年金受給者の日々へ 悪戦苦闘の記録から

自分のXデーに向かってまっすぐに走る日々
   年金受給前の悪戦苦闘の日々より

成長の確認

2008-05-31 00:00:00 | Weblog
 就学前の6歳児と二人で北条スポーツセンターへ行った。県高校総体サッカーの試合を応援するためである。すぐ上の兄が出るので応援する子供も張り切っておる。試合中も小さなスタンドから、にいちゃ~ん、と幼子の声をグランドめがけてかけている。突然、サイドラインからボールが飛び出した、そのボールを返そうと子供が駆け寄り、思い切って小さな足を出てきたボールめがけて振り切った。ところが、からぶりしてすっとんと尻餅をついた。スタンドに陣取る父兄から笑いと拍手が小さな子供に送られた。その10年前の出来事を思い出した。3番目の子供が試合に出ていたので4番目の子供を連れてサッカーの応援に来たのであった。で、それから10年後の今日は、その4番目の子供のサッカー部の総体の試合あり、応援に行く。本人は出場する機会には恵まれなかったけれど、4番目の子供にとっての10年前は自分の兄の応援、今日は昔と同じ場所で同じサッカー部の仲間に声を嗄らしての応援をしていた。
 試合相手は私の母校、子供の通うK高は県大会新人戦を制してのシードを取っている、一方我が母校は、はなっから劣勢を予想されているM高につき大差が予想された・・・しかし予想通りには運ばないものだ。我が母校はよくがんばった、1対1の同点で延長戦に入る数分前にK高が右から上がったクロスボールを反対から上がっていたH君に決められ終了間際に薄氷の勝利したものの、しかしM高はよくがんばった。K高にはスタープレーヤー?が数人いるのに比べ無名のM高が県大会新人戦を制したK高をぎりぎりまで追いつめておった。試合中は子供のいるK高よりもついつい我が母校のM高を応援したりして・・・
 夕方来週から入院予定の弟を連れて温泉へ行く。浴槽に入るのにも足が上げにくいので介助が必要。入院は耳が聞こえなくなり三半規管治療のためである。

良心の線

2008-05-30 22:18:55 | Weblog
 東京で14年、故郷に帰って13年、通して建設技術の仕事に就労。このたび業績悪化により退職を余儀なくされ新たに求職活動に入ったAさん。そのAさんが建築設計における偽装問題にふれて話した言葉、線を引くのは技術者の良心が引く、と言った。その良心が、一時の儲かる仕事に惑わされる。私を見据えて東京新宿の会社に応募したいと言った。午後の眠い時間帯、今日は列をなすほど人がこない、ボツリボツリ。次は大手の衣服関係会社に就職が決まった女性がやってきて私に言った。行きたい気持ちと止めようかの気持ちの間で揺れており、今迷ってるんです、と言って6月1日からの就職届を目の前において話し掛けてきた。販売することと人間関係に自信がないとハンカチを濡らしながら話してくれた。その不安な気持ちを聴く。そして不安な気持ちをまとめて紙に書き整理をした。あふれる涙が止まらない。それが止まった所で、最後に、眠れますか、と聞くと、今夜はたぶん眠れるでしょう、とハニカムように言った。午後のお二人ともカウンセリングモード。お1人1時間近くいすに座って立つ頃にはすっきりとした顔付きになっていたように感じられた。
 我が家の玄関前の夏椿、平家物語に登場する沙羅双樹の花が今年は二輪咲いた。うつむき加減に、はにかむように咲いた。そしてポトンと落ちるは、栄華を極めた末の平家の習いと私たちは学んでいる。

夕学講座08年度前期

2008-05-29 22:35:54 | Weblog
 久しぶりに夕学講座に行く気になった。身体の都合もOK気持ちもOKである。今夜の講師は野田稔先生、ちょっと興味のある先生である。お題は感情ルネサンスの挑戦~豊かな組織感情を求めて~。要約するとバブルを経過して日本の会社内でのそれぞれ個々人の感情が表出できなくなった。各人が孤立してしまい喜怒哀楽の感情が出にくくなった。その背景には日本の企業の組織のあり方にも問題がある。フラットな組織は現場だけでワイングラスの底のような形。その上は一直線に肩書きがついて指示命令はトップから底のフラットな所に降りる構造になっており、現場が一番苦しい立場にある。そこに属する人が感情を上に吸い上げられることなく追いやられている。他人の感情を読み取る力、自分の感情を表現する力が衰えてきていることは企業の活性化にはマイナス要因である・・・など。途中ではキャリア形成の大御所、神戸大の金井先生も参加されたりして大変深みのある2時間の衛星講座であった。つまり豊かな人としての感情を育てることが重要であるということ、であった。
 会場のK学園に行く前に松山教会に立ち寄り居られた聖歌隊のDさんと雑談する。近頃どうですか、とお聞きすると、教会内のお話をたくさんしていただいた。教会の入り口に置かれていた聖句をシャッターに収める。

