今日の金沢は一日冷たい雨でした。
こんな日に思い出すのが、小さい時、母親から聞いた(と記憶している)
太田道灌の山吹の花の逸話です。
太田道灌は江戸城築城などに功のあった文武両道に秀でた武将です。
この太田道灌が、鷹狩りの帰りに雨に遭い
農家に蓑(みの)を借りに立ち寄った時
その農家の年端も行かない少女に山吹の花を一輪差し出され
「蓑を貸せと言っているのに、山吹の小枝を差し出すなんてなんと腹立たしい」
と言って屋敷に帰ったとの事です。
しかし、その話を聞いた年老いた側近が「それは蓑の無いことを言いたかったのでは?」と
兼明親王の古歌を教えてくれたそうです。
七重八重
花は咲けども山吹の
実の(蓑)ひとつだになきぞかなしき
この逸話は、なぜかずっと私の心の中から離れません。
この古歌を詠んだ少女のなんと哀しいことか。
また、当時貧しかったはずの自分自身が
母からのこの逸話を聞いて「自分の自身の幸せ」を
感じさせられたことをいまだに思い出します。
今の幸せに感謝できる自分でありたいと思います。
こんな日に思い出すのが、小さい時、母親から聞いた(と記憶している)
太田道灌の山吹の花の逸話です。
太田道灌は江戸城築城などに功のあった文武両道に秀でた武将です。
この太田道灌が、鷹狩りの帰りに雨に遭い
農家に蓑(みの)を借りに立ち寄った時
その農家の年端も行かない少女に山吹の花を一輪差し出され
「蓑を貸せと言っているのに、山吹の小枝を差し出すなんてなんと腹立たしい」
と言って屋敷に帰ったとの事です。
しかし、その話を聞いた年老いた側近が「それは蓑の無いことを言いたかったのでは?」と
兼明親王の古歌を教えてくれたそうです。
七重八重
花は咲けども山吹の
実の(蓑)ひとつだになきぞかなしき
この逸話は、なぜかずっと私の心の中から離れません。
この古歌を詠んだ少女のなんと哀しいことか。
また、当時貧しかったはずの自分自身が
母からのこの逸話を聞いて「自分の自身の幸せ」を
感じさせられたことをいまだに思い出します。
今の幸せに感謝できる自分でありたいと思います。