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どちらが、孫氏の兵法を厳守したか?

2023-01-14 18:53:29 | ウクライナ

以下文は米国戦略国際問題研究所記事の日本語訳です、素人訳のため可笑しな文が多々あると思います、了承ください。

 

欧米・日本メディアの無茶苦茶な大本営発表を鵜吞みにする日本人・・・米国戦略国際問題研究所記事を読むと、米国・NATOは認めたくないでしょうが米国、NATOには武器弾薬は厳しい状況であることがわかります。これらを鑑みた場合、昨今の米国、NATOの武器援助が遅い理由もこれらに起因していると思うのが自然だと思います。武器、弾薬は更に限定的支援になると思います。特にNATOは経済的理由が大きく酷いようで、NATOでもドイツの場合、戦車、装甲車等保有数が多くても稼働率50%以下のものもあるようです。

対するロシアは、まだ全ての第一軍、最新鋭航空機・戦車・ミサイル・完全自走防空兵器、改修武器等を投入していないとも言われていますし、武器弾薬は24時間体制で生産されているようで経済制裁下でも精密機器も非公開国内生産設備等が稼動していると言われています。何よりもロシア軍事等関連法の迅速な整備が功を奏しているかもしれません。

ウクライナ東部での戦いは孫氏の兵法を厳守、ピンポイント攻撃したロシア側がソレダルで間違いなく勝利したようです。勝因の一つはCNNニュースで報道されていた兵士の証言が核心を物語っていると思います。ウクライナの戦いが何であるか!おぼろげながら見えてきます!日本は誤った道を進まないようにしてもらいたいものです。

今後、ロシア側の戦術は残されたNATO契約兵士、傭兵等部隊を誘い込み、罠に嵌め、ピンポイントでせん滅するでしょう。今後、英米等の戦車等が投入されるようですが、多くは複雑な作りでウクライナ軍での整備が難しいとも言われ、重量が大きい、市街戦には不向きで大きな活躍は期待できないでしょう。

ウクライナ側は孫氏の兵法を全く厳守していません、と言うより米国の細かい攻撃地点等の指示等で作戦を遂行しており、ウクライナ軍は単なる駒に過ぎないと思います。通常兵器では質、量では勝てないとなると残された一発逆転は、汚い核、戦術核、化学兵器等を自ら先制使用、ロシア側が先制使用・・・世界を味方につける策が考えられます。得意とする戦術です。

ウクライナにとって、一番の理は停戦に持ち込み、以後の策を考えることに尽きると思います。世界の戦史上、孫氏の兵法を守らなかった軍は必ず負けています。

「戦いを避けよ、戦況によっては迅速に撤退、以後の策を講じ、機を待つ・・・」

 

ロシア軍、ソレダル解放 ロシア国防省発表

2923年1月13日

Ministry of Defense of the Russian Federation

ロシア軍は12日、ドネツク人民共和国北東にあるソレダル市の解放を完了した。同市はドネツク方面への攻撃を継続する上で重要拠点となる。ロシア国防省のイーゴリ・コナシェンコフ報道官が13日に発表した。

コナシェンコフ報道官によると、ソレダルを完全制圧することで、南西部アルチョモフスク(2016年にウクライナ政権によりバフムトに名称変更)のウクライナ軍の補給経路を絶つことができ、さらにソレダルに残るウクライナ軍部隊の封鎖・包囲が可能になるという。

ソレダル制圧の勝因についてロシア国防省は、航空機、ミサイル軍、大砲部隊により敵を一貫して破壊したことによると説明した。

ドネツク人民共和国北東に位置し、ドネツク方面への前進を継続する上で重要な意味をもつソレダルとその周辺地域は、ここ数カ月にわたる激戦の証人となった。ソレダル岩塩抗は19世紀に開口。深さ最大288メートルに位置する延長201キロの広範な地下トンネルをもつ欧州最大の岩塩抗

 