ナヌ~

2008-05-28 21:52:12 | Weblog
 今日も妻は帰宅が遅くなりそうだ。夜も8時過ぎ部活で遅くなる子供を待って二人で晩飯を喰う。今夜は鉄板焼肉。二人で肉や野菜を突っつきながらテレビを見てると画面からまえだまえだの言葉が流れてきた。子供にまえだまえだって何のことか尋ねると、子供はあきれた顔して答えてくれた。そやな、トーサンは帰ってからご飯を作り食べるとすぐにパソコンに向かい寝て起きて仕事に行き帰ってまたご飯を作りテレビも新聞もあまり見ることなく食事が終わるとまたパソコンに向かい・・・のおんなじパターンやもん、知らんやろなぁ、まえだまえだはかわいい二人組み、と答えた。続けて今の世の中について来てないなぁ、とばっさり切られてしまった。その子供は今朝早く7時前に家を出ようとしているので、どうしたのか、尋ねると追試だという。ナヌッ赤点かよ、というと、いやこの前の定期試験を入院のため受けなかったので、と言って自転車に飛び乗って行った。
 子供たちにとっては祖母になる私の母親の88のお祝い会をしようと考えている。長男と次男に話したところ、それでは各人休暇を取って二人のお嫁さんも休暇を取って日にちを合わせて帰松するようだ。三男は一人もんにつき融通がつけやすい。88歳が8月の終わりだからそれを過ぎてからしようかと考えている。

Aさんへ連絡

2008-05-27 21:59:46 | Weblog
 ニートに属する22歳のHさんのことが気にかかっている。どのようにすれば就労のチャンスが得られるであろうかと思いあぐねる。Hさんの今の段階は、自己理解⇒仕事理解⇒啓発的経験のステップ3レベル。応募する一歩手前の段階であるが、とりあえず面接訓練をしなければならない。それで私と二人での面接訓練より同じ年頃の人たちと面接練習をする方がより良いものになるだろうと考えて、ジョブカフェ愛ワークのAさんを電話で呼び出しお手伝いしてもらうことにした。ところで、Aざん自身の調子はどうかと尋ねると病院の検査結果がよかったと喜んでいた。私の周りは常にどこか身体の調子が思わしくない人が多いようだ。Aさんもその1人、腎臓の状態を常に監視している。しかし今日の電話口の声は明るかった。
 自宅への帰りに裏道を通っていると、いつも見ているのに気がつかなかったが、黄いちごがいっぱい生っていた。一粒口に放り込むと、野いちごとは違う優しい味がした。
今夜のパラグワァイとのA代表は俊輔がいて松井がいるとやっぱり格が違うなぁと感じた。俊輔が試合後のインタビュアーに、日本チームの今後の課題について、選手間のコミュニケーションと個々人のスキルアップだと答えていた。

芽が出た

2008-05-26 22:44:56 | Weblog
 職を求める求職者をパソコンから自分が選択した事業所へ連絡し紹介する時、今の社会を痛切に感じることがある。例えば企業側が転職者を受け入れる入り口として、年齢を聞く。次に免許資格を持っているかと聞かれクリアーすれば面接の運びとなる。今の社会の断面を感じるのは、段々と若年者が少なくなっているにもかかわらず、若い人を求め、しかも教育された人を求めていること。端から教える、育てるというものが感じられない。出来合いのものをあたかもスーパーに行って購入し加工するでもなくそのまんま食卓に並べるがごとく、同じように組織の足りない一部分を取り替えてはめ込んでいるだけ・・・そのような感じがする。だからこそキャリア形成が必要であると厚生労働省能力開発担当は言っているのだろう。今の私たちを取り巻く文化的なものが、堅く硬質的な感じ。人を育てる、のではなく育った人に来てもらうイメージである。しかし業績を伸ばしている企業は、企業内教育にかなり力を注いでいるというのに、である。
 昨冬、冷たい北風に当たり、防御していなかった植物が数鉢枯れた。でもそのままにして水と肥料を与えているとグングン気温が上昇する中、芽が出た。枯れた鉢から芽が出るのはことの外うれしい。写真は夜香木。
 今日が父親の命日になるので昨日は母親と墓掃除に行った。

