年金受給者の日々へ 悪戦苦闘の記録から

自分のXデーに向かってまっすぐに走る日々
   年金受給前の悪戦苦闘の日々より

助手

2012-05-31 00:00:00 | Weblog
 メンタルヘルス研修会をひらく。企業契約をしている事業所へ出向き、塾長と二人で3時から6時半までの間、メンタルヘルス講習を行うのに私にも手伝ってほしいと頼まれ、ついつい引き受けてしまった。この事業所は社員の労働安全衛生法にのっとり市内でも進んで研修を行っているところである。
 自殺予防研修の意味合いも併せ持っている。つい先々週も我が家近くの池に入水自殺があったりして特殊車輛車や消防車、パトカー、救急車など10数台がサイレンを鳴らしながらやってきて大騒ぎをしたばかりである。そのようなことを思い出しながら研修。 

 社員も午後の疲れが出る時間帯、それぞれ顔色を見ていると、なんだか覇気がない、どうしたんだろうと、考えたとき、あっそうだわ、月末の超忙しい時に時間を割かれることに頭が痛かったのかもしれない。また報告書等提出書類のことを考えてメンタルヘルスどころではなかったのかもしれない。それでも塾長や私の話も結構よく聞いていただけたようで、6時半の修了時には、前回よりも充実していたなどとねぎらいの言葉を頂いたりもした。
 今朝は営業と称して塾長のつねさんと二人で市内の事業所訪問をした。つねさんの名前はマスコミにもよく登場しているだけに話がスムーズに運ぶのがありがたい。市内の4か所訪問。
   

羊蹄丸がやってきたので行ってきた

2012-05-30 00:00:00 | Weblog
 品川の海の博物館から新居浜まで曳航されてきた、かつての青函連絡船・羊蹄丸を解体される前に一度見たかった。
    
 この船に思い出をいっぱい詰め込んだ人や自分の生きざまを映した人、幼子から老人に至る過程のように見守った人など北の人たちは思いがあるのだと思う。連絡船は出発点での発起する確認の場所であったり、帰着点での楽しみや悲しみなど様々な感情を合わせ運んだ連絡船であったはずである。青函連絡船は1988年の海底トンネル開通により廃止になった。こちらの宇高連絡船も瀬戸大橋の開通により廃止になった。私も20歳代まで宇高連絡船・伊予丸、讃岐丸、土佐丸、阿波丸にはたびたび乗った経験がある。自分の今後の行く末の思いを鞄と一緒に連絡船に持ち込んで、四国を出る時と帰る時に運んだ思い出がある。
    
 連絡船は自分たちの人生そのものを運んでいたのではなかったか。              
 展示品など見ていると当時の生活が偲ばれる。つまり自分たちの親の世代はこのようにして生き抜いてきたんだ、という文化を高らかにもっていたことが理解できる。

マンダリンパイレーツ

2012-05-29 00:00:00 | Weblog
 現職時代に戻ったように自転車に飛び乗って外回りをする。建物の中に閉じこもって仕事をするより、外に飛び出て仕事をする方が気分が晴れる。しかし、外に飛び出せばついつい寄り道をしてしまうことが多いので目的地に達するまでに時間がかかることになる。今日訪問したい事業所は3軒。午前中のうちに済ましてしまおうと朝の打ち合わせが終わった10時前に快晴の外に出ることにする。自転車に乗り人通りの多い道筋を迂回して裏道を通る。するとアララ、ここは昔よく通ったお店・キッチンかおるのかおるさんがいるところだと気が付いた。久しぶりに顔を見たくなった。今は違う商売をしているので看板を替えており、リフレかおるの名前になっている。よ~久しぶり、元気~などと主人にあいさつ、昔出前持ちをしていたママさんも元気な様子である。予約のお客さんが来るまでよもやま話をする。20年ほど前に息子さんのことで頭を痛めていたことを思い出した。今だったら大きくニュースで報じられているような事件を中学生時代にたびたびやらかしていた息子さんは今どうしてるの?と聞けば・・・今東京でIT関係の会社を5社持っているとか、シンガポールにも事業所を持っているとか、そのような話を面白おかしく聞いた。何かやらかしそうな息子ではあったが、今では売上も数十億あげる社長さんになっている。両親もホッとした様子である。主人のかおるさんが独立する前の青年時に勤めていたのはお菓子メーカーの一六本舗であった。今日の目的地の1軒目はその一六に行かねばならないのだ。予約客が現れたところで退散し目的地に向かう。
 一六の本社訪問は10何年振りになるが事務所内は変化なし。人事のトップに会う。初めてお会いする方である。オ~若いなぁ…みんな、と思っていると、あっそうだ、私の方が年を食っているだけだ…などと時代が変わっていることに気が付く。次の訪問先は星企画へ。
     
