寒い朝、とはいえ昔のような足の指先が痛くなるほどでもない。しかし、昨夜、雷が鳴ったときに雪が降ったのだろう、車のワイパーには雪が残っていたので寒く感じる。今年の最後の日となった。今日こそ静かに過そうと思うけれど、年末固有の行事ごとをしなければならない。とりあえず実家に行って玄関のお飾りをつけ、鏡餅を飾る必要がある。母親の気持ちが治まるように、アレしてコレしての年末の恒例行事を母親とともにやることにした。私は、年々正月のお飾りなど、やらなくともいいと思うようになったけれど、一方で年始を迎えるにあたり、けじめとか区切りをつける意味でもするべきであろう、などの気持ちも少しはある。
新しい年を迎えるにあたり、以前は確かにあったワクワク感やら希望など消え伏せて何年経つんだろうか、と思う。今年のお正月は、夫婦二人と3男の3人で迎える。
金子みすずの
「大晦日と元日」
兄さまは掛取り、
母さまはお飾り、
わたしはお歳暮。
町じゅうにお日があたって、
まちじゅうになにか光って。
うす水いろの空の上、
鳶は静かに輪を描いてた。
兄さまは紋附き、
母さまもよそゆき、
わたしもたもとの。
町じゅうに人があそんで、
町じゅうに松が立ってて、
町じゅうに霰が散ってて。
うす墨いろの空の上、
鳶は大きく輪を描いてた。
新しい年を迎えるにあたり、以前は確かにあったワクワク感やら希望など消え伏せて何年経つんだろうか、と思う。今年のお正月は、夫婦二人と3男の3人で迎える。
金子みすずの
「大晦日と元日」
兄さまは掛取り、
母さまはお飾り、
わたしはお歳暮。
町じゅうにお日があたって、
まちじゅうになにか光って。
うす水いろの空の上、
鳶は静かに輪を描いてた。
兄さまは紋附き、
母さまもよそゆき、
わたしもたもとの。
町じゅうに人があそんで、
町じゅうに松が立ってて、
町じゅうに霰が散ってて。
うす墨いろの空の上、
鳶は大きく輪を描いてた。