極東アジアの真実 Truth in Far East Asia

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何故、中国は劉暁波氏、法輪功に反発をしてきたか(フィクション)・・・

2017-07-19 14:10:15 | 日記

プログ内容は、下記参考資料の英文を部分参考にしています。内容は、少し古いかも知れませんし、誤訳も多々あると思います。あくまでも素人である、個人が調べた一側面で雑文・フィクションとして読んで下さい。

参考文献

1. ワシントン・ポスト(September 22, 1991)
2. NED 年次報告(1994-96)
3. NED 年次報告(1996, p.39)
4. NED 年次報告(November 18, 1983 to September 30, 1984, p.21)
5. NED 年次報告(November 18, 1983 to September 30, 1984, p.21)
6. See NED annual reports of the 1990s.
7. Haiti: Haiti Progres (Port-au-Prince, Haiti)(May 13-19, 1998)
8. ニューヨーク・タイムス(March 31, 1997, p.11)
9. ワシントン・ポスト(February 16, 1987); also see ニューヨーク・タ  イムス(February 15, 1987, p.1)
10. San Francisco Examiner日刊紙(July 21, 1985, p.1)
11. ニューヨーク・タイムス(July 13, 1998)

12.ウィキペデア、ネット等々

NED・「米国民主主義基金」(National Endowment for Democracy)のプログラムは新世界秩序における経済のグローバル化を目指すためのものとも言えそうです。世界のメディア等は本当に世界の民主化運動を報道して来たかと言うと怪しいと思います。グローバリズムのための一過程の手段としての民主化報道のように思えます。

 

2017年7月13日、中国の民主化運動の象徴的存在だった人権活動家の劉暁波(リウシアオポー)氏(61才)が亡くなりました。

意外なのは、民主化運動の劉暁波氏等の活動資金はワシントンに拠点をおく組織NED・「米国民主主義基金」(National Endowment for Democracy)等から資金等提供を受けているように思います。劉氏は純粋な民主化運動家とは言えない一面が見え隠れします。

このNEDの関与等々を中国政府は掴んでおり、このNED資金が劉氏、支援団体に渡り民主化運動の名のもと、反政府運動活動等の資となっていると捕らえていたようで取締りの一部根拠等々としている側面があると思います。

この状況は法輪功(中国の気功集団、気功は本来、静座や腹式呼吸,柔軟体操などの鍛練を通じて病気の治療や予防をはかる伝統的な養生法ですが法輪功はこれに仏教、道教の教えを取り入れ宗教集団的な側面を持ち合せているとも言われています。)等々にも当てはまると思います。更にチベット問題(チベットの政教一致の文化をもつチベット人が中国からの独立や高度の自治を求めて生じている紛争)、現ミャンマーのアウンサン スーチー氏、党首を務める国民民主連盟(NLD)等々にも、このNED資金が渡っていると言われているようです。

中国側等からしたら、これらの運動等が自国の政権を揺さぶる行為となり、絶対に許せないと言う事でしょう。

 

NED・「米国民主主義基金」(National Endowment for Democracy)は1980年代のはじめ、レーガン大統領により設立され、1983年民間の非政府活動により、世界中の民主的組織を支援するために設置されています。

NEDは非政府ですが、実際資金は全て連邦政府から出ており、NED年次報告に掲載される会計報告を誰でも確認できます。当時、NED設立法案の草案執筆に参加したアレン・ワインスタイン氏は1991年、今日我々がやっていることの多くは、25年前CIAが秘密裡にやっていたことで、実質的にCIAはNEDを通してマネーロンダリングを行ってきたと発言しています。

 

NED基金資金・提供先の主な組織

*国際共和研究所

*国際問題民主研究所

*アメリカ労働総同盟・産別会議(AFL-CIO)の所属組織(米国国際労働連帯センター等)

*商工会議所の所属組織(国際民間企業センター等)

