日々改善

今日の問題を明日に残さない!問題解決を図って行く様をリアルに描写していきます。経営コンサルの視点で物事を見ていきます。

立場変われば見方変わる

2010-06-28 | 危機管理
私は消費税の値上げ賛成派です。
10%といわず20%でも良いと思っています。
もちろん闇雲に上げろとは言いません。
ちゃんとした所得配分や秩序を守っての話です。

現在の税制には大きな歪(ひず)みがあります。
所得税においては
課税所得330万円未満の納税者3785万人(全体の81%)が約22%の所得税を納めています。
自身の所得に占める所得税の割合は5.1%になります。

課税所得330万円~900万円未満の納税者790万人(全体の17%)が
約38%の所得税を納めています。
自身の所得に占める所得税の割合は20.23%になります。

そして、課税所得900万円以上の納税者97万人(全体の2%)が
約40%の所得税を納めています。
自身の所得に占める所得税の割合は33.4%%になります。

実に課税所得900万円以上の国民は課税所得330万円未満の国民の
6倍もの高率の所得税を課されているのです。

一般的に高額納税者は大きな声で政権批判をしません。
しかし、そうでない人たちは大きな声を上げ更なる福祉を要求します。
結果、上記のような課税体系になるのでしょう。

現在消費税の税率論議がされていますが
可処分所得を率で見るのか額で見るのか
立場変われば意見が変わりますよね。

そろそろそんな議論を真剣にしないと
我が国の存亡にかかわる問題ですものね。

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