 愛媛マンダリンパイレーツ球団(株)から愛媛県民球団(株)に名前を変えた。その球団の社長は、広告会社の星企画を経営している薬師神社長。薬師神君は学生時代の同じクラブの二つ下の後輩である。球団がなかなか黒字にならない苦労話を聞く。私にとってはかわいい後輩でもあり、ついつい余計なことまでしゃべることが多い。。おまえなぁトップでやんなきゃいけないのは、まず自分の健康管理、それと自分の後の後継者教育を早くしておけよ・・そしてさっさと譲って悠々自適の生活に入れよ・・・などと自分のことを棚に上げてしゃべることとなる。私の場合、いつも誰かに何かを話しするときは自分のことは棚に上げてしゃべらなければならないことに特徴がある・・・   
 次は前の県社会保険労務士会長の上甲さんところへ・・行く予定にしていたものの、時計を見ると、アララ午後のこんな時間になっているよ、仕事見学の高校生がこころ塾に来る時間になった・・早く帰らねば・・。で、結局訪問できず。
 

命日と誕生日の間

2012-05-27 17:50:49 | Weblog
 父親が亡くなったのは今から18年前の昨日である。今頃になって、もう少し父親といろんな話をしておけばよかったと思う。さまざまな身に迫ることに対しての父親の処してきた経験を聞いておけばよかったと思う。でも、もし今も元気であれば、きっとそのようなはなしを話題の中心に据えることはないだろうけれど・・ただ生前によく言っていた誠実に正直に正しくやりなさいのワンパターンであったと思うが。
 友人Tから連絡があった。お~いもっちゃんがE銀行の頭取になるようだ。6月の株主総会後に交代するらしい。どうなっとるんじゃぁ、あの銀行は・・・などと。もっちゃんとは高校時代のサッカー部でいっしょ、大学も一緒だからだいたい気心は知れている。喜ばしいことなのか、うらやましいことなのか、がっくりきたのかなど自分の周りの人たちも含めての感想は、なぜか同級生同士よかったなぁ・・と素直に感情を表現する人は今のところいない。どうしてか、わからない。
 明日は妻の誕生日である。妻は晴れて60才になる。自分の利益を顧みず、見返りを求めず、とことん献身的な行為を価値観の最上位におく人である。旭川の三浦綾子が最も好きな作家であることからも理解できる。その妻が、60才になったから、自分の名誉欲と地位欲と金銭欲を最上位におく勤め先のオーナーとかけ離れた所で仕事をしたい、と云った。
     

友輪荘へ

2012-05-26 00:00:00 | Weblog
 昨年までは、時々要望に応じては温泉へ連れて行っていた弟が、身体の機能の衰えにより外へ出向くよりベッドに横たわる方が体が楽だからと云って、ニイサン身体がかゆくなったからお風呂に連れてってよ・・と頼まれることがほとんどなくなった。だから、近頃は90を超える母親だけ車に乗せて行く方が多くなった。弟は透析の影響からなのか、体がかゆくなりいつも、背中を掻いてくれ・・と云う。で、今日は少しは身体が動くようで、弟にお風呂に行こうか、と話しかけると、珍しく、うん・じゃぁ連れてってくれという。行先はバリアフリーの障害者対応になっている道後友輪荘へ。ここは入浴客もまばらであまり混むことはない。スロープのついた湯船に手すりにつかまりながら入ることができるので通常の温泉のように、また自宅のお風呂のように、ヨイショと足を上げることもない。しかも洗い場には座る椅子も腰高の椅子があり身体を屈めたりする必要もない。だから椅子に座らせシャワーを使い頭やら体をゴシゴシこするこちらも楽な体制でできる。弟の身体も裸にすれば下半身の方は骨が浮き出ていかにも折れそうな状態である。しかし構わず石鹸でゴシゴシ洗うと本人も気持ちよさそうな顔をする。いつもは週に1回介護士に付き添ってもらって介護施設アイルに行っているが、そこでは遠慮があるのか向こうペースでなされるがままになるけれど、今日は兄弟でのことでもあるし、遠慮なくあ~しろこ~しろの弟からの注文がくる。1時間近くも入っているとそろそろ出たいという。うっかり目を離していると、近くにいた人から、ありゃぁ沈んでおる、と急いで弟に近寄りお湯の中から弟の体を起こしてもらっていた。湯の中で急に踏ん張りが利かなくなったんだろう。しかし何も事なきを得て、体をふき椅子に座らせ扇風機に当たっていると気持ち良いのか、ゆっくりしていたいという・・・そのような午後の時間あり。       

