yamaの読書日記

 活字中毒のyamaが日々手にしている本のお話を綴っています。
 読んだ本についていろいろお話しませんか?

号泣の本

2009-07-12 23:16:08 | 全般
現在、みほりんさんから送っていただいた真山仁さんの「ベイジン」と北村薫さんの「ひとがた流し」を読んでいるのですが・・・なかなか進まなくって。

で、「沈まぬ太陽」が映画化されて話題になってるので、私が『号泣した本』をリストアップしてみようかなと。

「沈まぬ太陽」
「天国までの百マイル」
「壬生義士伝」
「プリズンホテル」
「雷桜」
「堪忍旦那 為後勘八郎 銀の雨」
「贋作天保六花撰」
「聖の青春」
「火怨」
「炎立つ」

このへんなぁ・・・涙もろいのでウルウルってのはかなり多いですが、目が腫れる位泣いたのはこのくらいかなぁ。

この中で「プリズンホテル」はバスに乗って読んでたのですが、まさか泣くなんて思っても無くて・・・しゃくりあげて泣いてしまって、ムチャクチャ恥ずかしかったです。で、途中で止めて家に帰ってから続きを読んで思い切り泣きました。

思うに、最近はそこまで泣いたって記憶、ないですねぇ。
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3冊まとめて

2009-07-09 22:43:36 | その他
読んだ順番に・・・

太宰治 「人間失格」 太宰治・・・有名だし作品の名前も良く知ってるけど、じゃぁどんなお話かって言われたら全然知らない・・・で、1冊くらいは読んでみようかと。  こんなに心の奥に隠された暗い部分をあからさまに書いていくって作業はムチャクチャ苦しいだろうなぁと作者に同情しながら読んでしまいました。
あのお話のシシィと同じで死神を友として人生を歩いている感じを受けました。
だから太宰って何度も自殺未遂を起こしたのかなぁ。

関口尚 「プリズムの夏」  高校3年生の植野と今井。二人が映画館で出会った年上の女性松下さんとの関わりを植野の目を通して描いている。
高校生なのに学校生活を殆ど書いてない・・・珍しい。
爽やかではないけど、自分をちゃんと持ってる男の子として描かれていて、画一的な高校生でないのが面白かった。

鈴木英治の「父子十手捕物日記」シリーズの14冊目、「門出の陽射し」
文之介はお春と祝言を挙げ、父たちは二人の祝言を前に家を出て長屋に移り、人探しや探索を生業にしていく。
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風が強く吹いている

2009-07-05 22:15:05 | その他
三浦しをんさんの「風が強く吹いている」を読み終えました!

最高!一緒に箱根を走ってるような息苦しさを感じました。

寛政大4年の清瀬灰二(ハイジ)は目の前をひたすら走る蔵原走に出会ってしまった。ハイジの暮らす青竹荘に走が住むようになり住人が10人になると、ハイジは皆に箱根駅伝の話を持ちかける・・・いや、恫喝する・・・かな。

なんと言ってこのオンボロなアパート青竹荘に住む住人の個性的で魅力的なことといったら

メンバーは  
ハイジ・・・アパートの住人を見事にまとめ上げる苦労人。
走  ・・・走ることに天賦の才能があり努力もすごい。
ジョータとジョージ・・・もとサッカーをやっていた運動能力の高い双子
ニコチャン・・・以前は陸上競技をやっていた先輩。留年を繰り返している。
ムサ・・・理工学部への国費留学生。
キング・・・クイズ番組にTVの前で挑戦し続けている。
王子・・・・ひたすら漫画にのめりこんでいる。運動にはまるで縁が無い。
神童・・・すごい田舎の出身で足腰はそこで鍛えられた。
ユキ・・・すでに司法試験に合格している。

現在、ひたすらタイムや点数だけを追い求めるスポーツへの警鐘を鳴らしてる一方でスポーツすることの楽しさや厳しさ感動をしっかると体現させてもらえます。

すごく感動!
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サッカーボーイズ 13歳

2009-07-04 22:10:49 | その他
はらだみずきさんの「サッカーボーイズ 13歳」を昨夜遅くに読了。

「サッカーボーイズ 再会のグラウンド」の続編です。

小学校時代の「桜ヶ丘FC」のチームメイトたちは中学生となり新たな環境でサッカーに向き合っていく。
武井遼介は桜ヶ丘中学の1年生となりサッカー部に入部。
同じ中学に入学した星川良はJリーグのジュニアユースチームにはいった。

馴染みある「桜ヶ丘FC」の皆が中学1年生としていろんな壁にぶつかり弾き飛ばされそうになったり立ち止まったりしながら、逞しく成長していく過程を生き生きと描き楽しませてもらう。

妬みややっかみ、迷いや挫折、夢や希望、友情や尊敬、そしてこの時代にしか見られない輝き。そんな13歳の全てをキラキラと感じる事が出来て、彼らの14歳が一層楽しみになる感動作でした。
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やっと手に入れた!

2009-07-02 22:46:13 | 全般
今日は夜の8時からお勉強会で、夕方から出かけて食事してから旦那と二人で出席した(旦那が出るなんて超珍しい!)のですが、少し時間があったので近くの本屋さんで本を漁って来ました。

今日の朝刊に三浦しをんさんの「風が強く吹いている」の文庫発売の宣伝が載っていたので是非にも手に入れなくてはと・・・
以前にプールのお友達が『すごく良かったので是非読んでみて』と勧めてくれていたのですが、なにしろ評判良くってなかなか文庫化されなくて心待ちにしていました。お友達が進めてくれたもう一冊は佐藤多佳子さんの「一瞬の風になって」ですがこちらの文庫化はまだまだのようですねぇ。

そのほかに購入したのは
重松清さんの「あの歌がきこえる」
はらだみずきさんの「サッカーボーイズ 13歳」
関口尚さんの「プリズムの夏」
北村薫さんの「ひとがた流し」

近々、真山仁さんの本も送っていただくし・・・楽しいなぁ。
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ダナエ

2009-07-01 22:09:31 | ミステリー
藤原伊織さんの「ダナエ」読了。

表題の「ダナエ」、「まぼろしの虹」、「水母」の短編が収まってます。

藤原さんの書かれる主人公の男の人って、40歳前後の男の人なんだけど、みんなカッコいいんだよね。

3篇の中では「水母」の中の麻生が一番のお気に入りです。

藤原さんは男と女の関係をさらりと書いて読ませてくれるので重かったり暗かったりする内容でも、読後感って爽やかさが残ります。
特に主人公の男の人は影を負ってる人が殆どで、どこか人生をすでに捨てたようなイメージが強いですが、その実すごく情に厚かったり義理堅かったり。
魅力的な男ばかりです。

藤原さんが亡くなられて、新作を読む楽しみが無くなったと残念でなりませんでしたが・・・この本の解説を読んで知りました。
「てのひらの闇」の続編が発売になってるらしいです。
文庫化はまだでしょうが、いずれは・・・  楽しみですぅ。

蛇足   以前藤原さんをTVの画面で拝見したことがあります。麻雀の番組でしたが、書かれる小説の主人公たちのようにダンディで、素敵な方でした。
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