日々改善

今日の問題を明日に残さない!問題解決を図って行く様をリアルに描写していきます。経営コンサルの視点で物事を見ていきます。

本当にいつもと同じですか?

2008-04-25 | 危機管理
某ラーメン店でのこと
決まって注文する商品があります。
鹿児島地鶏のもも胡椒鉄板焼き
炭火で外側はこんがり、中はジューシーに焼かれたその逸品は
柚子胡椒をつけて食べると
ビールがどんどん進みます。

過日そのラーメン店で食べたもも胡椒鉄板焼きが
メチャメチャまずかったのです。
一口口に入れた瞬間、口の中は塩辛さでいっぱいになってしまいました。
自分の口がおかしいのかと思いましたが
他のラーメンやギョーザなどはいつもと同じ味です。
やはりその商品だけが塩辛いようです。

う~ん。。。
何度も通っているのに何故今回だけこんなにも味が違ってしまったのだろうか?
原因を探るべく、柚子胡椒を付けずに食べてみると
まったく塩辛くないのです。
どうやら塩辛さの原因は柚子胡椒にあったのです。

早速入社したばかりというかわいい店員Aさんに聞きました。
私   「この柚子胡椒は自家製?いつもと味が違うね。」
店員A 「あ~、スミマセン、私入ったばかりなので自家製かどうか分かりません。聞いてきます。」

しばらくして
店員B 「柚子胡椒の味違っていましたか?こちらの方を使って見てください。」
そう言って、別の容器に入った柚子胡椒を持ってきました。

再度挑戦!
今度はいつもと同じ味だろうか?
・・・・

やはりメチャメチャ塩辛い!
今回は、諦めて柚子胡椒無しで食べることにしました。
柚子胡椒をつけて食べるのが好きだったのに・・・。

塩辛さが口の中に残ってしまいました。
仕方がないので飲みたくも無い(?)生ビールを二杯目注文すると
今度は店員Cさんが生ビールを持って来て
店員C 「お客様、柚子胡椒の味が変でしたか?」
私    「うん、すっごく塩辛いよ。仕入先変えたの?」
店員C 「いいえ、ずっと同じメーカーの同じ商品を仕入れています。味が変わったとは聞いていないんですが・・・。」
私    「ふ~ん、そうなんだ・・・。でも今日のはすごく塩辛いよ。」
店員C 「すみません。味は変わっていない筈なんですけれど・・・。」

恐らく柚子胡椒の塩の配分が変わったか味のムラだとは思うのですが
お店にすれば、原材料をいつも同じ所で同じ商品を仕入れているから
品質は同じ筈と思っているのでしょう。
しかし、同じ品質のものなどありえないという前提は無いようです。
こうやって、ちょっとした確認を怠り、自分のやっていることが正しいと思い込んでしまうと
ある日突然お客様が来ないお店になってしまうなんてことが有り得ます。

昨今、食料品の品質管理についてうるさく言われています。
メーカーを信じるのではなく
料理人自身の目と舌、鼻で慎重に吟味して欲しいものです。
そうしないと「あっ、ここはダメだな!」と思われてしまうと閑古鳥しかいなくなってしまうのですから・・・。

はっ!
食べ物ネタになると長文になってしまう悪い癖がまた出てしまった・・・。
お許しを!
コメント (1)
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日本一の旅館加賀屋の長子さん

2008-04-25 | 素敵な企業・素敵なスタッフ
28年連続「プロが選ぶ旅館百選」でNO1を取り続けている
和倉温泉『加賀屋』の教育係長子さんのお話を聞く機会を得ました。
月曜日の朝4時に家を出発し、片道80キロ以上もある加賀屋のお膝元
七尾市の会場で約40分間の話を聞かせてもらいました。

青森県出身の71歳
71歳とは思えないようなつるつるの肌の可愛いお母さんでした。
そして、未だに東北弁が抜け切れていませんでした。

40分間の話の内容は何時間分にも値しました。
①自分が先代女将に付いて行こうと思ったきっかけ
②先代女将のすごさ
③JR東日本の車掌さん
④自分は加賀屋で間借りをしている経営者
⑤変わることが当たり前
⑥陰膳
・・・

それぞれの内容についてはお教えできません。
その内容は長子さんの口から発するからこそ説得力を持つように思います。
ただ最後に
旅館の接待はありがたい仕事です。
お金を払っていただいてたくさんの欠点を教えていただける。
私の生活を支えてくれるお金を払ってまで私自身の欠点を教えてくれるなんて
こんな良い仕事はありません。
遠くから時間をかけて来てくれるお客様には
その来てくれるまでの道程までが感謝です。

私自身の新人教育に生かしたいと思います。

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