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ビル・ゲイツ氏が語る、「コロナ後の世界、ワクチンなしに日常は戻らない。」

2022-01-04 19:48:19 | *ワクチン*

以下文は、「文藝春秋」2020年7月号、「文藝春秋digital」7月号に掲載特選記事「ビル・ゲイツが語る“コロナ後の世界「ワクチンなしに日常は戻らない」の概要です。

 

マイクロソフト社共同創業者、軽井沢に特注別荘を持つ、ビル・ゲイツ氏・・・約20年も前から、新型ウイルスのパンデミックに対して警鐘を鳴らしてきました。「もし、今後数十年で1000万人以上が死ぬことがあるとすれば、最も可能性が高いのは戦争ではなく感染力の非常に高いウイルスだろう。」
仮にスペイン風邪のような感染爆発が起こった場合、今は医療が進んでいるからそれほど深刻にならないと思うかもしれないが、世界が密接に結びついた現代だからこそ、世界中の大都市に瞬く間に感染が拡がる等と述べ、まさに今日のような事態を予言しています。
ビル・ゲイツ氏が共同議長を務める「ビル&メリンダ・ゲイツ財団」は、20年以上にわたり、さまざまな形で感染症対策に取り組んでいます。

その目的は・・・

*検査の拡充

*接触者追跡

*治療薬の開発

*特に力を注いできたのは「ワクチン開発」です。

通常、ワクチンの開発から普及は、試作品開発→臨床試験→承認→製造工場建設→量産という数年以上にわたるプロセスが必要となるようですが、新型コロナウイルスに関しては、一刻を争うとして、この時間を短縮するために、大胆な計画を遂行しました。
最終的には1つ、もしくは2つのワクチンを選ぶことになるとしつつも、それがどれになるか分からない段階で、期待される“7”種類のワクチンへの投資を行っています。(この“7種類ウイルス”は変異ではなく、最初から7種類が存在か?、今日の新型コロナ・ウイルス対応策のキーポイントかもしれません。)
この手法では、選抜から漏れたワクチン候補に費やされた数十億ドル(数千億円)が確実に無駄になると言われていました。無駄も覚悟の上で投資を決断したのは・・・性善説で読めば効果的なワクチンが見つかり、早く供給されることで感染症が収束、経済活動が戻るのなら理に適っているとしています。スペイン風邪では世界で6000万人以上が亡くなり世界の総資産が3兆ドル(320兆円)下落、財団試算では3兆ドルの損失を防ぐのに数十億ドル(数千億円)を使う価値はあるとの考えからのようです。

「ワクチンができるまでは安全ではない」
ビル・ゲイツ氏は、英・エコノミスト誌の特集「コロナ後の世界」に寄稿、ここでもワクチン開発の重要性を訴えています。人類は、このパンデミックに打ち勝つと私は信じています。しかし、それは人口の大半が予防接種を受けることができてからの話です。それまで日常生活は戻らないでしょう
先進国でパンデミックが減速しても、新興国では加速するでしょう。しかも新興国においては、パンデミックの影響はより深刻なものとなるでしょう。いずれにせよ、裕福な国の人々も、貧しい国の人々も、ウイルスに効く治療薬、すなわちワクチンができるまでは安全ではありません。

ネット等々でビル・ゲイツ氏への疑問が多い項目

*自分の子供達にはワクチンを打たないのは何故?。

*イギリスのワクチン製造の薬品会社の株を爆買していたのは何故?
*ビル・ゲイツ氏が強く推奨するワクチン・パスポートは、ワクチン接種者に持たせ管理すること?

*ワクチンの開発、普及費は寄付するが、副反応の補償費は負担しないのは何故?

ビル・ゲイツ氏が言うように、ワクチンが必ず必要になる事態にはならないようにするには・・・昨今の世界の公開データ上(特に英国保健省のデータは細かく、”公平に公開”されています。)では、新型コロナウイルスとワクチンの関わり、接種結果を明確に示しています
感染してもいいにはならないでしょうが、私達はオミクロン株感染状況(強い感染力が弱毒化を促進していると思います。)から分かるように終息に向かっている可能性があることを認識すべきかも知れません。これらの公開・公的情報は誰でも見ることが出来ます。3密よりもトイレ内の除菌、家庭内感染を徹底することが、科学的・論理的であり、ダイヤモンド・プリンセス号で得た貴重な教訓だと思います。

 


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