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知恵のある技術者が思いついた悪ふざけを誰も止めなかった。VW社問題。

2016-01-18 11:20:11 | FP

ドイツの自動車メーカー、フォルクスワーゲン(VW)社の不正ソフト問題が露見したのは昨年の9月のことである。それから半年近くが過ぎようとしているが、VW社への影響はやみそうにない。アメリカ・カリフォルニア州大気資源局(CARB)は1月12日vw社が提出した排ガス不正車のリコール計画を却下した。内容が法的な基準を満たしていなかったためだと説明しているが、この動きは全米に広がりそうだ。それでなくても。全世界で売り上げを落としている同社にとって、アメリカでの販売回復には打撃になりそうだ。当初、この不正は大したことではないのではないか。簡単に、乗り切れるはずだと思っていた節がみられる。だが、VW社が業績を伸ばしてきたのは、他社にまねのできない技術への信頼があったのだ。確かに、この不正ソフトも他社にはまねのできないものであった。考えつくことすらできなかったであろう。モラルをはみ出してしまったのだから。こうして、同社の核心部分が崩れてしまったのである。その影響はデイーゼル車をほとんど売っていない日本でも、販売減となっている。だから、今、同社のテレビCMはVW名隠しである。それほどに追い詰めら得ているということだろう。アメリカ司法省による同社への制裁金は10兆円を超えるかもしれないとさえささやかれているのである。これは同じく、デーゼル車を販売してきた国々や地域にも波及する。たぶん、知恵のある技術者が考えついた思い付きが、本人の意思とは関係なく、実施され、しばらくうまくいってしまったために継続され、誰も止められなかったモラル違反が大企業が浮沈の瀬戸際にまで押仕込んでいるのである。(2016.1.18)

Y-FP Office Japan

 

 

 

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