梅雨入り間近

2008-05-24 22:23:16 | Weblog
 今日は久しぶりによく雨が降っている。ちょっと止んだかと思うとすぐにカエルがゲロゲロ鳴きだしてまた降ってくる、の繰り返し。
 22歳のニートの娘さんと6回目のカウンセリングをコムズにて。今日のテーマは、応募したい職種の選択と事業所の選択、次いで履歴書の書き方と自己PR、志望動機の添削。来談者中心の傾聴に勤めることにして質問を繰り返して書いてもらうのに時間がかかる。なにせ今までアルバイトも経験がなく、仕事のイメージが湧いてこないようだ。見立て、として各企業へ面接に行き、断られることを数多く経験しながらまづいと本人が思うことを修正し、再び面接にチャレンジ・・・の繰り返しになるだろうと予測している。なにせ当地方は35歳までの女性でニートに属しているのは全国ワースト第5位、お姫様が多いから県名になったのであろうかとも思う。
 昨日友人からタイを頂く。朝3時に起きて、しまなみ海道にある島まで釣りに行ったとか、調理するのが面倒だからとか、理由をつけて気持ちの負担がかからないように私にくれたのは、彼らしい私に対する気配りからであろうと思う。早速家でお刺身にして食す。下の子供が、こんなにおいしいお刺身を食べたのは初めてだといって、ほとんど丸ごと一匹食べた。こりこりしてうま~い、と言った。

初蛍

2008-05-23 22:30:26 | Weblog
 山仲間のHさんから今日はじめて蛍を見たと連絡あり。早速20時過ぎに川原に出てみれば確かに数匹飛んでいた。もう季節は初夏になったと告げている。
 ごろんとねっころがって、「働くということ」について考える。公と私の間、激しく働くこととの~んびり働くことの間、安定とハイリスクハイリターンの働き方の間、両極端の軸を揺れながらどちらがいいのだろうかと考える。年齢とともに変わってきてはいるが、自分の働くスタートは、自分の中に潜む保守性をどのように駆除するか、駆除するためにはどのように働けば自分の保守性をやっつけることが出来るか、がテーマであったことを覚えている。果たしてその結果はどうだったのかについては、答えはまだ出ていない。でも、働くことによって感じる、切に生きる、の切の緒になっていることは実感している。蛍もこの一瞬を切に生きているように私には写る。

再チェック

2008-05-22 22:14:15 | Weblog
 エリザベス・キュープラ-・ロスの受容にいたる6段階。①心に衝撃を受ける(身近な人の死。子供や妻や肉親、また失職、ペットの死、病気など)⇒②それらを否認する(そんなはずがない、ありえない・・・と)⇒③怒り(なんでそうなったのか、私が悪いことをしたというのか、うそだろう・・・と)⇒④取引(どうか神様仏様私は今まで以上に誠実に真面目にやりますから、どうか助けてください・・・などと)⇒⑤抑うつ(どんなにあがいてみてもどうにもならなくてふさぎこんでゆく)⇒⑥受容にいたる(ありのままの自分、ありのままの現実を受け止める)これらの過程が、いわゆる悲しみの仕事の達成となる。
 自分達のまわりに今の自分を受け入れることが困難だと思う人が数多くいる。ありのままの現実を受け入れる、今おかれているありのままの自分を受容する・・・ことの難しさがある。酒でも飲んで憂さを吹っ飛ばしたところで酔いが覚めるとまた現実に出会う。気分転換に何かをしたところで、いつも頭の中には引きずっているものがあり消え去ることはない。
 中国四川省の大地震、身体の傷より心の傷の方が深いことは容易に想像できる。早くみんなが癒されるよう祈らざるを得ない。
 玄関前のエゴの木にはいっぱい花がついた。そして風もないのに次々と落ちる。フラワースノー。

お~

2008-05-21 21:31:15 | Weblog
 夕方ハラちゃんから電話があった。歩いて数分のところに自宅があるにもかかわらず、ついつい歩いてくるのが面倒くさいのだろう、電話の内容は、もうすでに小野川の茂みから蛍が飛んでいるのか、と聞いてきた。蛍の出現を監視しているわけではないが、もうそろそろ出る時期に入っているとだけ返事をした。気になって早速夜の帳を下ろした川に出てみれば・・・まだ見つからなかった。しかし時間の問題だろうと思う。確か昨年もこの時期に乱舞が始まっていたと思う。
 昨日夕食後に退院した下の子供は、元気良く登校した。やっぱり、元気でしかも平凡な時間を送れることが最も安心。家に帰れば名前は知らぬが小さな赤い花が迎えてくれる。