福井晴敏さんの「小説・震災後」を読み終えました。
札幌のお友達が送って下さった翻訳のミステリーの中に混ざっていた1冊です。
まず一番に手が伸びそうな一冊なんですが・・・最後になってしまいました。
すごく悲惨なことや苦しいこと哀しいことが詰まってるんではないかと酔うのが怖かったのがその原因です。
ですが読み終わって・・・なんかこれからの日本の進む道に少しだけど光が射してるようなそんな感じを受けました。
震災直後のサラリーマンの野田の慌てぶりや喪失感。中学生の息子の心に芽生えた将来への不安と闇。そして出来過ぎの元防衛庁職員の父親。(この父親像は『亡国のイージス』を書かれた福井さんならではだなぁと)
息子・弘人が野田に叫ぶ「このどうしようもない世界で、これから生きて行かなきゃなんないのはおれたちだ。返せよ、未来を。・・・返してよ」
原発に関して「脱原発」と言うのは簡単なんですよね。でも今の生活を維持していくには・・・、昔に帰れるわけもなく・・・
何となく流されている私たちに、「解決に向けて出来ることを頑張って、前を向いて歩いて行こう!」と大きな声ではっぱをかけてくれる1冊です。
思うところがたくさんあって、なかなか言葉にならないです。
札幌のお友達が送って下さった翻訳のミステリーの中に混ざっていた1冊です。
まず一番に手が伸びそうな一冊なんですが・・・最後になってしまいました。
すごく悲惨なことや苦しいこと哀しいことが詰まってるんではないかと酔うのが怖かったのがその原因です。
ですが読み終わって・・・なんかこれからの日本の進む道に少しだけど光が射してるようなそんな感じを受けました。
震災直後のサラリーマンの野田の慌てぶりや喪失感。中学生の息子の心に芽生えた将来への不安と闇。そして出来過ぎの元防衛庁職員の父親。(この父親像は『亡国のイージス』を書かれた福井さんならではだなぁと)
息子・弘人が野田に叫ぶ「このどうしようもない世界で、これから生きて行かなきゃなんないのはおれたちだ。返せよ、未来を。・・・返してよ」
原発に関して「脱原発」と言うのは簡単なんですよね。でも今の生活を維持していくには・・・、昔に帰れるわけもなく・・・
何となく流されている私たちに、「解決に向けて出来ることを頑張って、前を向いて歩いて行こう!」と大きな声ではっぱをかけてくれる1冊です。
思うところがたくさんあって、なかなか言葉にならないです。
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