うことを言って欲しかったと思う。敗者もたくさん現れた、自分は勝った勝者の微笑よりも負けた悔しさを身体の中に押し込めて平然と歩く選手の方に目が行ってしまう。何かしら人としての悔しさ情けなさの原点を見る思い。この人は明日からどのように日常に立ち向かっていくことができるのだろうか、と。次がある次が、いかに結果があろうとも皆平等に次があるのだ。悔しさが次のエネルギーになりえても微笑みからは思い出しか生まれないではないか。

朝晩しのぎ易くなり

2008-08-25 22:18:55 | Weblog
 窓を開けっ放しにしていると明け方に4時頃は寒くてしょうがないほどそれで少し厚い布団を押入れから引っ張り出して眠る。薄い夏蒲団では風邪引きそう。
 今日の私の来客に米国から帰ったばかりの寿司職人がいた。USロスアンジェルスの寿司バーにおいて30年勤務していたけれど母親の高齢により60歳半ばにして帰国の決意をしたそうだ。私も雑誌でアメリカ寿司バーの人気を読んだことがあり興味を持っていた。30年前は9対1で日本人の客が多かったけれど今は逆になってほとんどの客がアメリカの人とか、また雇用においても70歳を越す従業員もたくさんウエイトレス、ウエイターとして働いているとか、つい先週までの様子をお聞きした。で、この町でも母親を介護しながら就業したいとの希望がありいくつかの調理関係の求人を紹介し先方に電話連絡をした。ところが年齢を聞くやすぐさま断られた。賃金においては先週までの半分以下、それでも電話だけで面接にも行くことが出来ないありさま。日本と米国の違いに唖然としていられた。どうやら自分達の周りは職務能力より若い年齢の方が優先されるという現実のどうしようもない雇用スタイルに苛立ちを覚える。
 朝早く水田を見れば稲穂の葉先に露が光っていた。

1日キャンプ∩盆踊り

2008-08-24 22:02:55 | Weblog
 盆踊りの由来は知らないが昔私の小学生当時の盆踊りは、祭壇に亡くなられた方の写真を白布の上にズラ~と並べてその前にたくさんの果物やお菓子を供えそして皆が輪になって夜遅くまで踊っていたことを思い出す。
 8時半集合で今日夕方からの地区盆踊りの準備あり。櫓を組み笹竹を採り提灯を釣る。紅白の幕を張ったりテントを設営したり椅子を並べたり・・・おまけに午後からは1日キャンプと名をつけてゲームをしたり焼肉大会なども重なっていたので30人足らずの役員さんは休む間もないくらい動いている。12時に準備終了。午後1時半開始。私に与えられた役ところはビンゴゲ-ム。高価豪華商品を競って盛り上がる様子に安堵する。輪投げありボール投げあり日中汗を拭き拭きの熱戦。次はカキ氷を作る。150人の来場者分を一気に作ると赤や黄色のシロップがシャツに染み付いてくる。それが終わると今度は焼肉。炭火を起こし火が落ち着いた頃30キロの肉をガンガン焼いていく。菜ばしを使い裏返し丁寧に焼くような自宅でのやり方では間に合わない、どさっと袋から網に落としてガンガン焼いていく。食べ終わった子供も大人もお代わりのプレートが次々と並ぶ。全て焼き終わった後、ふと気がついた。ウヌッ、私の肉がないではないか・・・私はいいから皆さん食べてよと言った手前、それはそれでいいのだけれど、心優しい会計係の散歩仲間のSさんは上々肉を追加注文して買ってきた、私のために。ヨウヨウ釣りに金魚すくいした後に盆踊り。今日も楽しく疲れきった。バアタンキュウ~

キャリコン地方大会あり

2008-08-23 21:59:54 | Weblog
 厚生労働省委託事業として位置付けされるキャリアコンサルタント地方大会がある。札幌、福岡に続いて当地での開催。演壇に上がる人もまたそれを聞く人も私の知人が多くいて、また司会を回す人も数年前の東京国際会議場で開催された折りおなじみのKさんが来られたりしてさながら身内だけのお勉強会の様相に真剣に取り組むというより、みなさんうまくやってくれるだろうか…の心配が多かった。内容としては目新しいものはなく、確認事項として、私達は学びつづけなければならない、の確認ができた。
 夜には隣町の毎年恒例夏に終わりを告げる花火大会があり打ち上げ花火の音がドーンドーンと大きく聞こえてくる。