日々改善

今日の問題を明日に残さない!問題解決を図って行く様をリアルに描写していきます。経営コンサルの視点で物事を見ていきます。

『忙しい』の一言が客を無くす

2008-09-24 | 他人のフリ見て我が身を正す
怖いお話をしたいと思います。
つい先ほどあった事件です。
年間数十件のお客様を失った方がいらっしゃいます。

昨年、日常的にお付き合いをしていたA司法書士さんが亡くなりました。
税理士事務所同様司法書士事務所も
有資格者がいなくなれば事業所を閉鎖しなければなりません。
したがって、A司法書士事務所さんは閉鎖され
弊社は紹介を受けたB司法書士事務所に仕事の依頼をすることを余儀なくされました。

どうしても今月中に会社の役員変更登記をしないといけない関与先様があり
B司法書士さんに依頼したところ
今月中に登記してしまわなければならない書類が山積しており
今回だけ他の司法書士さんに依頼できないかとの打診がありました。
それどころか弊社関与先様にまで今月は出来ないので
他の司法書士をあたってくれと電話までする始末です。

どんなに忙しくても仕事をお断りしないことをモットー(?)としている私は
即座に他の面識もないC司法書士さんに電話をし
今月中の登記が可能かお尋ねしたところ快くやりますと言ってくださいました。
ちなみに断りを入れてきたB司法書士さんは自宅にいて
快くやりますと言ってくれたC司法書士さんは事務所で来客対応をなさっていました。

お分かりだと思いますが
今後B司法書士さんに仕事を依頼することはありません。
士業たるものお客様が困っている時にこそ、その能力を最大限に発揮すべきです。
信用の積み重ねは一年経っても出来ないのに
信用を崩すのはたった一言で済んでしまうものです。

知らず知らずのうちに同じ事をしていないか見直ししてみたいと思います。
コメント
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