極東アジアの真実 Truth in Far East Asia

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古来より清潔・マナーを大切にした日本人

2018-11-18 10:21:17 | 日本社会

以下文はウィキペディア、Record China中潔網・2016年9月9日、2018.8.2)をCopyright (C) 2005-2018 Record China. All Rights Reservedに違反しない範囲で参考、記していますが、まとまりの無い雑文です。

一説では日本と古代イスラエルの深い関係・・・旧約聖書・申命記・23:12-14には清潔の大切さマナーを記しています。

「陣営の外に人目につかない場所を設けて使えるようにし,あなたはそこに出て行くようにしなければならない。そして,あなたの用具類にそえて小べらを使えるようにしておき,外でかがむ時にはそれで穴を掘り,向き直って自分の糞便を覆うようにしなければならない。」

日本人は遥か古来から清潔、マナーの大切さを受け継いでいるかも知れません。世界で貧富の差無く清潔、マナーを守っている日本人

1965年、カリフォルニア大学で出版された本には16世紀~17世紀、日本で布教していたキリスト教宣教師のトイレ話が記されています。

客に提供されたのは部屋から離れた静かな場所に設置された非常に清潔なトイレで中には塵一つ落ちておらず、蚊取り線香と裁断されたトイレットペーパーが置かれていました。毎回トイレを利用して出て行くと担当者がトイレ全体を綺麗に掃除、最後に清潔な砂をまきます。トイレはまるで誰も使っていないかのような綺麗な状態になります。トイレの隣には綺麗な水が入った器と手洗いが置かれています。これは日本人は貧富の差なく、全ての人がトイレに行った後に手を洗う習慣を持っていることを示しています。同時に、トイレ掃除、排泄物処理は必ず排泄した人自身が行うものであることを示しています。

日本人はトイレに関することは、古来から違和感無く受け入れているようです。世界でも稀なトイレを歌詞に入れた素晴らしい歌が日本にはあります。海外では考えられないことです。

 

2010年、「トイレの神様」と言う歌を、植村花菜(うえむら・かな、女性シンガーソングライター、本名は清水花菜(しみず・かな)、愛称はカナちゃんです。兵庫県川西市出身、35才)さんが歌っています。翌年には第61回NHK紅白歌合戦で披露され、大きな反響がありました。

この歌詞内容は子供の頃からとても可愛がってもらっていた今は亡き、おばあちゃんが、トイレには綺麗な女神様が住んでいるのだから、トイレ掃除を熱心にやったら将来べっぴんさんになれるものだと言って、幼い植村さんを何度となく諭したと言うエピソードを中心に、おばあちゃんとの思い出のあれこれをギター1本で弾き語りで歌ったもので、9分以上ある長い長い歌です。本当に素晴らしい歌です。今もユーチューブで動画が見れますので、是非皆さんも見てください。

 

私達が何気なく日々、使用しているトイレ、この極普通の日本のトイレ事情が海外では極めて驚きの施設になります。中国のみならず、多くの先進国を含め同様のようです。

日本人が海外旅行等に行っても絶対に必要なものがトイレ・・・私の米国での経験では、公共トイレは日本に比べ極めて少なく探すのが大変です。(公衆トイレを設置するとホームレスが集まると言われ設置に反対する人達も多いようです。)

夜間(日中も場所により危険)の女性の公共トイレ使用は性犯罪が多く極めて危険です。日中でも日本みたいにちょっとトイレを貸してくださいは全く通用しません。如何に日本の公衆トイレが極めて安全、綺麗であるか再認識します。

日本の公衆トイレは全てにおいて間違いなく世界でダントツとも言われています。米国の有料トイレ(25セント~8ドル程度)よりも遥かに優れている公衆トイレが日本には無数あります。

日本にも有料トイレが東京(東京駅、秋葉原・100円)、大阪(阪急梅田駅・300円)にあるようですが、癒し等の空間とも言われています。

素晴らしいトイレを製造するTOTOを過去研修したことがありますが社員の情熱には感動します。他にもINAX、パナソニック等々多くのメーカーがあります。これらの企業は大量生産ですが物作りの職人技術の固まりであり、間違いなく世界に誇る日本の匠の技とも言えると思います。

このような素晴らしいトイレを維持する日本人は凄いと思います。

 

中国の中潔網に日本人は、何故トイレを崇拝するのかと題する記事が掲載されています。

日本に行ったことがある中国人は、みんな公衆トイレを見て感嘆するだろうと指摘、利用者の多い地下鉄のトイレでも、まるで新品のような清潔さが保たれていること。トイレットペーパーが常備され、温水洗浄便座、身体が不自由な人のための手すり、便座の消毒液、音姫など、非常に便利であることを紹介しています。
家庭においてもトイレはとても重要で、内部には芳香剤があったり、陶器の置物や絵画などが飾られていたりするなど、快適に過ごせる空間づくりがなされていると紹介しています。

 

トイレ掃除についても言及、中国の子どもは夕食後に食器はそのままにして、宿題をしてきなさいと言われることが多い一方で、日本の子どもは母親と一緒にトイレ掃除をすると紹介しています。

日本人は世界的にもトイレに入る頻度が高く、使用時間も長いと指摘、その背景について、日本の家庭のトイレには本棚が設置されていることも少なくなく、読書など自分の好きなことが出来るスペースになっている、仕事のストレスで疲れた日本人は、便座に座って人生における禅の心を取り戻すことでリラックスできるなどと説明しています。

日本におけるトイレにはもう1つ、思いもよらない機能が存在すると主張しています、それは、客をもてなすことだとです。

禅寺では、トイレはその位置によって東司、西浄、登司(南)、雪隠(北)と呼び分けられるが、日本では客をもてなす心得を酒飯雪隠(さけめしせっちん:お客様を招待する時の心得の事、うまい酒と美味しいご飯と清潔なトイレのこと。)と表現するとしています。

日本人のトイレへの崇拝は、潔癖な民族性からだけではなく、宗教の信仰とも関わっているようです。日本には10万とも言われる神が存在、トイレの神様である厠神(かわやがみ:便所の神のことで便所神,雪隠 (せっちん) 神,おへや神等とも呼ばれています。厠とは便所のこと。)はその中でも重要な地位にいるとされています。

非常に美しい女神であるため、トイレを綺麗にすると綺麗な子どもが生まれると言い伝えられているとも解説しています。

記事は最後に、一部の地域では神様をまつるためにトイレで物を食べる風習もあることを紹介(愛知県稲沢市で古くから行われている風習に便所開きというものがあります。新築・改築の際、便所開きをするんで・・・という感じで知人を招待、トイレの中で抹茶、お茶菓子を食べてもらいます。)このような中で育った日本人が、清潔なトイレに弁当を持ち込んで神様の前で食すというのは、決しておかしなことではないのだとしています。

日本のトイレが凄いのは便座だけではない!自分たちでキレイする心がけも凄かった!・・・中国メディア

 

中国人観光客による爆買いにより、中国国内で一気に関心が高まった日本の温水洗浄便座を含め、日本のトイレ文化に注目する中国のメディアや市民は少なくありません。便器の構造、トイレ空間の設えと同時に関心を集めるのが、トイレ掃除の文化のようです。

中国メディア・中潔網は日本には市民にトイレ掃除を奨励、指導する団体が存在することを紹介する文章を掲載しています。記事は先ず、日本において団地などの住宅地域にある共同トイレは「多くの場合住民たちが自己管理する方式が採用されている」と説明、その利用にあたっては、公衆道徳や取り決めを順守する必要があるとともに、清掃も住民がボランティアで行うと紹介しています。

日本には1990年代に設立された「日本を美しくする会」という民間団体が存在することを紹介、その主な活動がトイレ掃除の奨励であり、会員が不定期で各地の学校や企業を訪れてトイレ掃除活動を実施、トイレの衛生を守って清潔な「トイレ文化」と築くよう呼びかけていると伝えています。
また、この団体がトイレ掃除を通じて得られる

「謙虚な人になれる」

「気づく人になれる」

「感動の心を育む」

「感謝の心が芽生える」

「心を磨く」という5つのメリットを掲げていることについても言及しています。

トイレ掃除はもはや、日本のトイレ文化における重要なコンテンツになっているのであると評しています。
1993年に誕生した「日本を美しくする会」は日本国内のみならず、海外に向けても掃除を通じて心を磨くことを提唱する活動を行っています。特に台湾では2003年には同会を参考にした「台湾美化協会」が設立され、積極的な交流が図られています。
トイレを放っておけばどんどん汚れてくるのは当然のこと。どんなに性能のいい便器が置かれ、快適なトイレ空間が作られていても、メンテナンスを怠ればたちまち不快な場所になってしまいます。トイレは心の鏡なのは間違いないようです。

 

日本のトイレが世界で最もきれいな7つの理由
1.清掃と検査が頻繁
日本と外国のトイレの違いはやはり清掃、オフィスビルでもデパートでもトイレの検査表は目につくところにあり、誰が何時に清掃したかが一目瞭然です。
2.経営者の姿勢
日本のサービス業には一貫して、トイレの清掃を徹底するという教育方針があります。トイレの清潔さは、その店の顧客への姿勢を表していると考えられているからです。
3.国民全体に良好な公徳心が浸透
外国人が日本で驚くのはトイレの清潔さだけではないはずです。他国と比べて道路が清潔なことも日本人が誇るべきことだが、これらは日本人の公徳心と関係があります。
4.子どもの頃からの教育
日本では小学生の頃から掃除の時間があることに、外国人は非常に驚きます。掃除は清掃会社に頼むのが普通ではないのか。

子どもを学校に通わせるのは掃除をさせるためなのか。

何のために税金を納めているのかと考える人も少なくありません。
5.湿気が多い気候
日本は湿気の多い国であるため、どうしても細菌の繁殖に敏感にならざるを得ない。健康に直結する問題だからです。これも日本で衛生面に気を使う習慣が生まれた要因でしょう。
6.日本の道路の近代化
日本はバブル前に急速に近代化が進み、真新しい道路が人々の目の前に現れるにつれ、人々の清潔さを保とうという意識も高まっていきますた。自らの手で作った道路だからこそ、大切にしようという思いが生まれたと思います。
7.労働者としての意識

日本以外の国では、清掃は清掃会社が行うことだという認識を持っているかもしれない。フランスのショッピングセンターでショップ店員に掃除をさせれば、彼らはこれは私の仕事ではないと言うでしょう。

私達が日々何気なく使用しているトイレも、今日からでもトイレ清掃は誰でも即実行できそうです。


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