これらの組織から米国、世界中の他の機関に資金提供され、さらに別の機関に資金を提供されているようです。

特定の政治団体、市民団体、労働組合、反対運動、学生組織、出版社、新聞社等のメディア等々に資金、技術的ノウハウ、訓練、教育的資料、コンピュータ、ファックス、コピー、車両等々を提供することによりNEDは諸外国の国内問題に干渉してきました。

NEDのプログラムは通常、労働者・市民は自由企業と階級協力、団体交渉、経済に対する政府への最小限介入、あらゆる形態の社会主義への反対という体制の中で、最大の利益を得ることができるという基本哲学を旨としています。自由市場経済が民主主義、改革、成長とされ、海外投資の長所が述べられています。

1994年~1996年までにNEDは、米国自由労働開発機構(AIFLD)という、CIAが進歩的な労働組合を転覆するために長年にわたり利用してきた組織に、総額で250万ドルに及ぶ15の補助金を提供してきました。第3世界の労働組合に対するAIFLDの活動では、NEDの哲学を教え込むことに大きな力がそそがれてきました。1996年にNEDがAIFLDに提供した補助金の記述には、労使協調を確立するという文があります。実際、この言葉は労働者の運動を抑えつけ、現状に刃向かうなというイデオロギー上の意味を持っているようです。

NEDとAIFLDの関係は、CIAがあることを示していると思います。劉暁波氏がCIA協力者では無いかと言う根拠はこのあたりにあるかも知れません。

NEDはフランスやポルトガル、スペインをはじめとする多くの場所で、労働者寄りの戦闘的な労働組合に反対するために中道・右派の労働組織に資金を出しています。フランスでは1983年から1984年に、左派の教授組織と対抗するために、教授と学生のための労働組合風組織を支援し、この目的のために、NEDは一連のセミナーや、ポスターや本、パンフレットの出版を援助してきました。

NEDの報告書等では民主主義という言葉が多いですが、機械的政治的で民主主義、経済的な民主主義ではありません。

NEDは1980年代に、フィリピンの左派ゲリラに対する多様な作戦を行い、労働組合やメディアを含む様々な私的組織に資金を与えました。CIAが行っていたことに似ています。

1990年~1992年の間に、NEDは納税金の25万ドルを、キューバ系アメリカ人財団(CANF)に寄付しました。CANFはマイアミの過激反カストロのグループです。CANFはその金をルイス・ポサダ・カリレスに資金援助しています。カリレスは、現代における最も活動的かつ無慈悲なテロリストの一人で、73名の人々を殺害しています。1976年のキューバ航空爆破、1997年のハバナでの一連のホテル爆破にも参加しています。NEDは、CIAと同様、自らの行為を民主主義支援と言っています。

 

世界には多くの国がありますが、民主主義が国民にとって一番幸せだという国が大半のようですが、中国のような共産主義国家等々も存在します。自国民が選んだ政権であれば尊重しなければならないでしょうが・・・世界はトランプ大統領登場で、行き過ぎたグローバル化に待ったのような状態だと思いますが、民主主義はトランプ大統領もとても大切にしています。唯、行き過ぎたグローバル化は格差社会を更に助長するので反対していると思います。

今までのような、大国の望まない政権への関与は、やはり行きすぎだと言えるでしょう。このNEDの活動内容は信憑性があります。今までの大統領と違い、トランプ大統領登場でこれらの活動等が大きく変わる可能性があります

トランプ大統領就任演説(抜粋)

私達は、友好と良き出来事を世界に追求します。

私達は、世界の国々には自国益を第1に追求する権利があることも理解しています。

私達は、アメリカのやり方を他国、誰かに押しつけたりはしません。

We will seek friendship and goodwill with the nations of the world – but we do so with the understanding that it is the right of all nations to put their own interests first.

We do not seek to impose our way of life on anyone, but rather to let it shine as an example for everyone to follow.

主義主張が違っても、相手国を理由もなく、自国民を犠牲にし殺戮等々する国はないと思いますが・・・主義主張が違っていても相手国を最低限尊重するのは大切だと思う昨今です。

劉暁波氏の冥福をお祈りします。

 


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