
『現代農業』2007年12月号で紹介された、須坂市の大島寛さんと竹前欣二さん考案の『土寄せいらずの一本ネギ栽培』を試みることにした。
この方法は、一本ネギで求められる白い部分の長さに合わせて畝を立て、穴の壁が崩れない程度の水分状態で、直径3cm,深さ35cmほどの穴をあけて、そこにネギの苗をすとんと落とし、後は何もせず収穫を待つだけと言うもの。
直径3cmは収穫時のネギの太さを、深さ35cmは白い部分の長さを想定したものだそうで、ポイントは穴の壁が崩れないようにすることに尽きるとのこと。

一般的なネギの植えつけは、深い溝を掘ってそこに苗を置き、枝分かれしているすぐ下まで土をかける。ネギの成長に伴って枝分かれした部分が上がってくるので、一定期間ごとに土寄せをして白い部分をつくって行く『土寄せ』と言う作業が欠かせない。
最後は土寄せしてこんもりした畝になってしまうが、畝の間隔を充分とっておかないと土寄せしようにも土が無くなってしまう,と言うような問題が起こったりする。
深い溝を掘ってその壁を崩さず、根が曲がらないように植えるのは結構難しく、それが不要な上に土寄せがいらないとなればこれ以上いいことはないので実験的にやってみることにした。

直径2cm,深さ20cm程度で穴の壁もボロボロ崩れていると言う実にいい加減なやり方だが、活着してくれるだけでも助かると言うものだ。

ネギを植え、夏野菜の種をまき終えるのを待っていたように雨が降り始め、たちまち大雨になった。
天佑だじゃ! .
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