備忘録として

タイトルのまま

チャールトン・ヘストン

2008-04-08 21:13:59 | 映画
チャールトン・ヘストンが死んだ。鎮魂のつもりでYoutubeで”ベン・ハー”の戦車競走を探して見た。何度も見ているが小さな画面でも迫力が伝わってくる。今更ながらCGのない時代にすべて実写でこの迫力を出していることと競技場のスケールに驚かされる。”ベン・ハー”によってキリストの生誕から死まで、東方の3博士、奇跡、ローマ帝国、ガレー船などの知識を得た。しかし、最初に”ベン・ハー”をいつどこで観たのか全く思い出せない。高校の時に”ベン・ハー”の原作本を読んだので映画を見たのは高校か中学だったことは間違いない。それなら徳島の映画館かテレビの映画劇場だったはずだ。何度目かの”ベン・ハー”はシンガポールの映画館でも見ている。”ベン・ハー”は南北戦争に参加したことのある軍人のルー・ウォーレス将軍が書いた小説で、そのころはユダヤ人がアメリカ国内で重要な地歩を占めていることを知らなかったため、なぜアメリカ人がユダヤのことを書くのか不思議に思った。

チャールトン・ヘストン出演の作品はその後も欠かさず見た。”ジュリアス・シーザー”、”アントニーとクレオパトラ”などの史劇が好きで、テレビで観た”エル・シド”は贔屓のソフィア・ローレンが出ていたので特に気に入り10年ほど前シンガポールでCD英語版を購入し所有している。ソフィア・ローレンが好きだからエル・シドを見たのか、”エル・シド”を見て好きになったのかは判然としない。他には”猿の惑星”、”ソイレントグリーン”などのSFや”三銃士”、”四銃士”、古い”黒い絨毯”も見た。”黒い絨毯”のエリノア・パーカーは一目で好きになった。”猿の惑星”は弟が自分より先行して見に行き結末に驚いたと興奮して話すのに返して、その結末を言い当てたことを今も弟に自慢している。当時読んだ原作の”猿の惑星”の結末は映画とは異なり、確か「人間が猿の惑星に漂着するお話」を読んだ感想を「ありえない」と笑い飛ばすその手が毛むくじゃらだったという落ちになっていたように記憶している。

”偉大なる生涯の物語”は昨年DVDを借りて見た。マグダラのマリアのことを知りたくて借りたのだが、チャールトン・ヘストンはヨハネ役を演じていた。このヨハネは英語名John the Baptistといい最後の晩餐にいるイエスの弟子ヨハネとは別人で映画では救世主イエスの出現を預言する。
なぜか代表作”十戒”を見ていない。ユルブリンナー扮するエジプト王が戦車に乗って追いかけてくるや目の前の紅海がまっ二つに割れる有名な場面は何度も見ているがきちんと映画を見たことがない。

ジェームズ・キャメロン監督の”トゥルーライズ”でアーノルド・シュワルツネッガーの上司役を演じていたのが自分としては最後の作品で、その後は全米ライフル協会の会長としてテレビのニュースでお目にかかる程度だった。ネットで調べると、トゥルーライズ以降もいくつかの作品に出ていたようだ。

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