夢をかなえるキャッシュフロー表

キャッシュフロー表はあなたの人生を変えることが出来ます。あなたの人生をさらに豊かにします。

大寒波が景気を冷やす。

2016-01-26 10:59:56 | FP

アメリカの雇用統計はFRBなどが政策を決めるうえで、大きく考慮される。12月に発表されたアメリカ労働省の11月の米雇用統計は、非農業部門の雇用者数が21万1000人増と、市場予想の20万人増を上回る伸びとなった。失業率は7年半ぶりの低水準となる5.0%であったのである。この好数字がFRBの政策金利の利上げにつながったのであるが、実は、この雇用はアメリカのこの時期の好天に恵まれたからだそうだ。天候が景気を左右するということはよく聞く。寒い冬になれば、暖房器具や衣類などが売れて、購買率を数ポイントも高めるということはテレビでも、解説されている。去年暮れのアメリカの気候はとても穏やかで、ジョンズ・ホプキンス大学のジョナサン・ライト教授によれば「昨年12月については、例年を上回る気温が雇用に目覚ましい影響を与えたようだ。暖冬で建設関連の雇用が季節の基準以上に押し上げられたようだ。」と指摘している。ライト教授とフィラデルフィア地区連銀のシニア経済アナリスト、マイケル・ボールディン氏が考案した天候調整を行うと、労働省が発表した12月の新規雇用者29万2000人(季節調整済み)のうち、2万3000人は温暖な天候が創出したことになるそうで、天候の影響は10月が2万5000人、11月も1万2000人のプラスとなり、10-12月期の健全な雇用の伸びに大きく貢献したのだそうだ。さて、今年に入って、アメリカの東部を中心に、大寒波が襲っている。大雪で、交通もいたるところで、寸断されている。これはアメリカばかりではない。日本もそうだし、中国も同じような大寒波が襲っているようである。これが景気にどのような影響を与えるのか、心配である。(2016.1.26)

Y-FP Office Japan

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする