何ユリなのか…!?/廿日市某所のササユリ
高校の同窓生で構成するmixiの閉鎖コミュニティーに、西中国山地で撮った『ササユリ』の写真を載せたところ、広島市佐伯区在住のS君からのコメントで、
『おはようございます。現在我が家に1株百合が咲いています、紅葉の時期に、秋咲く百合でしょうか…!? 』
と言う文と写真が寄せられた。
山野や空き地,あまり手入れされていない庭等の草刈りをする仕事柄、野生化したと思われるテッポウユリに似たユリを見かけることがあり、それが何と言うユリなのか分からずにいた。
テッポウユリに似ているが、花はテッポウユリのように豪華・純白ではなく、やや細長くて表面が薄い紫褐色を帯び、花びらもテッポウユリほどの厚みがなく薄っぺらな感じ。葉は細めの葉がびっしりと輪生しているものから疎らなものまで様々。
全体としてテッポウユリほど立派ではなく貧弱と言うか弱々しい感じである。
つまり、S君のこの写真のユリがそれに酷似している,と言うよりまさしくそのもの。
S君からの2枚目の写真/吉和のササユリ
翌日,
『こんにちは。
根性百合か???、咲くか???。 』
ともう1枚。
この際と思って『テッポウユリ 近縁種』でネット検索した結果、タカサゴユリ,シンテッポウユリと言う名前が出てた。いずれも初めて目にするもので、そこに『日本帰化植物友の会通信~タカサゴユリかシンテッポウユリか?』と言う記事があり、なかなか面白かった。
件のユリはおそらくタカサゴユリの園芸種が逃げ出して野生化したものの雑種ではないかと思えてきたが、如何に…!?
タカサゴユリ・シンテッポウユリ論争
http://www.zennokyo.co.jp/kktmo/kk_pdf/05.pdf
http://www.zennokyo.co.jp/kktmo/kk_pdf/05.pdf