極東アジアの真実 Truth in Far East Asia

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不思議のマスク等

2020-04-20 08:01:48 | 日本社会

以下文は、日本でも月産7億枚のマスク大増産、中国はマスクの超大生産国なのに輸入できない・・・何故、店頭にマスクが並ばないのか?政府発送2枚のマスクの不思議の昨今の思いです。

 

今、私達が実行している、努力している外出自粛・・・

米国、原子力潜水艦の元艦長ビンセント・ラルノーディエッフェル氏談

閉じ込められた空間の中で仕事をやり遂げるために必要なのは自分なりの使命を見つけ、それに注力することです。

「自宅のアパート等に閉じこもる私たち全員が他の人々を守り、医療関係者を守り、そしてこの厳しい試練を成功裏に乗り切るという使命を共有しています・・・

 

多くの人達は外出自粛で大変プレッシャーがかかっていると思いますが、潜水艦で勤務されている海上自衛隊、米軍人は畳み1枚も無いような狭い空間で数週間、数ヶ月以上にも及ぶ勤務をしていると言われています。何故、このような厳しい環境で勤務に耐えられるか・・・強い使命感、責任感等でしょう。現在の日本の状況はこれらの乗組員からしたら別天地に思えるでしょう。私達が外出自粛をすることは厳しい環境の中で奮闘されている医療関係者等々を支援していることにも、更に弱い立場の多くの人達を助けることになると思います。

 

政府のマスク発送が始まりましたが喜ぶ人、批判する人等々様々です。

不思議なのは2枚のマスク配布を徹底的に批判するメディア、知識人と称する人達、2枚のマスクが必要でない人は、必要としている多くの身近な周りの人に即、あげればいいのに何故かあげるという話を聞きません。マスクが使える代物ではないと批判ばかりして、おそらく、自身は使用するでしょう。

確かにサイズは小さいかも知れませんが、十分使用できます。布製のため洗濯、消毒等で再使用が可能で、布製以外のマスク数十枚に匹敵すると思います。

ネット上では自作マスクの作り方が出ていますが実際作るとなるとガーゼ等、材料調達でさえ大きな制限を受けているようです。製作時のミシン、手縫い等々作業のハードルは高いように思います。殆どの人達は自作したくても自作できない方が多いように思います。

国産のマスクは昼夜等で増産しているようです。菅官房長官は3月27日の会見で、4月の国内供給量が月7億枚との見通しを示していますが医療機関や介護施設等に優先提供されるようです。出荷優先順位を考えた場合、私達に回ってこないのはやむを得ないことで我慢することも必要だと思います。

どうしても中国等からの輸入を試みても、昨今の米国等の中国でのマスク等々、法外な値段での徹底した一網打尽の爆買いのため、私達にはマスクが手に入らない状況が今後も続くと思います。政府給付の僅か2枚のマスクですが、やはり貴重であることには変わりないと思います。今、日本は国難で、マスク批判にはうんざりです。ワン・チームに成ることが大切だと思います。

貧しい国にとっては厳しいマスク調達・・・海外のニュースを読むと昨今は更にエスカレートして中国内での爆買いが行われているようです。

 

「新型コロナウイルスで世界のマスク市場が「無法化」 米国の高額買い占めに各国が懸念も・・・」

NEWS WEEK(2020年4月6日)より

 

新型コロナウイルスに対応する医療従事者を守るためのマスクを確保する動きが世界中で加速しており、マスク市場は「ワイルド・ウエスト」(無法で粗野な米国開拓時代)と化しているようです。

米国が既に契約を結んだ他国よりも高い価格を払って買い占めるケースも見られています。

フランスとドイツの高官によると、米国はマスクの世界最大生産国である中国に市場価格を大幅に上回る値段を払っている。既に契約を結んだ欧州の国から契約を奪い取ることもあるという。

ドイツのメルケル首相が率いるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)の幹部は、ロイターに対して「お金は問題でない。米国は必死だ。どんな値段でも払う」と話しています。

新型ウイルスは昨年中国で初めて発生して以降、パンデミック(世界的大流行)と化した。欧州や南北アメリカ、その他の地域で各政府が必死に医療従事者や介護施設の従業員、国民の防護製品を確保しようとしています。

米国土安全保障省(DHS)の当局者は今週、米企業と米政府は国外から調達する防護具について、市場価格以上の値段を払っているとロイターに匿名で発言。米当局者は「あり余るまで買い続ける」とし、8月まで海外からの調達は続くかもしれないと述べています。

独政府のマスク調達を支援する企業の従業員は、3月の最終週から状況が一変し、市場で米国の存在が高まったと指摘,購入契約が成立していても必ず納品される保証はないと懸念を示し、「需要が供給をはるかに上回っている」と述べています。

フランスでも3つの地方政府のトップが同じような見解を示した。仏東部グランテスト地域圏の幹部は、マスク確保のために絶えず闘っていると指摘,直前で引き渡しの取り決めが変わると話し、「米国人は飛行場の滑走路で現金を出し、われわれの提示額の3倍、4倍を支払う」と懸念を示しています。

 


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