米国CNN記事(2023年1月11日)

https://www.cnn.co.jp/world/35198421.html
ソレダルの戦況、「危機的」とウクライナ軍兵士 死者数把握できず

クライナ東部の町ソレダルで戦う同国の兵士1人は11日までにCNNの取材に答え、戦況について「危機的」とした上で、死者があまりに多く「誰も人数を数えていない」のが実情だと明かした。
この兵士が所属する第46独立空中強襲旅団は、ウクライナ軍の先頭に立ってソレダルを防衛。ロシア軍と傭兵(ようへい)会社「ワグネル」による大規模な攻撃に直面している。
CNNは安全上の理由から、この兵士の身元を特定していない。
「戦況は危機的。困難だ。我が軍は最後まで持ちこたえる」と、兵士は語った。
兵士によると、戦場にある建物は連日、占拠する軍が入れ替わる。また部隊は増加する死者数を把握できていないという。
「死傷者が何人いるのか、誰にも答えられない。誰も確信を持てないからだ。誰一人として」「司令部にもどこにも、把握している人間はいない。陣地は常に取られ、また取り返される。今日我が軍のものだった建物が、翌日にはワグネルの手に落ちる」
「ソレダルでは、誰も死者を数えていない」と、兵士は付け加えた。また10日夜の時点で、町のどれほどがロシア軍に占領されているかは不明だという。両軍の具体的な位置や移動について確実に把握している者はおらず、どちらが抑えているのか曖昧(あいまい)な地域が広範囲に存在するとした上で、そうした地域ではどちらが奪取を主張しても「中身のない宣伝に過ぎない」とこの兵士は指摘する。
ウクライナ軍はソレダルで多くの兵士を失っているが戦闘は続いており、代わりの兵士も送られてくる。上記の兵士は「我々の部隊の兵員は半分近く入れ替わった。(新しい兵員が到着しても)互いのコールサインを覚える暇さえない」と話した。
この兵士は、ウクライナ軍の指導部が最終的にはソレダルでの戦闘を放棄するとみている。その上で、なぜ現時点でそれを実行していないのか疑問を呈した。
「町は捨てられると誰もが分かっている。全員がこのことを理解している」「(戦闘に)何の意味があるのか知りたい。今日、明日にでもここを捨てるなら、なぜ死ななくてはならないのか」
第46独立空中強襲旅団は10日、SNSのテレグラムでソレダルの戦況について「極めて困難だが対処可能」と述べた。
ウクライナのゼレンスキー大統領は毎晩行っている演説で、同旅団の兵士らに感謝を表明。「勇気と不動の覚悟でソレダルを守っている」と称賛した。

 

*****

米専門家「ウクライナ支援で米国の武器枯渇、備蓄回復に数年を要する。」

以下のリンク先の日本語訳です。↓

米国の在庫の再構築:6つの重要なシステム|戦略国際問題研究所 (csis.org)

2023年1月13日

米国の軍産複合体は、ウクライナ支援で枯渇した武器備蓄回復に向けて生産拡大に年月と多大な努力を強いられる可能性がある。戦略国際問題研究所(CSIS)上級研究員で元米海兵隊大佐のマーク・カンシアン氏が見解を示した。

カンシアン氏はCSIS向けのコメントの中で、生産投資を加味した武器備蓄回復に要する時間に関する研究データを引用。歩兵携行式多目的ミサイル「ジャベリン」(ウクライナでは問題が出ていた武器で射程が短いため、戦いによってはロシアの戦車は射程外から射撃訓練のように攻撃していたようで、射程の延長は急務だとも言われていますが無理でしょう。)補給には5年半、携行式防空ミサイルシステム「スティンガー」には6年半、155mm榴弾砲には5年を要するとした。

同氏は、軍事企業がかつての生産スピードを維持するならば、戦略備蓄は適切に補充されない恐れがあると指摘している。

 

昨年12月、米軍事製品メーカー「レイセオン・テクノロジーズ」のグレッグ・ヘイスCEOは、米国指導部はウクライナ紛争の最初の数カ月で「スティンガー」13年分、「ジャベリン」5年分の生産量を消費したと発言した。

NATOのストルテンベルグ事務総長は以前、NATO加盟国およびEUは武器備蓄を使い果たしたが、ウクライナ支援は正しい結果だったと述べた。同氏はまた、NATOとEU加盟国の領土を守るのと同時にウクライナ支援を行うのに十分な量の兵器を保有するため、将来的に兵器の備蓄を増やす必要があると述べた。

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