元気にしてる?と聞かれる

2012-05-25 00:00:00 | Weblog
 刑務所を仮出所する人を集めて喋る必要がある。月に2回要請されており、そのために今朝は4時起きで慣れないパワーポイントを使い資料を作る。作りながら資料が足りないことが分かった。在職中に私が作ったデーターやら見方を説明するための求人票をハローワークへ取に行くことになった。
 求職者が多い4月が過ぎ連休も通り過ぎると職を求める方たちも一段落するのか、待合椅子に座っている人はいなかった。むろん相談ブースには、相談者が座ってはいたが・・・会う人みんなから、アラ~お元気ですか~などと声をかけられる。相談員さんはみんな顔なじみではあるが、異動してきた職員さんの数人は知らないくらいだから、あっちで立ち話、こっちで立ち話などとしていると、みなさんに仕事の邪魔をしていることになる。あわてて退散する。
  資料をもらって約束の場所へ。実は、仮釈放者は判決を受けた刑期が終了していない人である。その人たちに自分がなしえることはいったい何なのか、と考えたとき、やっぱり人生前を向いて夢に向かって一歩一歩進んでもらいたい、今まで辛くいろんなことがあったけれど、よかったと思える時間を少しでも作るために、就職して仕事をする、そしてわずかでも収入を得ることをなしえる。そのために自分もサポートする一員となって絡んでいきたい・・・昨夜の日本A代表対アゼルバイジャンの試合にあるようにゴールに持っていくまでにいろんな人が絡んでこそ点が取れたような・・・そのようなからみかたを考える。  

いいえ、そんなことはありません

2012-05-24 00:00:00 | Weblog
 現在私が関わっている団体を整理してみる。というのも人に会う時にどの名刺を出せばよいのか、迷うことがあるからだ。まず、ボーイスカウト松山28団では原隊を退いて監査役になっている。この4月からはNPO法人愛媛キャリアコンサルタント協会副理事、NPO法人こころ塾での理事も、NPO法人被害者こころの支援センターえひめでの相談員も無報酬のボランティアとしてやっている。自分の今までの公務員嫌いを覆して与えられた仕事の面白さから担当していた刑余者出所者等の支援員であるハローワークの名刺は3月末に返納した。そして今月から新たに役割を与えられた仕事は、松山刑務所就労支援スタッフとしての非常勤勤務である。3月にハローワーク勤務を延長する選択肢があったけれど、親方日の丸の傘の下でぬくぬくやる仕事を周りから見せられることに、やっぱり嫌気がさした。チマチマ動く人に性分が合わないだけではあるが…
  で、明日は、近々仮釈放される受刑者に対する講話をすることになっている。今全国的な出所者の問題は、再犯が増加していることである。無職時での再犯は70%を超す。仕事さえありつけば再犯率は抑えられる可能性がある。この場所に自分の身を置いておきたいと考えている。講話の中で最も伝えたいことは、懸命に生き切ること、不安感、あきらめないこと、夢は必ず実現する・・・・そのような話をキャリアコンサルタントの立場から、またメンタルケアスペシャリストの立場からとりあえず仮釈放される20人に出所前に伝えておきたい。 などと友人のキュウちゃんやI君に話すと、お前さんはいい仕事をしてるよ・・と褒められるが、自分としては全く収入にならないことばかりやっているので家人に申し訳なく、だからいいえそんなことはないよ、と答えるばかり。    

ほんとに何もしないようにする

2012-05-23 21:38:55 | Weblog

 3男の熱が下がらないにもかかわらず忙しそうで休みを取ることができないとか・・8℃~9℃の間を上がったり下がったりしながら1週間がたつ。心配である。
 今日は朝の用事を済ませば何もする気が起らない、ただぼんやりと一日を過ごすことに決めた。が、アレレ明後日の講話の準備だけはしておこう、などと思う。でも面倒くさくなりそれもパス。明日じゃ明日じゃ・・やるのは。で、畑するでもなく、庭の植木鉢の整理でもなく、ましてやお掃除なぞ皆目やる方向にはいかず、妻から厳命された洗濯物干しと支払関係だけはきっちりと云われた通り守りきり、そのあとはPCに向かってただぼんやりとするだけ・・・・
ブルーベリーの花が咲き、やがて実が付くころは暑くなるんだろうな・・

講演会のまとめ

2012-05-22 00:00:00 | Weblog
 今朝塾に出ると早速スタッフのOさんが、土曜日の講演会のアンケートをまとめていた。Oさんの仕事のスピードはハヤイハヤイ。
          で、精神科医金澤先生の講演会で印象に残った言葉のアンケート結果は、
①どんな難しい問題も時間が経てば解決する。
②ピンチはチャンス
③自分の弱点を知り、身をかわすことが大事
④人生で生じる苦悩によって生じる症状はうつ病ではない
⑤害をなす人には近づかない
⑥寝る時間より起きる時間を一定にすることが大事
⑦生活リズムが大事
⑧対人関係で親子関係が最も難しい
⑨医師の誤診もある
⑩診断が大事
⑪気軽に話せる友人を作る
 他
うつ病は聖書にも載っているほど歴史のある病気、薬が効かないうつ病がある、新型うつはうつ病ではない、うつ病がよくなっても精神科医とはなれないほうがいい、一番怖いのはうつ病でないのに抗うつ薬を飲んでいる人、本来持っている用心深さ過剰になったのが神経症、野菜中心の食生活がよい、ズボラな生活、重大な決断は後回しにする、几帳面さは弱点であることを自覚する、人間関係にあまり固執しない、本人の気づきが大事、深刻に考えない・・・・・
 金澤先生のお話はいつお聞きしても面白い。特に大学の手塚治虫先輩のエピソードなどは面白い。